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広島大学生物生産学部に合格するには?【プロが傾向と対策を解説】

 
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Keita Takegawa
逆転合格塾 広大研 広島駅前校 英語科数学科講師 広島大学薬学部卒、修道高校出身。様々な問題を生徒目線で考え、生徒からの「なぜ」に応える指導を徹底。やるべき事を最小化し、定期テストupから大学受験合格まで生徒の目標達成に力を注ぐ。

皆さん、こんにちは。

広大研公式ブログ編集部の武川です。

 

今回は広島大学生物生産学部を志望校としているあなたに向けて

広島大学生物生産学部の入試結果分析・合格に向けた受験戦略と受験計画

について本記事でまとめていこうと思います。

 

広島大学生物生産学部に合格したいならまず知るべき【基礎知識】

受験を含め、様々な分野において「情報」は欠かすことができません。

これを知らずして、受験勉強を始めることがないように気を付けてください。

広島大学生物生産学部の入試科目・配点

まずは入試科目・配点から確認していきましょう。

詳細は以下の表をご覧ください。2022年度一般選抜学生募集要項から引用

表を見てみると

  • 共通テストよりも2次試験の配点の方が高い
  • 共通テスト、2次試験で利用できる理科の科目数が多い
  • 2次試験の配点のうち、8割が理数科目に偏っている

など、広島大学生物生産学部に合格するための戦略が見えてくるのではないでしょうか?

 

次に、合格者に関するデータを見ていきましょう!

 

広島大学生物生産学部の合格者最低点

ここでは、合格最低点を見ていこうと思います。

入試科目・配点だけでなく

  • 共通テストや2次試験で必要な点数を把握
  • 上記の必要な点数を取るための各科目の得点イメージ

のように、具体的な点数イメージを持つ必要があります。

直近3年分(または5年分)の合格者統計値を見て、自分の志望する学部に合格するための点数イメージを作ったうえ、受験勉強を始めてください。

※以下の表は、直近5年分の合格者統計値を示しています。入学者選抜結果情報より引用

3つの表を見るときに注意しなければいけないことがあります。

共通テスト+2次試験の合格最低点 ≠ 総合点の合格最低点

ということです。

2021年度の結果を例に挙げて確認してみましょう。

大学入学共通テストの合格最低点:595点  ・・①

2次試験の合格最低点:385点 ・・②

総合点の合格最低点1076点 ・・③

①+② = 980点 ・・④

これらの情報から、共通テスト+2次試験の合格最低点 ≠ 総合点の合格最低点であることは一目瞭然ですよね。

 

具体的な点数イメージを作るうえで意識してほしいことは

2次試験よりも共通テストの点数を高く見積もる

ということです。

理由は以下の通りです。

  • 表より共通テストの方が得点率が高い
  • 2次試験の方が共通テストよりも問題の難易度が高く、点数が取りにくい

今回も、2021年度の結果を例に挙げて確認してみましょう。

大学入学共通テストの点数イメージ:670点(約74.4%相当)  ・・①

2次試験の点数イメージ:450点(約45%相当) ・・②

①+②1120点 < 1076点(2021年の総合点の合格最低点)

 

このようにして、共通テストの方が2次試験の点数よりも高くなるように点数イメージを作るようにしてください。

 

現在地と環境を考える

広島大学生物生産学部に合格するための目標イメージが明確になった後、「今の自分の学力」を見つめることを忘れないでください。

目標の学力と現状の学力の差を模擬試験等の結果を使って確認しながら、受験までに残された時間をどのように使えば広島大学生物生産学部に合格できるのか考えながら勉強を進めなければいけません。

模試結果の捉え方

学校の定期試験だけで広島大学生物生産学部の合格可能性を判断するのは早計です。

理由は以下の通りです。

  • 広島県外の高校生、浪人生も志望校としている
  • 定期試験は試験範囲が限られている
  • 定期試験の難易度は学校ごとに異なる

では、何を使って広島大学生物生産学部の合格可能性を判断すればよいのでしょうか?

