受験に、ドラマを。広島市の進学塾 広大研の公式ブログです。

広大研 公式ブログ

県立広島大学に合格したいなら!【入試の配点と合格への学習計画をプロが解説】

國貞 真矢
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
國貞 真矢
逆転合格塾 広大研 広島駅前校の数学科専任講師。 広島大学総合科学部総合科学科数理情報コース、修道高校出身。 現役時には、数学、物理、化学がいずれも4〜5割程度だったが、圧倒的な努力量と分析により、浪人時代に9割まで引き上げることに成功。 生徒の「分からない」ところを、いかに「スッキリ」と理解させるかを意識した授業が評判。物腰が柔らかく、質問のしやすさから人気が高い。 特技・趣味:仕事、筋トレ、プログラミング、スノーボード、ダーツ、読書

こんにちは。広大研公式ブログ編集部の国貞です。

今回は、広島県内の国公立大学で2番目に志願者人数の多い県立広島大学を目指すあなたに向けて、県立広島大学合格のための入試の配点と年間の学習計画を紹介していきます。

 

県立広島大学は実は広島大学よりも倍率が高い大学です。

決して簡単に合格でいる大学ではないですから、要注意ですよ!

広島県内の国公立大学における2024年前期試験の志願者数と倍率

2024年前期試験 募集人数 志願者数 倍率
広島大学 1757 4063 2.3
県立広島大学 251 777 3.1
広島市立大学 225 695 3.1
尾道市立大学 153 382 2.5
福山市立大学 175 447 2.6

 

そして、県立広島大学には、地域創生学部・生命環境学部・保健福祉学部

3つの学部があります。

 

今回はそれぞれの学部に焦点を当てながら、

1. 県立広島大学入試の配点
2. 県立広島大学の入試傾向
3. 県立広島大学合格に向けた学習計画

という3ステップで解説していきます。

 

県立広島大学入試の配点

 

県立広島大学には、地域創生学部・生命環境学部・保健福祉学部の3つの学部があります。

各学部ごとに共通テスト・二次試験(個別学力検査)に必要な科目や配点が異なるので、学部ごとに見ていきましょう。

参考:県立広島大学令和7(2025)年度入学者選抜要項(確定版)

 

地域創生学部

地域文化コース

国語英語社会が総合点の800/900点(89%)を占めているので、文系特化型と言えます。

国語 英語 数学or情報 理科 社会 合計
共通テスト 200 200 100 200 700
個別学力検査 総合問題200点 200
合計 600 100 200 900

 

地域産業コース

二次試験(個別学力試験)は小論文のみなので、共通テスト特化型と言えます。

さらに理系科目の配点が非常に低い文系特化型でもあります。

国語 英語 数学or情報 理科 社会 合計
共通テスト 200 200 100 200 700
個別学力検査 総合問題200点 200
合計 600 100 200 900

 

いずれのコースも総合問題があり、その中では国語と英語の能力が求められます。

もちろん共通テストと二次試験では求められる能力が完全に一致するわけではないですが、二次試験を見据えつつ共通テストの問題に取り組むと良いでしょう。

 

その一方で、社会の配点にも注目するべきです。

国語英語はどうしても問題の難易度によって点数が上下してしまいますが、

社会という記憶科目については話が別です。

 

基本的には点数を取れる人はずっと取り続けることができる科目ですから、

7割以上を目指して勉強することをお勧めします。

 

 

生命環境学部

 

地域資源開発科 / 生命環境学科

情報 英語 数学 理科 合計
共通テスト 100 200 200 300 800
個別学力検査 総合問題100 100
合計 125 225 200 350 900

 

この学科はかなり特徴があります。

なんと国語と社会に配点が一切ありません。紛れもない理系重視配点です。

国語や社会とは対照的に、理系科目に多く配点が振られており理科は通常の入試の1.5倍の配点となっています。また二次試験についても情報が絡む問題があり、時代の先端を進むような形式になっています。

ただし、二次試験を過度に警戒する必要はありません。

配点は100点しかないので、いかに絞られた科目で高得点を取るかが合格の鍵となっています。

 

生命環境学科

国語 英語 数学 理科 情報 社会 合計
共通テスト 100 200 200 400 50 100 1050
個別学力検査 総合問題200 200
合計 100 250 200 550 50 100 1,250

