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山口大学に逆転合格できる?D・E判定は難しいのか?

 
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Keita Takegawa
逆転合格塾 広大研 広島駅前校 英語科数学科講師 広島大学薬学部卒、修道高校出身。様々な問題を生徒目線で考え、生徒からの「なぜ」に応える指導を徹底。やるべき事を最小化し、定期テストupから大学受験合格まで生徒の目標達成に力を注ぐ。

こんにちは。

広大研公式ブログ編集部の武川です。

 

今回で山口大学のブログ関連記事は最後となります。名残惜しい・・

本記事では、D・E判定から山口大学に逆転合格するためにはどうすればよいか悩んでいる方に向けた記事となります。

 

志望校合格に必要な情報の入手・活用

 

今の世の中は、ありとあらゆる「情報」を入手することが出来ます。

しかし、情報を手あたり次第入手するのは意味がありません。

「山口大学に合格するために、皆さんが必要とする情報」をいくつか紹介していきます。

 

入試倍率

進学したい学部・学科が決まっている場合、入試倍率を気にすることはないでしょう。

しかし、進学したい学部・学科がいくつかある場合 または 山口大学に何としても合格したい!山大生というブランドを勝ち取りたい!と考えている場合、共通テストの自己採点結果に対するライバルの動向を知り、少しでも有利に事を進めたいはずです。

これらの情報を知るためには、「入試倍率」がカギとなります。

単に入試倍率といっても、2種類の入試倍率が大学入試では使用されています。

それぞれの入試倍率がどんな倍率なのか、きちんと理解しておきましょう。

 

志願倍率

志願倍率とは、大学が募集している人数(定員)に対して、願書を出した受験生がどれくらいいたのか表したものとなります。

「志願者数÷募集定員」の式で求めることができます。

 

実質倍率

実質倍率とは、実際に入試を受けた受験生の中で合格を勝ち取った人数の割合を表しています。

「受験者数÷合格者数」の式で求めることができます。

(注)実際の受験者数と合格者数が必要となるので、その年の入試が終わらないと知ることはできません。

 

今回は理系学部に絞って志願倍率と実質倍率を確認してみましょう。

 山口大学HP 過去の入試データを参照

どの学部・学科でも、志願倍率より実質倍率のほうが低いと気づくでしょう。

これは

  • 他の大学に合格したため、受験をしない
  • 体調不良で受験できない
  • 他大学への入学を決めた合格者を想定して大学側が合格者を上振れさせる

など理由が隠されています。

 

入試倍率のデータから

  • 医学部保健学科(看護学専攻)
  • 工学部社会建設工学科
  • 農学部生物資源環境科学科

は倍率が低いので、他学部・学科よりも逆転合格する可能性はあるといえます。

 

学校推薦型選抜の利用

模擬試験の成績に対する山口大学の合格判定がD・E判定というのは、あくまでも「一般選抜(=共通テスト+二次試験)」の入試方式に対する判定です。

それ以外の入試方式もD・E判定というわけではありません!

どんな入試方式なのか気になりますよね!?

それは・・・学校推薦型選抜の入試方式を利用すればよいのです!!

 

以下の学部・学科・コースに対する学校推薦型選抜は、「共通テストを必要としない」ことが大きな特徴です。

  • 教育学部 小学校教育コース(国際理解教育選修)
  • 教育学部 幼児教育コース
  • 教育学部 特別支援教育コース
  • 教育学部 教科教育コース(数学教育選修)
  • 経済学部
  • 理学部 数理科学科
  • 理学部 化学科
  • 理学部 生物学科
  • 農学部

 

その代わり、各学部・学科・コースで出願要件が定められているので注意してください。

【出願要件の例】 山口大学HP 令和5年度学校推薦型選抜学生募集要項(医学部医学科以外)より引用

出願要件の例を見ると

  • 年間を通して学校のテストで高得点を取り続ける

ことさえできていれば、出願することが可能です。

※本ブログを見ている高校1年生・2年生の皆さん、日頃からコツコツと勉強して学校の成績を良くしておくとチャンスが広がりますよ!

 

また、当日の試験教科等は以下のとおりです。山口大学HP 令和5年度学校推薦型選抜学生募集要項(医学部医学科以外)より引用

ほとんどの学部・学科で「小論文」「面接」が課されています。(文系学部は志望理由書 または 調査書も含む)

5教科7科目の共通テスト+1~3教科の二次試験と比べたら、圧倒的にコストパフォーマンスは高いですね!

 

推薦入試を全く考えていなかった方は、是非検討してみてはどうでしょうか!?

