安古市高校に合格するには!【偏差値・内申点・倍率をプロが解説】
おはこんばんにちは。
広大研講師の橋本です。
今回は【安古市高校】について紹介していきます。
・安古市高校は何点とれば合格できるの?
・安古市高校の偏差値や倍率ってどのくらい高いの?
など疑問に思っている人も多くいると思います。
そこで本記事では、
安古市高校に合格するために必要な全ての情報をお届けしますので、
最後まで読んで頂き、安古市高校の受験がどんなものなのかを知ってもらえたらと思います。
※広島の高校受験の仕組みをよく理解していない人はこちらのブログから読んでください!
関連記事 → 広島県立(公立)高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説 | 広大研 公式ブログ
本記事の目次
1 安古市高校の学校紹介
安古市高校は広島県広島市にある高校で、令和3年度4月1日時点で942名もの学生を有する非常に大きな学校です。
安古市高校では学習活動の一環で、「仰高(ぎょうこう)ゼミ」というものが行われています。
この「仰高」という言葉は、
「心豊かな人生の創造を目指し、高遠の理想を仰ぐ」という意味だそうで、安古市高校の校訓にもなっています。
さて、「仰高ゼミ」についてですが、各学年ごとに学習内容が異なり、
・一年生:ディベート:現代社会の諸課題を生徒同士が共同して議論
・二年生:ポスター発表:生徒一人一人が課題を設定し、探求した内容を発表
・三年生:パネルディスカッション:「ポスター発表」での成果を基に、「持続可能な社会の実現」を目指すパネルディスカッション
といった活動を行っています。
この点からも分かる通り、安古市高校か教育にかなり力を入れており、毎年多くの有名大学合格者を輩出しています。
進路指導に力を入れ、また生徒一人一人がしっかりと努力をしている非常に良い環境が作られていることが見て取れるので、
進路面でもいい学校であることが分かりますね。
2 安古市高校の偏差値・試験倍率
まず安古市高校の偏差値についてですが、
みんなの高校情報 (minkou.jp)によると、安古市高校の偏差値は63となっています。
また、過去の倍率については以下の通りです。
詳細は以下のHPから引用しています → 県立学校に入学を希望する方へ | 広島県教育委員会 (hiroshima.lg.jp)
年度が新しくなるにつれて、倍率が下がってきているのが見て取れます。
立地の問題(安古市高校は広島市中心部から少し離れたところにある)、周辺の人口減などが原因かもしれません。
かなりの進学実績を出している高校で、これだけの低倍率は穴場かもしれませんね。
安古市高校を目指している人からすると朗報でしょう。
3 安古市高校合格に必要な内申点とボーダーライン
ここからは安古市高校合格に必要な内申点とボーダーラインについて解説していきます。
必要な内申点
ここでは選抜Ⅱにおいて必要な内申点の解説を行います。
こちらは目安ですが、安古市高校に合格する生徒の多くは、平均して110点前後/130点満点の点数を取っています。
内申点の計算方法は、
・主要5教科が各5点満点×3年分=75点満点
・副教科が10点満点が各4教科×3年分=120点満点
・計195点を130点に圧縮する
で計算してください。
内申点で110点近くを取るためには、
全科目で最低でも4以上、得意教科等であれば5を取っておく必要があります。
中学1年生からめちゃめちゃ勉強を頑張って、内申点も高得点を維持している、、、なんて云うのが理想形ですね。
しかしそこは人間、身の回りの誘惑(部活頑張ったり、友達と遊んだり、恋愛ごとに夢中になったり)に流されることも多々あるでしょう。
そもそも中学3年生ならともかく、中学1年生から高校受験を見据えて自主的に学校の勉強を頑張っている人はかなり少ないです。
内申点の合計(圧縮前)は195点満点です。単純計算で各学年で65点満点ということになります。
3年間継続して勉強を頑張り続けることは辛く大変なことでしょう。
それでも、安古市高校に合格したいのなら、最低でも40~45点は取るようにしておきましょう。
広島県の内申点計算やその仕組みが知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事 → 【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由 | 広大研 公式ブログ (hirodaiken.jp)
ボーダーライン
学力検査は、英語・国語・数学・理科・社会の各50点満点、合計250点満点で計算され、それを125点に圧縮します。
安古市高校に合格する生徒は、この学力検査で約90点/125点は取っています。
内訳で見ると、各科目40点/50点は取れると安心でしょう。
しかし、人によって得意科目・不得意科目があるかと思うので、
得意科目でしっかり点数を取っておくと、苦手科目で少し躓いてもある程度のカバーはできます。(苦手科目でも最低限は得点する必要はありますが、、、)
これは大学受験でも言えることですが、「武器になる科目」を作るようにしましょう。