 

この学科では数学、理科、英語にかなり配点が振られており、

特に理科については共通テストの配点も2倍となっています。

この配点の高い理科で点を取れなければ、合格を勝ち取ることは難しいでしょう。

他の科目も頑張りたいところですが、やはり優先するべきはこの3教科です。

秋口まではこの3教科を極めることだけに注力することをお勧めします。

 

 

なお情報については50点分しかないため、

情報を頑張るくらいなら社会を頑張る方が効率的です。

 

 

保健福祉学部

 

看護学科

二次試験(個別学力試験)は面接のみなので、共通テスト特化型と言えます。

国語 英語 数学 理科 社会 情報 合計
共通テスト 200 200 100 100 100 100 800
個別学力検査 200

(面接)

合計 200 200 100 100 100 100 1000

 

 

理学療法学科

二次試験(個別学力試験)は面接のみなので、共通テスト特化型と言えます。

国語 英語 数学 理科 社会 情報 合計
共通テスト 150 200 150 100 100 100 800
個別学力検査 200

(面接)

合計 150 200 150 100 100 100 1,000

 

 

作業療法学科

二次試験(個別学力試験)は面接のみなので、共通テスト特化型と言えます。

国語 英語 数学 理科 社会 情報 合計
共通テスト 200 200 100 100 100 100 800
個別学力検査 200

(面接)

合計 200 200 100 100 100 100 1,000

 

コミュニケーション障害学科

二次試験(個別学力試験)は面接・小論文のみなので、共通テスト特化型と言えます。

国語 英語 数学 理科 社会 情報 合計
共通テスト 200 200 100 100 100 100 800
個別学力検査 200

(面接)

合計 200 200 100 100 100 100 1,000

以上の学科は特に配点に特徴はなく、バランスよく点を取ることが求められます。

今年度から共通テストの国語、英語、数学は大きく形式が変わりますから、

演習を多く積んでおくと良いでしょう。

二次試験の面接では大きく点差が覆ることはあまりないでしょう。

共通テストに心血を注ぎましょう!

7割得点を目指して勉強することをお勧めします。

 

人間福祉学科

二次試験(個別学力試験)は面接と総合問題のみですが、その配点が高いのでバランス型と言えます。

国語 英語 数学 理科 社会 情報 合計
共通テスト 200 200 200 600
個別学力検査 総合問題200 200

(面接)

合計 400 200 200 1200

保健福祉学科において唯一特徴的な配点をしているのがこの人間福祉学コースです。

数学・理科・社会・情報の中から1科目を選択するという非常に尖った入試形式になっています。自分の得意な1科目を極めることに注力しましょう。

 

また二次試験の総合問題についても英語が入っていないオーソドックスな形式のため、

英語が多少苦手でも合格することが可能です。

ただし二次試験で高得点を取ることは簡単なことではないので、

可能であれば共通テストで高得点を取ることを心がけましょう!

 

県立広島大学入試の配点と年間の学習計画

県立広島大学の受験科目は、共通テストと二次試験で3つのタイプに大別できます。

 

  1. 共通テスト特化型
  2. 文系特化型
  3. 理系特化型

なお、英語に関しては、どの型でも必須となっている重要科目となっています。
夏前までに英単語の暗記と文法事項の学習を終わらせて、夏から長文演習に入れるように準備しておきましょう。

 

1. 共通テスト特化型

共通テスト特化型:人間文化学部健康科学科 / 保健福祉学部全学科 

 

二次試験(個別学力試験)の科目が面接のみまたは面接+総合問題のみなので、共通テストの結果が合否結果に大きく影響してきます。また、共通テストが終わった後に、面接や総合問題は十分対策できる時間があるため、大きな差はつきにくいと言えます。

 

共通テストの科目においては中でも、国語・英語・社会が高い得点を占めています。

国語・英語・数学は学習に時間がかかる科目でもあるので、

早期から計画的に基礎を固めて秋以降からからじっくりと共通テスト対策を行なっていく必要があります。

なお、2025年度の共通テストから国語英語数学の形式が大きく変わるとともに、

社会の総合科目と探求科目に分かれるので傾向には注意しましょう!

