広島県公立高校入試(社会)の傾向と対策【受験のプロが解説】
皆さんおはこんばんにちは。広大研講師の橋本です。
今回の記事は【公立高校入試対策 社会編】です。
広島県の公立高校入試における社会の難易度や傾向、その対策について解説していきますので、
高校受験の社会科に頭を悩ませている人は是非とも参考にしてください。
本記事の目次
高校入試の社会の難易度
まずは広島県公立高校入試の科目別平均点をデータで見てみましょう。
社会の平均点を見ると、
2021年度を除き、軒並み20点前後(約40%)の平均点となっています。
単純な暗記だけで解答できる問題だけでなく、
記述問題が全体の半数近くを占めているのでここで如何に得点するかがカギになりますね。
純粋な難易度としても決して低くはないので、
「ただの暗記科目」と舐めてかかるのではなく、記述問題も含めて必ず対策をしておきましょう。
社会の出題傾向と対策
過去5年分の公立高校入試社会問題を分析し、大問ごとの出題傾向と対策をまとめました。
地歴公民に分けて解説していくので、自分が苦手な分野から優先して学習に取り組んでください。
また、社会科全体の傾向として、記述(論述)問題が多いことは知っておきましょう。
この記述問題が全体の半数以上を占めているため、記述対策は特に重点的に行ってください。
地理分野
地理では主に『日本と世界の関わり』をテーマに出題がされています。
日本と世界の国々の比較(貿易や生産品など)が主であり、与えられたグラフや資料などのデータを基に記述する問題が多いですね。
そのため、日本地理や世界地理の単純な暗記に留めず、
様々に演習を行う中で、自分の言葉で読み取れる内容を記述する練習を繰り返すようにしましょう。
歴史分野
歴史では各年度で『テーマ』が与えられ、それについて時代ごとに考察する問題が出題されます。
ex. 日本と外国との関わり、税と政治との関わり、日本の経済の主なできごと
地理分野と同様に資料などを踏まえた上での記述問題も出題されますが、
歴史の記述は「基礎知識を踏まえた上で」の記述です。
暗記を疎かにしていては解けない問題が多く、逆に言えば、
覚えていれば解ける問題でもあるため、暗記は完璧にしておきましょう。
公民分野
公民も他分野と同様に、あるテーマに沿って様々な資料やグラフの特徴を読み取り、記述する問題が出題されています。
また、環境問題や社会問題などの時事も出題されるため、教科書レベルでの学習はもちろん、
ニュースに取り上げられている話題の記事等には少しでも目を通しておくことをお勧めします。
最近だと、SDGs などがホットな話題なので、よく知らない人はこの機会にぜひ確認してみてください。
まとめ
さて、ここまでまとめてきましたが、いかがでしたか？
読んで頂ければわかると思いますが、広島県の公立高校入試は「記述問題」が非常に多いです。
単純な暗記は当然大切ですが、自分で考えて資料等をまとめる練習 ＝ 『国語力』が合格のためのカギなので、
日頃の学習の中で、重点的に鍛えておきましょう！
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