広島県公立高校入試(英語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
こんにちは。広大研講師の橋本です。
今回の記事は【公立高校入試対策 英語編】です。
広島県の公立高校入試における英語の難易度や傾向、その対策について解説していきますので、
高校受験の英語に頭を悩ませている人は是非とも参考にしてください。
本記事の目次
高校入試の英語の難易度
まずは広島県公立高校入試の科目別平均点をデータで見てみましょう。
英語の平均点を見ると、
例外もありますが、約40%~50%を推移しています。
ただ、16年と比較して平均点が下がっていることから、多少難易度が上がってきていることも意識しておきましょう。
単純な「リスニング」「リーディング」の能力が問われるのではなく、対話文やその応答として適切な返答・資料や図表の読解など、
「日常生活における実用的な英語力」が問われる形となっています。
英語の出題傾向と対策
英語の大問は ① リスニング ② 対話文 ③ 長文読解 ④ 英作文 の4題から構成されています。
また設問の傾向として、会話や場面状況・説明内容を踏まえて記述形式で答える問題が全体の70%近くを占めているので、
英作文の対策も含め、日頃から記述形式で勉強をしておきましょう。
第1問:リスニング
リスニング試験は大きく2つのパートに分けられています。
A:対話を聞いて、質問に対する答えとして適切な英文や図を選ぶ問題
B:放送を聞いて、そのテーマに対する自分の意見を英語で記述する問題
(21年は、スポーツ観戦について「現地派」or「テレビ派」かにおける自分の意見を理由と併せて述べる問題が出題されています)
難易度で言えば、やはりB問題が鬼門だと思います。
リスニングだけでなく英作文の能力も問われるため、対策が非常に厄介です。
リスニングの勉強というと、
「洋楽を聴く」「洋画を観る」などと言った意見も聞きますし、それもある程度の効果はあると思いますが、
最も大切なのは「自分で発音すること」です。
問題を解けない日がある事は仕方のないことだと思いますが、
「英語の音を聴かない日」は作らないようにしましょう。
勉強全般における話ですが、特に英語は「継続」が超重要です。
どんな人でも正しく「継続」すれば読む・聴く・話す・書くことはできるようになるので、
英語だけは毎日継続して勉強し続けましょう。
英作文については、英作文のパートで解説しますね。
第2問:対話文
対話文では、あるテーマに関する対話を読み取る問題が出題されます。
語数は約400語であり、素早く丁寧に内容を読み取る力が必要です。
2021年度の試験は「海洋ゴミ」についての対話文でした。
「 +α 」の話ですが、環境問題は頻出テーマなので背景知識があると内容を補いながら読みやすくなることがあります。
特に最近だと「SDGs」なども時事的な話題としてはホットですよね。
文章量はそれほど長くはありませんが、グラフ(graph)や図表(figure)が挿入されていることもあるので、
本文を踏まえ、「何の」「どんな情報が」説明されているグラフ・図表なのかは確認しておきましょう。
設問は空欄補充問題をはじめ、内容をしっかり読解していなければ解けない問題も多く、
特に最後に25語程度で自身の考えを記述させる自由英作文が出題されます。
第3問:長文読解
第3問の長文問題は、約490語の長文が出題されます。
対話文同様に長めの文章を素早くかつ正確に読解する力が問われます。
与えられたテーマ(21年度は琵琶法師)についての文章を読み、
記号問題や空欄補充、英作文が出題されており設問自体は第2問対話文と大差はありません。
例年通り設問形式も変わっていないので、日々の演習や過去問を解く中で形式に慣れていきましょう。
また、単語を覚えきれていない人は単語も併せて勉強しておきましょう。
目安として、1つの長文につき2語以上分からない語があれば単語力が不足していると考えてください。
第4問:自由英作文
英作文では与えられた資料(イラスト)と対話文を読み、
内容に適するように自分の考えを表現する力が問われます。
第1問~第3問までの説明からも自明だとは思いますが、
広島県の公立高校入試は「自由英作文」が多いです。
「英作文」の勉強をする上で大切なのことは、「表現のストックを増やす」ことにあります。
その場で1から考えることも大切ではありますが、自分の知っている表現が多ければそのまま使うことができ「自然な」英語で解答を作ることができます。
普段から知っている表現を増やすことを意識して勉強をしましょう。
例 want + 人 + to do:人に~して欲しい, ask + 人 to do:人に~するよう頼む 等々
また、表現知識の幅が増えると長文読解でも非常に役立ちます。
例えば上の表現を知っているだけで一瞬で内容が理解できるようになるので、リーディングの面から見ても表現を増やすことは読解のレベルやそのスピードに差が出ると思います。
英作文は「書いて」「添削して」の繰り返しなのでその中で表現知識を増やしたり、単語を覚えたり長文を読む中で知識を補強できると良いです。自分で添削するのは難しいと思うので、学校や塾の先生などのプロにお願いするようにしましょう。
まとめ
以上まとめてきましたが、参考になったでしょうか?
英語において大切なのは「継続すること」です。「習慣」に敵うものはありません。
リスニングの為に日々英語の音を聴き続ける事や知っている表現を増やす事、単語の学習を繰り返す事。
全て「習慣」です。これらが習慣化されて、継続できる人の英語の点数は上がっていくので、肝に銘じておきましょう。
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