 

さらに情報が2025年度から入試科目に加わります。配点は各学科異なりますが多くの場合100点が振られているので優先して勉強しましょう。古文を勉強するよりもはるかにコスパが高いです。

学習計画:

春〜秋口:基礎固め(各科目1〜2冊の参考書を完璧にする)

秋口から:マーク問題集1冊+秋口までの総復習

11月以降:マーク演習と復習の繰り返し

(※各科目の勉強法はこちら)

 

2. 文系特化型

文系特化型:人間文化学部健康科学科 / 保健福祉学部全学科 

 

文系特化型の科目配点では、

国語英語の総合点における得点割合が500/800点(63%)〜800/900点(89%)となります。

国語英語は二次試験(個別学力検査)まで使っていくので、二次対策を見据えて学習していきましょう。

国語については古文漢文を二次試験で使うことはないので、現代文を優先的に勉強しましょう。

社会科目の配点が高く国語英語と比較しても点数が安定しやすいので、

社会は最低でも7割以上の得点を目指しましょう。

可能であれば、8割以上の点数を取れると他の科目が楽になりますよ。

 

学習計画:

春〜秋口:基礎固め(各科目1〜2冊の参考書を完璧にする)+国語の記述問題集1冊

秋口から:マーク問題集1冊+秋口までの総復習

11月以降:マーク演習と復習の繰り返し

(※各科目の勉強法はこちら)

 

3. 理系特化型

理系特化型:経営情報学部経営情報学科 / 生命環境学部全学科

 

理系特化型の科目配点では、数学理科の総合点における得点割合が700/1200点(58%)〜700/1,100点(64%)となります。数学理科は二次試験(個別学力検査)まで使っていくので、二次対策を見据えた問題集を使いつつ共通テスト用にカスタマイズしていきましょう。

 

また、英語も侮ってはいけません。最低でも6割は取れるようにしておきましょう。

そして古文を頑張るのはやめましょう。それよりも社会を頑張る方が絶対にお得です。

 

春〜秋口:基礎固め(各科目1〜2冊の参考書を完璧にする)+国語の記述問題集1冊

秋口から:マーク問題集1冊+秋口までの総復習

11月以降:マーク演習と復習の繰り返し

(※各科目の勉強法はこちら)

 

各科目の勉強法

ここから各科目の勉強法をご紹介していきます。

これはあくまで一般論であり、皆さん一人ひとりに向けてカスタマイズしたものではないということにはくれぐれも注意してください。

共通テストの対策方法

前提として、県立広島大学の入試配点は共通テストの配分が高いです。

 

二次試験で大逆転を狙うような入試ではなく、

共通テストで良い点数を取って逃げ切るというのが王道パターンになるでしょう。

 

 

国語数学英語については「高度な思考力」というよりもむしろ「素早い情報処理能力」「凡ミスを減らす注意力」が求められています。最低限の読解力や知識をつけた上で、新形式の共通テストに慣れる必要があります。特に2025年度からはそれまでの共通テストと問題数や内容がやや異なります。

 

また理科も今までと語句がやや変わっていたり、社会に関しては歴史総合や地理総合といった「総合科目」が問題の一部に入っており、例えば日本史選択の人も最低限の世界史を勉強しなければならなくなりました。

 

対策として、

自分が実際に受ける科目の予想問題は必ず一年分解いてから勉強を始めましょう。

自分の目標点を達成するためには何を勉強しなければならないのか、

どういう問われ方をするのか、といった重要な情報を得ることができますよ!

 

国語

県立広島大学の国語の対策は主に2つに分かれます。

共通テストのみ利用するタイプと、総合問題でも国語を使うタイプです。

 

点数目標

130/200(現代文80/110, 古文漢文50/90)

共通テストのみ利用するタイプの人は、

現代文の110点のうちどれだけ多く取れるかが大事です。

逆に古文は最初の問1と問2(約20点分)が解ければ問題ないです。

古文よりも漢文を優先する方が点数は上がっていきます。

漢文は最低でも30/45点を目指しましょう。

 

 

勉強の優先順位は

1位 現代文  2位 漢文  3位 古文

となります。

 