やはり模擬試験の結果しかありません。

受験生の皆さんが受験する模擬試験は2種類ありますので、それぞれの模擬試験結果から判断すべきことをこれから述べていきます。

模擬試験を受験する前の準備に関するブログもありますので、併せてご覧ください。

 

共通テストは、全統共通テスト模試で判断

進研・ベネッセ共通テスト模試は、①浪人生が受験しない ②大学受験をしない生徒も受験する という2点の理由から適切な判断がしかねると私は考えています。

また、駿台共通テスト模試は難関校の合格実績に強みを持つ駿台らしく、難しめの問題が出題されやすいです。

一方、全統共通テスト模試は浪人生を含め、最大規模の受験者数を誇る模試と言われていますし、本番に近い問題構成・問題の質となっていますので、広島大学生物生産学部の合格判定を考えるのに最も最適な模擬試験と考えています。

※進研・ベネッセ模試のみ必須受験としている高校もありますので、その場合は早急に全統共通テスト模試を受験するようにしてください。

 

記述模試は過去問で評価

各大学の2次試験はそれぞれ特徴があるのに対し、様々な難易度の大学の合格判定を考えられるように問題作成された記述模試では、広島大学生物生産学部の2次試験の合格判定を比較しづらいと言えます。

そこで、過去問や広大オープン模試が収録された教材をまずは一年分解いてみることをオススメします。

ネットや赤本などで比較的簡単に手に入るはずです。

最近のものから一年分選んでみて解いてみてください。

 

模試・過去問の点数を合格者最低点と比較

最後に気をつけてほしいポイントが上記2つの評価の仕方です。共通テスト模試の点数、過去問の点数を先程確認した合格者最低点と比較してみましょう全体の点数はもちろんですが、各教科ごとに何点ぐらい失点しているのか見てみると、あなたの本番での理想的な得点配分が見えてくると思います。

今一度、模試の成績を用いて自分の現在地を再評価してみましょう。

 

広島大学生物生産学部合格に必要な環境

先ほど述べたように、「現状の学力」と「目標の学力」を埋めるための努力が必要となります。

ではどのような努力をしたらよいのでしょうか?

まず、学校や塾の先生から言われたことを100%取り組むことは出来ていましたか?

  • 日々の課題を行うために、何時から勉強を始め、何時まで勉強しなければいけないのか
  • どの科目からどれくらいの時間をかけて取り組まないといけないか
  • 学校の課題や塾の宿題の両立を図れる状況にあるか
  • 与えられた課題を指示通りに行えなかった場合の未来を想像しながら、常に危機感を持って勉強できているか

など、学校や塾の先生から言わたことを100%取り組むためには、無駄は徹底的に削ぎ落としていく必要があります

現状の学力と目標の学力がかなり離れていたが、広島大学生物生産学部に逆転合格を掴み取った人たちは、これだけの努力をできるだけ早い時期から行っていましたよ。

 

広島大学生物生産学部に合格したいならやるべき!【受験戦略と計画】

様々なことを述べてきましたが、最後に広島大学生物生産学部合格に向けた具体的な受験戦略と受験計画を記載します。

最後まで必ず目を通してください。

 

広島大学生物生産学部合格のための受験戦略

最も大事になることは、数学・英語・理科の強化です。

共通テスト・2次試験を含め、これらの教科の配点は2100点満点中 1600点(約8割)を占めています。

これらの教科を得意科目にしておかなければ、広島大学生物生産学部の合格はかなり厳しいと言えるでしょう。

ここからは、数学・英語・理科の具体的な勉強方法を詳しく説明していきますので、是非参考にしてください。

 

数学

 

春~夏までに行うこと

数ⅠA~数Ⅲの基礎固めを行いましょう。

使用教材について、黄色チャート または 青チャート、Focus Goldをお勧めします。

これらの教材の特徴として、単元ごとに重要なテーマを基本例題 または 応用例題 1題 → 練習問題 2~3題という割合で進めることが出来ます。限られた時間の中で、数学を得点源にするために効率的な教材と言えるでしょう。

1周解いただけでは受験レベルの問題を正解することは難しいので、夏までに2~3周繰り返し演習を積んでほしいです。

 

秋~共通テストまで

上記の推薦教材に含まれているパターン問題のうち、8割以上の問題の解き方がすぐに言えない人は、11月中旬まで演習を続けましょう。解き方があやふやな問題のみ、演習を行ってください。

一方、解き方がすぐに言える人は、11月中旬まで理系数学のプラチカ またはチョイスを利用して入試問題に慣れていきましょう。

2次対策のことも考えながら、解答づくりを意識してください。

11月中旬以降は共通テスト対策に集中しましょう。

河合塾、駿台が出版する予想問題集や共通テストの過去問を利用して、できるだけ本番と同じ時間帯・形式で演習を行ってください。

  • どの問題から解き進めるのが最も点数が取れるか
  • わからない問題を飛ばすタイミングをどうするか
  • 見直しの時間をどれくらい確保するか
  • 問題用紙の余白の使い方

など、細かいところまで注意しながら、点数UP かつ高得点を維持し続けることができるようにしてください。

 

