広島県公立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】
こんにちは。
広大研公式ブログ担当 武川 です。
この時期は寒暖差による体調不良が多く見られる傾向にあります。
このご時世を考えると、風邪をひいた時は特に厄介ですね。
外出する際、体温調節のための服装など持っておくことが必要でしょう。
今回のブログでは
・広島県公立高校入試の数学の難易度ってどれくらい?
・出題される単元はどの単元?
・入試で高得点を取るための勉強方法はどうしたらいいの?
など、広島県公立高校入試(数学)の傾向と対策をお伝えいたします。
また、先々の話になりますが、大学受験を成功しやすくするための物事の考え方をまとめたブログ記事も広大研公式ブログには掲載しております。
興味を持たれた方がいらっしゃっいましたら、是非ご一読ください。
本記事の目次
数学の難易度
数学を苦手としている中学生の皆さんは多いと思います。
そのため、公立高校入試の数学の問題も難しいんじゃない?と考える人は多いと思います。
実際に数学の難易度は高いのでしょうか?
大学入試改革後に行われてきた広島県公立高校入試の科目別平均点をデータにまとめました。
データを見てどう思いましたか?驚きの結果だ!と思った人もいるのではないでしょうか。
一部(特に2020年の理科, 2021年度の理科・社会)を除き、英語・理科・社会の3教科のほうが数学よりも難易度は高いと言っても過言ではありません。
決して数学が簡単というわけではないですから、数学を苦手としている皆さんは公立高校入試の受験に対して不利な状況であることは間違いありません!早急に苦手を克服しなければいけないことはわかりますよね。
各大問の出題傾向
直近5年間分の過去問を参照し、各大問の出題傾向をまとめました。
特に力を入れて勉強すべき単元を発見できるチャンスです。
しっかり読んで自分が不得意としている単元から学習を進めましょう。
第1問
第1問は問題数が8題で構成されており、各2点(計16点満点)の配点となっています。
第1問で出題されたことのある単元を以下にまとめました。
上記データを見ると、様々な単元が出題されていることがわかります。
特に
- 正負の数の四則計算
- 文字式を用いた式の四則計算
- 平方根の四則計算
- 確率
の4単元は、翌年度の入試でも出題されそうですね。
第1問は学校のワークの基本レベルの問題が多く出題されます。
そのため、素早く正確に全問正解できることを目標としてください。
第2問
第2問は問題数が3題で構成されています。※2017年のみ出題数は4題
配点は年度によって異なるのですが、8~10点満点となっています。
第2問で出題されたことのある単元を以下にまとめました。
第1問と比べ、出題単元は限定されており、出題されている単元は差がつきやすい単元ばかりです。
また、学校のワークで考えると標準レベルの問題が出題されています。
3問中2問は確実に正解できることを目標にしましょう。
第3~6問
第3~6問は年度によって大問ごとに出題される単元が異なる傾向があります。
ですが、出題頻度の高い単元として
- 資料の活用
- 関数と図形の融合
- 図形の証明
- 文字を利用した証明
が挙げられます。
また、各大問の配点は5~8点の幅で構成されています。
資料の活用について、日常生活をテーマとした問題となっており、複数の資料の内容をきちんと読み取らなければ正解にたどり着けないように設定されています。
普段、こんな問題を解くことが少ないと思いますから非常に厄介ですね。
関数とグラフの融合問題について、交点の座標や座標を用いた図形の面積、特徴的な図形(例:平行四辺形など)となるときの辺の長さ、2つの図形の面積が同じとなるときの直線の式といった図形に関する知識を必要とする問題が出題されることが多いです。
図形の証明について、合同を示す問題が多く出題されていますから、辺と角度に関する情報を抜き出すことが必要です。そのために、平行線の性質や図形の性質を利用することが多いです。また、円周角と中心角の関係を利用する場合もあすので注意が必要です。
文字式を用いた証明について、問題文に誘導がつけられていることが多いので、その誘導にしたがって落ち着いて問題を解き進めれば正解にたどり着けるようになっています。
資料の活用以外の問題は演習量を多く積んだ人にとってはそこまで難しい問題ではないと思います。
本番で高得点を取るためには
以下の3点に気を付けて勉強をしましょう。
①小問集合は確実に
各大問の出題傾向でも伝えましたが、第1問は基礎レベルの問題ばかりなので全問正解しましょう。
また、第2問は難しい問題もあるとは思いますが、2問正解したいところです。
そうすることで50点満点中少なくとも20点を確保することが可能となります。
学校のワークを用いて、すべての単元の基本問題の解き方がすぐに浮かび、計算ミスなく素早く解けるようになるまで練習を積み重ねることが大切です。
②差がつきやすい問題の対策をしっかりと行う
主に第3~6問に関する内容となります。
関数分野の対策として、直線や放物線の式やグラフの特徴、交点の座標や座標を利用した図形の面積の導出などの基本事項を早めに解ける状態にしましょう。そのうえで、動点に関する問題(グラフの作成を含む)や面積を等分するための直線の方程式の導出といった応用問題まで解き切れる力を身につけてください。
図形分野の対策は、合同や相似条件・図形の特徴を暗記したうえ、証明問題に対する減点されない解答作りの練習を行いましょう。様々なパターン問題がありますから、日々コツコツと解き進めなければ、受験が近づくにつれて余裕がなくなり、すべてのパターン問題に対応できなくなってしまいますよ。また、三平方の定理や円周角・中心角を利用した融合問題の対策も行うようにしましょう。
方程式の文章題に関して、自分が何に関する式を立てたのか理解していない人が多いです。問題文をちゃんと読んで問われている項目を文字で置き、必要な情報を利用して連立方程式や2次方程式を立式する練習を心掛けてください。最近は解答過程を書きなさいと問題文に書かれることが多いので、問題集の解答に書いてある通りの記述ができるようになることが目標です。
③読解力を身につけておく
特に資料の整理に関する大問で見受けられることなのですが、数学の問題としては文章量が多いです。文章に書かれている内容がちゃんと理解できていなければ、どうやって問題を解き進めればよいのか分からず、点数の確保ができません。また、入試レベルの問題演習を学校のワークなどを利用したくてもなかなか問題が見つからないので対策が不十分になりやすいです。
そこで活躍するのが過去問です。
5年分は少なくとも練習することが出来るので、まずは初見で問題を解き、答え合わせをして、自分の解き方と解答の解き方を見比べましょう。自分の解き方と解答の解き方が異なる場合、なぜ異なる解き方だったのかノートにまとめておきましょう。その後、2度目・3度目の復習の際は解答の解き方通りに問題を解けるようになっているか確認しましょう。
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