現代文については選択肢の問題ばかりを解くことをお勧めしません。

選択肢しか見なくなってしまいそもそもの回答方針を立てることが出来なくなるからです。

 

お勧めの勉強ルートは、

現代文アクセス青→現代文アクセス赤→共通テスト問題集、となります。

いきなり共通テスト形式を進めるのに抵抗がある人は、

センター試験の過去問を2010年度から遡って解いていくことも良いでしょう。

学習塾の問題集と比較してもセンター試験は良問が多いです。

ただし、解説がついていないためセンター試験の過去問集を買うことをお勧めします。

 

漢文については、最低限の文法の知識と漢文の用語を学ぶことが大事です。

また近年では漢詩がかなり多く出題されるので漢詩の知識も整理しておきましょう。

 

古文を勉強するほどより深く漢文を理解できるようにはなるのですが、

共通テストの古文はあまりにも効率が良くないため最低限に抑えましょう。

句法ドリルに定期的に戻って文法を抑えることが大事ですから、解いたらそのまま放置することがないようにしてください。

 

総合問題で国語を使う人は、二次試験までに現代文アクセス緑と7日で完成する小論文シリーズを進めてその後過去問演習に取り掛かりましょう。

 

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで 現代文のアクセス青、漢文句法・演習ドリル、

古文単語

現代文は、ただ解くだけでは意味がない。なぜ間違えたのか、そしてあっている問題も本当に正しい思考だったのかを解説を読んで確認する。古文漢文は繰り返しとくことになるが、漢文は書き下し文の日本語訳まで頑張りたい。
高3秋口まで 現代文のアクセス赤、漢文句法・演習ドリル、

古文単語

基本的には春先と同じ。

ただ夏休みは勉強を進めるだけ進めて、復習を怠ることが多い。2学期が始まる前に夏までの総復習を行いたい。

共通テストまで 共通テスト問題集2〜3冊 解説の読み込みを忘れずに。たくさん解けば良いというものでもない。解説をしっかり読み込んで理解することが大事。

たくさん解く目的は、時間感覚を掴むことだけだ。

二次試験まで 現代文アクセス緑、県立広島大学過去問題 自分の書いた文章を読み返すことが大事。適当な文を書いていると点が上がっていかない。必ず添削してもらうように。

 

英語

県立広島大学の英語の対策は国語と同様に総合問題の有無で分かれますが、

根底にある勉強法に変わりはありません。

共通テストの英語で必要なのは圧倒的な単語力素早く内容を掴み取る速読力です。

単語帳1〜2冊を完璧にしつつ、大量の文章演習を重ねる必要があるのです。

点数目標

120~140/200(リーディング60〜、リスニング60〜)

 

単語の勉強ルートに関しては、

①速読英単語中学編+ターゲット1400 or LEAPBasic or キクタン黄色4000

②ターゲット1900 or LEAP or システム英単語 or キクタン6000

③速読英単語必修編

以上の流れで進むのが良いと思います。速単の中学編は中学校までの英文法と高校で必要な単語の基礎を抑える上で非常に有用です。しかも、案外解釈が難しい文が含まれているので、解釈の練習にもなるでしょう。

 

勉強ルートは以下のようになります。

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで 速読英単語中学編+ターゲット1400 or LEAPBasic or キクタン黄色4000

入門英文問題精講

単語を覚えるときには発音を大事にしたい。速単についても音読と日本語訳は常にやってほしい。

入門英文問題精講は一気にたくさん解くのではなく、音読をしながら1日2〜3個までをめどにじっくり進めてほしい。

高3秋口まで ターゲット1900 or LEAP or システム英単語 or キクタン6000

入門英文問題精講

速読英単語必修編

夏休みは英語に多く時間を充てるチャンス。単語は夏中に終わらせないと後々苦労する。

入門英文はのちの読解の基礎になるものなので、復習をしながらどのフレーズでも取り出せるようにしておきたい。

速単は中学編と同じように取り組む。音読復習は忘れずに。

共通テストまで 入門英語長文問題精講

共通テスト問題集

リスニング問題集

長文問題集の中でも音声がついているものが良い。自分で問題を解くときも心の中で音読しながら読み進める癖をつけたい。選択肢の訳は完璧にしておかないと点数が不安定になる。
二次試験まで 入門英語長文問題精講