確実に点が取れる科目があれば、それが自分の自信に繋がりますよ。
4 合格のための勉強計画
ここからは安古市高校に合格するための具体的な勉強計画について解説していきます。
勉強のペースや内容面で困っている人は参考にしてください。
英語の勉強について
中学一年生~中学二年生の間は、
学校のテストで90点取る事を目標に勉強してください。
一・二年生の間の勉強が基礎になるので、ここで躓いてしまうと三年生になってからの演習が思うようにできません。
分からない所などはすぐに先生や友達に聞いたりして、疑問を疑問のまま残さないように勉強する習慣をつけておきましょう。
また、長期休暇(春休みや夏休み)は、前学期の復習に時間を使えると良いです。
学校の宿題や部活動なども忙しいかもしれませんが、少しずつでも自分の勉強を進めておくと、次学期からの勉強が進めやすくなります。
余力がある人は、各単元の発展問題にも取り組んでみましょう。
三年生に入ってからは、学校の勉強+αを心がけましょう。
問題演習を主軸に勉強を進めていくことになるので、自分で長文を読んだり会話文を解いたりして、問題に慣れておきましょう。
長文を読めるようにするためには、自分で長文を読む練習をするしかありません。
その下地作りをするための中学一・二年生ですね。
また、リスニングも三年生からは自主的に取り組むようにしましょう。
語学の勉強においては、「リスニング」と「音読」は必ずセットで行ってください。
「読めない」「発音できない」言葉は聞き取ることはできません。
一・二年生の復習が不十分な箇所もあるとは思うので、
二年生の冬休みを使って、新学期が始まるまでに該当範囲の復習に時間を割いてください。
数学の勉強について
こちらも英語同様、中学一年生~中学二年生の間は、
学校のテストで90点取る事を目標に勉強してください。
数学は分野で内容が分かれているので、英語に比べ復習や勉強がしやすいかと思います。(個人差あり)
苦手な人は各単元の基礎問題だけは必ず解けるように答案作成の練習していきましょう。
得意な人は発展問題まで解いて、得点源の科目にしても良いと思います。
三年生からはこちらも英語同様に、学校の勉強+αを行っていきましょう。
一・二年生時の内容で忘れている所があるようなら、二年生の冬休み・三年生の夏休みを使って復習をして、
遅くとも三年生の夏休み中には上記範囲を7割以上はできる状態に仕上げておきましょう。
その後は、過去問等を使いながらひたすら演習を行い、苦手な分野があれば単元別に復習を行うようにしましょう。
国語の勉強について
一年生・二年生の間は学校のテストで90点以上を目標に勉強しましょう。
一・二年生の間は学校の勉強を中心に主に現代文の勉強をしてください。
文章が日本語で書かれているため、「何となく読めてしまって」解ける人が多いですが、
自分で解答の根拠を説明できるくらいには読み込む練習をしておきましょう。
三年生からは学校の課題に加え、市販の高校受験対策教材などで多読の練習を積んでおきましょう。
語学全般に言えることですが、文章を読めるようにするためには、自分で文章をたくさん読む練習をする必要があります。
古典の範囲も学年ごとの学習の指針は同様です。
しかし、現代文とは違い現代語で文が書かれていないので、古語など単語の暗記はしておきましょう。
余裕があれば先取り的に勉強をすればいいですが、苦手な人は学校ペースで日々の学習を行ってください。
理科・社会
この2教科も一年生・二年生の間の勉強方針は上記3教科と同じです。
学校のテストで90点以上を目標に勉強しましょう。
三年の夏休み開始までは学校のテストで点数が取れるように勉強を続けてください。
理科・社会の勉強に本腰を入れるのは三年の夏休みから。
「そんな時期から始めて間に合うの?」と思われるかもしれませんが、
英語・数学・国語の勉強もする必要がある以上、その中に理科・社会を同じ分量やっていくことは現実的ではありません。
カツカツの無理な計画を立てると、達成できなかった時に勉強する当人のやる気が下がりやすくなってしまうので、
時期によって主軸とする科目は分けておきましょう。
逆に言えば、夏休みから理科・社会に本腰を入れるのであれば、
それまでに英語・数学・国語の基礎は完璧にし、演習メインで勉強できるスタイルを確立しておく必要があります。
5 まとめ
さてさて、いかがだったでしょうか。
具体的な勉強方法などについて解説もしましたが、上記はあくまで参考程度にしてください。
各々で学習状況や得意・不得意などに差があるとは思うので、自分の現状に見合った内容や分量で調整してくださいね。
また、外部模試などもあるので、三年生は積極的に受験して自分の実力・立ち位置などを確認しておきましょう。
それでは、皆さんの受験が少しでも上手くいくことを祈って終わりとさせてもらいます。
今後も広島の高校受験について様々な記事を書いていきますので、興味があればこまめにチェックしてください。
ではまた、次の記事でお会いしましょう。
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