共通テスト後

11月中旬以降、数学Ⅲを一切触れていないので、簡単だったはずの問題が解けなくなる時期です。

ですので、共通テストが終わってから1週間は数学Ⅲのパターン問題の演習を徹底してください。

その後、赤本を10~15年分解きましょう。

解いた赤本について、必ず学校または塾で解答を添削してもらいましょう。

広島大学の二次試験で点数を取れる答案作りを身につけてください。

 

英語

 

春~7月までに行うこと

文章を速く正確に読むための準備を行いましょう。

① 英単語・英熟語 ② 英文法 ③ 英文解釈 の3点が重要となります。

 

① 英単語・英熟語について

ターゲット1900やシスタンなどを使って、自分が決めた語数を毎日暗記し続けてください。

 

② 英文法について

ForestやEvergreenのような教材を使って、各単元を「理解」することから始めましょう。

各単元の「理解」ができたら、語法全解説頻出英文法問題1000やNext Stageなどの教材を使って、各単元の「定着」が図れているか確認しましょう。7~9割の問題が解ける状態が最も望ましいです。

 

③ 英文解釈について

入門 英文解釈の技術70や基礎 英文解釈の技術100を使って、解説・和訳を見ながら1つ1つの英文構造を理解しましょう。

すべての英文の構造が理解できた後、解説・和訳を見ずに再現できるか確認してください。

最後に3~5回ほど音読を行い、英語のまま英文を理解できるようにしてください。

7月までに上記の教材を2~3周繰り返し演習できることが望ましいです。

 

また、英作文の勉強も欠かさないようにしましょう。

基礎英作文問題精講など利用して、英作文で使える言い回し・表現を覚えていきましょう。

その後、問題演習を積み、英作文に慣れていきましょう。

 

8月~共通テストまで

英語長文を本格的に行っていきます。

春~7月までに勉強したことが身についていないと英語長文の勉強が上手く進められないので、上記①~③の勉強は継続しましょう。

※英作文ももちろん継続して勉強してください。

英語長文で使う教材例として、やっておきたい英語長文や英語長文ハイパートレーニングなどが良いと思います。

時間内に長文を読み切る練習が大切になりますので、

教材で指定された制限時間内に問題を解く→解説を読み答えを確認→繰り返し音読

する方法を徹底してください。

また、共通テストのリスニング対策も行う必要があります。

センター試験の過去問から利用し始め、英文を聴くこと+マーク形式の問題に慣れていきましょう。

11月以降、英語長文も共通テスト対策に移ってください。

8月から勉強してきたことが活かせれば、共通テストのリーディングも目標点を取ることは可能です。

 

共通テスト後

赤本を10~20年分解きましょう。

特に、要約問題や英作文は添削が必要となるので、実際に解いた問題を学校や塾の先生に添削してもらい、できるだけミスをしない解答づくりができるようにしてください。

 

理科

生物生産学部では物理から地学まで選択できるようになっています。

今回は特定の科目に絞らず、共通してやってほしいことを述べたいと思います。

 

春~夏までに行うこと

高校で履修する全範囲を終えましょう。

特に現役生の人に言えるのですが、学校のカリキュラムよりも先取りをすることになるので、自分で予習していく必要があります。

自分にとって一番良い参考書を使い、高校で履修する全範囲を理解しながら、基礎レベルの問題が解けるようになってください。

 

秋~共通テストまで

ここからは標準レベルの問題集を使って、入試問題に慣れていきましょう。標準レベルの問題が6~7割できれば十分です。

苦手な単元がある場合、参考書に戻って勉強をし直すことをオススメします。

11月中旬以降は共通テスト対策へ移ってください。

短時間で多くの問題を正解しなければいけないので、解答スピードを意識しながら演習を行うようにしてください。

 

共通テスト後

赤本を10~15年分標準レベルの問題集を使って入試演習を徹底してください

広大の理科は記述問題が少なく、共通テストのような一問一答形式の問題が多いです。

計算問題を解くときはミスがないか入念にチェックするようにしてください。

 

 

戦略は人それぞれ。だからこそ広大研が徹底サポート

以上が数学・英語・理科の約1年間の受験計画になります。ここから、一年間でやっていく教材の選定、月間計画、週間計画、毎日の勉強量にまで落とし込み、それをひたすらこなして下さいそうすれば、あなたは広島大学に合格するはずです。

しかしながら、受験戦略と受験計画は個人で異なります。ここに書いた受験戦略や受験計画は一般的なものであり、より詳細に作り込まないといけない上、あなたには微調整や変更が必要になります。

 

あなただけの受験戦略・受験計画について詳しくお話が聞きたければ、広大研に是非お越し下さい。受験のプロによる面談を行っております!

 

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