県立広島大学過去問

 基本的に日本語訳を正確に取れるようにするべき。タンゴのメンテナンスも忘れずに行おう。

 

なおリスニングについては、

速単の音読をしっかりこなしつつ過去問演習をすれば問題ないです。

 

大事なことは第3問までの59点満点のうちいかに点数を落とさないか、ということです。

後半の難しい問題よりも前半の問題を完璧にする方がよっぽど効率が良いので、

リスニングをするときは第1〜3問を中心にしましょう。特に第3問がお勧めです。

 

数学

県立広島大学の数学は基本的に共通テストでしか使うことがありません。

共通テストの数学はセンター試験の時と比べても格段に難しくなっており、

さらに今年から新課程に対応した試験になっています。

正直なところ数学にたくさん時間を割くことはお勧めしません。

もともと得意な人は良いのですが、得意ではない人は社会や理科といった副教科に時間を使った方が総合点においてより良い結果を出せると考えているからです。

点数目標

110/200(1A 50/100 2B 60/100)

 

参考書のルートは以下のようになります。

 

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで 基礎問題精講(1A2B) 学校の教科書とセットで使いたい。式の処理が飛んでいることがたまにあるので、なぜそうなったかわからない場合は質問するのが良い。
高3秋口まで 黄チャート

全レベル問題集数学1A2B②共通テストレベル

黄チャートに関しては、基礎問題精講とやっていることはあまり変わらない。より基礎を定着させることが目的である。全レベは黄チャートでの学習が終わった単元から、解いていくようにしたい。間違えた問題の復習は必ず行うように。
共通テスト直前期 共通テスト問題集 時間配分と目標点を見据えながらどこで点数を取るのかなどを考えたい。難しい問題には手を出さなくても大丈夫なはず。

 

理科

理科については文系と理系で大きく対応が変わります。

点数目標

理系150〜/200

文系 75/100

 

文系受験の人は、理科基礎を勉強することになるのですが思っているよりも何倍もコスパの良い科目です。

もちろん8割9割を目指すと苦労しますが、7割を目指すことはそこまで難しくありません。

実は古文を頑張るよりも何倍も楽な科目だということは知っておきましょう。

特別な勉強をする必要はありません。ただ学校の授業及び演習についていけないのであれば非効率になってしまうので、最低限の知識を早めに定着させた上で直前期にガンガンマーク演習を進めていきましょう。

他教科同様大事なことは復習です。同じような形式の問題を2度も間違うことは決してあってはならない、そのような意気込みで勉強してください。

 

理系受験の場合、県立広島大学の入試配点は理科に多く偏っているため全力で頑張る必要があります。

二次試験の総合問題の中でも理科は多く登場しますから、最低でもマークで75%が取れるようになるまで仕上げたいところです。

そのためにはセミナーなどの学校配布教材に加えて、エッセンスや重要問題集を進めておきましょう。

 

各科目の参考書ルートは以下のようになります。

化学

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで セミナー+鎌田の科学シリーズ 高3になると化学の進度はかなり速くなってしまう。先取りや復習を欠かすことのないようにしよう。
高3秋口まで セミナー+鎌田の科学シリーズ

重要問題集

秋口までの勉強も特に変化はないが、、有機や無機などの暗記についてはガンガン自力で進めよう。
共通テストまで 共通テスト過去問 自分の目標点と照らし合わせながらどの問題を解けるようにするべきかを考えよう。
二次試験まで 重要問題集+県立広島大学過去問 思考問題が多いので、過去問対策は必ず行おう。多少情報が絡むこともあるので注意。

 

物理

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで 漆原晃の物理が面白いほどわかるシリーズor物理のエッセンスシリーズ

秘伝の物理問題集

化学同様、高3になってからの進みがかなり速くなる。予習復習を自力で進める方が良い。
高3秋口まで 漆原晃の物理が面白いほどわかるシリーズor物理のエッセンスシリーズ

秘伝の物理問題集

良問の風or重要問題集

良問や重要問題集については、理科に傾斜がかかっている人は必ず解くようにしたい。復習は必ず行う。
共通テストまで 共通テスト過去問 時間配分や、特有の形式に慣れるのが目的。間違えたら基本のところまで必ず戻るようにしよう。
二次試験まで 二次試験過去問 基本的には過去問を回そう。良問などに戻るのも良い。

