【大学受験】現代文オススメ勉強法&参考書3選!!

おはこんばんにちは。広大研講師の橋本です。
今回は評論文の勉強法とオススメの参考書について紹介していきます。
受験生にとって、評論文は「何を勉強したらいいのか分からない」科目堂々の第1位にランクインするのではと思っているのですが、皆はどう認識しているでしょうか?
「何となく読める」「日本語だから大丈夫」「模試によって点数はバラつくけど、取れるときは取れる」等と考えてはいないでしょうか?
もし、万が一、そんな風に考えているなら、その考え方は今すぐ改めましょう。
試験として出題されている以上、解答は必ず「論理的に」導き出せるはずであり、「何となく」考えるものではありません。
「模試によって点数がバラける」ということは、「論理的に」文章が読めていないことの証明でもあります。
今回は評論文を「論理的に」「正確に」読解するためのオススメの参考書と勉強方法について解説していくので、頑張って最後までついてきてください!
本記事の目次
1. オススメの参考書と勉強法:基礎読解編
そもそも、評論文は筆者が読者に向けて自分の意見を伝えるために書いたものです。
つまり、どんな文章であってもそれが評論文である以上、必ず「筆者の主張」というものがあるはずです。
そしてその「主張」をできるだけ分かりやすく伝えるために様々なテクニックを使ってきます。
それは「具体→抽象」の流れであったり、「対比」的な表現であったりと様々です。
この「筆者の主張」とそこに至るまでの「本文構成」を把握することが、評論文を正確に読み取る上で超重要です。
ここで僕がオススメしたいのが『船口のゼロから読み解く最強の現代文』です。
以前の広島大学教育学部に合格するには?【プロが傾向と対策を解説】 | 広大研 公式ブログ (hirodaiken.jp)内でも紹介しているので、そちらも併せて見てもらえるといいかなと思います。
船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ) | 船口 明 |本 | 通販 | Amazon
こちらでは主に「具体と抽象」「対比関係」「並立と添加」について解説がされており、評論文をどのように読めばいいのか、どういった点に注目しながら読解すればいいのかということを解説してくれています。全体的に語り調で中身もカラー表記で見やすく、活字が苦手な人でも読みやすくなるような工夫がなされているので個人的にかなりオススメです。
まずは『最強の現代文』で基本的な評論文の読み方・注目ポイントを理解(インプット)したうえで、問題演習を行うようにしましょう!
2. オススメの参考書と勉強法:問題演習編
続いては「演習編」です。勉強全般に言えることですが、ただインプットするだけでは意味がありません。
「覚えること」と「使えること」は全くの別物です。また、アウトプット演習としていきなり難しい演習問題をしても意味がないので、最初は易しいものから行っていきましょう!
入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) | 荒川 久志 |本 | 通販 | Amazon
僕のオススメは『入試現代文へのアクセス 基本編』です。問題は基本記述問題で構成されており、自分で解答を作ることが要求されます。
人によっては「記述とか要らないんだけど?」などと思うかもしれませんが、マーク演習ばかりしていると自分で答えを考えずに「何となく」選択するクセがついてしまうので極力記述で問題演習をしましょう。(そもそも英語や数学は文理問わず記述で演習するのに、国語だけマークっておかしくないですか?そう思うのは僕だけ??)
演習の中身についてですが、最初は綺麗な解答が書けなくても問題ないです。模範解答や採点基準などを確認して、接続詞の使い方や言葉のチョイスなどを知ってくれたらと思います。
この演習の中で最も大切なことは『本文構成』が正確に把握できているかどうかです。
問題を解いた後にすぐ「設問解説」を見る人がいますが、その前に「本文解説」をちゃんと読んでください。そこで本文がどのような構成になっていて、各段落がどのように繋がっていたのかの解説がしてあります。そこに書いてある事がきちんと理解できて、自分で同じように本文把握ができれば自然と満点に近い解答が作れるようになっていくはずです。
繰り返しになりますが、問題演習において大切なことは『本文解説』をきちんと読んで理解することです。これができるかできないかが今後の評論文の成績アップに大きく関わるということを意識して問題演習に臨みましょう!
3. オススメの参考書と勉強法:知識編
最後は『知識系』です。
ここまで見てくれている人の中には「語彙力とか知識系はそんな心配してないかな!」などと思っている人もいるかもしれませんが、その自信はどこから来るのでしょうか?何を基準に「語彙力・知識は足りている」と考えているんでしょう?
『知識系』に「足りている」なんてものは存在しません。広辞苑が丸っと頭に入っている人以外は「足りている」なんて基準は満たしていません。僕も知識レベルで言えばまだまだ知らないことだらけです。
暗記はすればするだけ全てプラスに働きます。英単語や古文単語程のペースでやらなくてもいいですが、必ず週に50語くらいずつは語彙力や知識は身につけておきましょう!
頻出現代文重要語700 (新版完全征服) | 伊原 勇一 |本 | 通販 | Amazon
『知識系』を勉強するにあたっての僕のオススメは『頻出現代文重要語700』です。細かい関連語等も含めると驚異の2,000語近い語数になります。ちなみに僕は高校3年生の時これを使っていました。全部覚えるのはかなりハードですが、可能であれば覚えるようにしましょう。
また、単語帳ではありますが、語数が多いこともあり辞書的にも使えるので、日々の演習の中で分からない単語等が出てきたときに調べるのもおススメです。もちろん、インターネット検索でも大丈夫ですよ。
ただ、単語帳に関しては自分が使いやすいものでいいと思うので、自分がやりやすいものを選んでください。使いにくいものを使い続けてもコスパが悪いので、思い切って買い替えてください。
まとめ
それでは最後にもう一度まとめておきましょう。
⑴ 基礎読解
『筆者の主張』と『本文構成』を読み取るためのスキルを身につけましょう(「具体と抽象」「対比関係」など)
⑵ 問題演習
『本文解説』が丁寧に書かれている参考書を選び、自分で『本文構造』を把握する練習をする(記述問題を推奨)
⑶ 知識系
自分が使いやすいものを使う(演習をしながら辞書的に使う+インターネット検索を駆使)
ということでいかがだったでしょうか。
現代文は「感覚」ではなく、「論理的に」読解していくものだということを理解してもらえたら幸いです。
現代文が苦手だという人はもちろん、「何となく」読めてしまっている人も今一度自分の読解方法が正しいのか確認してもらえたらと思います。
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