 

現状の学力の把握

一般選抜による逆転合格を目指す人は現時点の自分の学力を把握することが重要となります。

志望校に必要な学力をイメージするために役に立つのは、やはり模擬試験の結果です。

年に3~4回程度実施される模擬試験を利用することで、計画どおりに勉強が進められているか時系列的に判断することが可能だからです。

そして、志望校合格に向けた目標点と現時点の自分の点数を比較し、どの科目があと何点必要なのか、そのためにどの単元を強化すればよいのか、目標達成に向けた学習計画の適宜修正が必要となります。

 

具体的に「農学部 生物資源環境科学科」を例に話を進めていきましょう。

※農学部 生物資源環境科学科は共通テストの配点が高いので、今回は共通テスト模試の結果を用いた説明となります。

(例) 6月度全統共通テスト模試結果

目標点を735点と設定している理由に関して

【山口大学の合格最低点から考える】山大共通テスト・二次試験の難易度と目標点に記載した「山大の共通テスト・二次試験の合格最低点から見る難易度(理系学部)」に載せている表を参考にしているのですが、共通テストで必要となる点数は660点~720点と見込まれます。

ボーダーよりも高い点数となる可能性も十分にあり得ると思いますので、735点を目標点としました。

 

今回の結果では、数学と理科の2教科が目標点との差が大きく開いています。

そのため、次回の記述模試に向けて、数学・理科の点数UPが必要となります。

数学は20点以内理科は70~80点以内まで縮めたいところです。

6月の時期は、多くの受験生は理科の対策が不十分であることが多いです。

合格判定を良くしたければ、早期の理科の対策は必要不可欠です!

※特に強化すべき単元を模擬試験の結果から確認することを忘れないようにしてください!

 

計画の立案

次の模擬試験で点数を取るために、残り時間でどの教材・単元をどれくらい演習するのか具体的に考える必要があります。

先ほどの例で取り上げた模擬試験結果を利用してみます。

数学について、点数が5割を超えていない状況から、基礎ができていません

ですので、黄チャートを利用して、苦手な単元の基本問題を最低3周しましょう。

  • 次の記述模試まで2か月弱あること
  • 解いた問題を復習するために1週間に2日程度復習日を設けること

を考慮に入れると、実際勉強できる日数は45日程度になると見込まれます。

(基本例題)×3周÷45日という計算で日々の勉強量を把握し、計画通りに勉強を進めましょう。

 

理科について、数学と同様に基礎ができていません

漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本宇宙一わかりやすい高校化学など、各単元を理解するための参考書を使用しつつ

リードα(物理基礎・物理化学基礎・化学)やセミナー(物理基礎・物理化学基礎・化学)のような演習用教材による演習を積み重ねましょう。

(注)上記のリードαやセミナーは学校でしか購入できない教材です。

市販の参考書で代用する場合、漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座やリードLightノート(化学基礎化学)などがオススメです。

使用方法としては、「1単元の内容を理解」→「理解した単元の演習」を交互に行いましょう。

次回の模擬試験の範囲を考慮すると、物理は「力学・波動」、化学は「理論化学」に集中して勉強すれば問題ありません。

2か月で最低でも1周終えるための学習計画をきちんと立ててから勉強を開始してくださいね。

 

自分一人では学習計画を立てることが難しい場合、学校の先生や塾の先生に相談するようにしましょう。

私たち広大研では、自習コンサルティングという学習計画を立てる授業が備わっています。

気になる方は、ぜひ体験授業を受けてみてください!

 

基礎をおろそかにしない

受験までの残り期間で合格点を取るために必要な範囲を取り組まなければいけません。

ですが、どうしても点数を取らなければという気持ちから、センター試験の過去問や共通テストの過去問・予想問題集を利用して点数に直結させようとする人が多いです。

いきなり自分の学力よりも高い問題を解こうとしても、難しくて解ける問題も少ないと思いますし、時間もかなり浪費してしまうでしょう。

公式や文法を覚えたり、パターン問題の解き方を理解しなければ、飛躍的な学力向上を達成することが難しいです!

出来れば、夏までに基礎固めを一通り終えるようにしてください!

 

やると決めたら、すぐにやる

「明日から頑張ろう!」という人が多くいますが、この考えを持った時点で逆転合格はできません!!

これは、勉強以外のことでも同様だと思っています。

例えば、ダイエットのため毎日1kmだけランニングを始めよう!と決心したとしましょう。

決心したのはいいですが、季節が夏だった場合、「今日は暑すぎるからやっぱ明日からにしよう」という風にやらない日が続き、結局長続きしない場合が多いのではないでしょうか?

厳しいようですが、そういう人は、勉強でも2,3日しか頑張れないことがほとんどです。

30分や1時間でもよいので、頑張ると決めた日から勉強に取り掛かってください。

 

 

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