 

生物

高3春まで 山川の生物が面白いほどわかる本+セミナーまたは重要問題集 生物の基本事項をしっかり押さえることができる。復習は必ず行うようにしよう。
高3秋口まで 山川の生物が面白いほどわかる本+セミナーまたは重要問題集

大森徹の最強講義117講

知識と思考する問題の両方をしっかり演習することができる。大森の講義でわからない部分があれば、山川の方に戻ろう。
共通テストレベル 共通テスト過去問 センター試験の過去問から遡るのも良い

 

社会

県立広島大学の社会は通常の大学入試と同じ配点のため、優先順位は特に変わりません。

強いていうのであれば、

文系重視の配点の場合は数学よりも社会を優先して勉強をするべきでしょう。

点数目標

文系 150〜/200

理系 60/100

 

共通テスト重視の学科については、

全体に対する点数割合が高いため疎かにすることは許されません。

基本的には教科書と資料集、黄色本に加えてワークを2冊程度進めましょう。

参考書ルート

勉強時期 参考書 注意点
高3春まで 教科書+資料集or黄色本

学校のワークまたは、ノート系の穴埋め形式の参考書

学校の社会の授業は10月いっぱいまで時間がかかってしまい、そこから復習をするのでは間に合わない。定期的に復習及び予習を行いたい。
高3秋口まで 教科書+資料集or黄色本

学校のワークまたは、ノート系の穴埋め形式の参考書

夏休みは先取り学習ができる絶好のタイミングである。ただ進むだけではなく、復習を挟んだ方が良い。2学期以降の復習の時間というのは案外少ない。
共通テスト直前期 共通テスト過去問 2度同じ間違いをすることは許されない。周辺知識もまとめつつ暗記を進めていきたい。

 

まとめ

ここまでの内容を大まかにまとめましたので、ぜひ確認に使ってください!

 ①県立広島大学の入試倍率は約3倍。
年によって多少前後するが、合格最低点を超えることを目標としよう。
 共通テストの配点が高い学部が多い。
中には理科に傾斜配点があったり、国語を受ける必要がなかったりする。自分の受ける学部の配点は必ずチェックしよう。今年度から共通テストの形式が新しくなる。
共通テストの配分が高い県立広島大学を受ける際には注意が必要。国数英は時間配分、社会と理科は内容をチェックしよう。また情報についても2025年度から試験が始まるので対策に注意。

④勉強を始めるにあたって共通テストの予想問題を一年分研究しよう
自分が何を理解していないのか、どういうふうに問題が聞かれるのかを理解しておくことは非常に重要である。また、復習を怠ると痛い目を見るので要注意。 

⑤各科目にはある程度の勉強ルートがある。

国語英語数学理科社会の5つを紹介しているのでもう一度チェックしよう。

 

 

まずは広大研の無料体験授業にお越しください。

広大研:無料体験

 

今回は、県立広島大学合格のための入試の配点と年間の学習計画についてお話しさせていただきました。

この記事を読んで少しでも県立広島大学を目指す上での助けになれば嬉しいです。

もっと詳しく知りたい!」「他の大学はどうなの?」という場合には、いつでも広大研までご相談ください!

 

広大研に少しでも興味を持ってくださった方や、「逆転合格で第一志望合格を狙いたい!」という方は、まずは気軽に無料体験授業にお越しください!

さらに、こちらから無料体験授業に申し込んでくださった人は、入塾金1000円OFFのキャンペーンも開催中です!

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
國貞 真矢
逆転合格塾 広大研 広島駅前校の数学科専任講師。 広島大学総合科学部総合科学科数理情報コース、修道高校出身。 現役時には、数学、物理、化学がいずれも4〜5割程度だったが、圧倒的な努力量と分析により、浪人時代に9割まで引き上げることに成功。 生徒の「分からない」ところを、いかに「スッキリ」と理解させるかを意識した授業が評判。物腰が柔らかく、質問のしやすさから人気が高い。 特技・趣味:仕事、筋トレ、プログラミング、スノーボード、ダーツ、読書

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 広大研 公式ブログ , 2019 All Rights Reserved.