近畿大学附属広島高校(東広島校)に合格するには【偏差値・内申点・倍率をプロが解説】
おはこんばんにちは!広大研講師の中野です!
この記事を見てくれているあなたは、
「近畿大学附属広島高校(東広島校)って何点取れば入れるの!?」
「近畿大学附属広島高校(東広島校)に入学するのってどのくらい難しいの!?」
なんて疑問を持っているのではないでしょうか。
近畿大学附属広島高校(東広島校)で高校生活を過ごしたくて頑張っている中学生諸君!
また、それをサポートしてくださっている保護者の皆さん!
本記事ではそんな人たちに向けて、
近畿大学附属広島高校(東広島校)高校に合格するために必要な全ての情報をお届けします。
最後まで読んで頂いて、今後の受験勉強の一助にしてもらえたらと思います!
本記事の目次
近畿大学附属広島高校東広島校の過去の入試倍率は?偏差値は?
まず、近畿大学附属広島高校(東広島校)の過去の3年間の志願倍率をご紹介します!
…と言ったものの実は、
近畿大学附属広島高校(東広島校)の過去3年間の合格者数や倍率は公表されていません。
詳しくはこちらをご覧ください。
また近畿大学附属広島高校(東広島校)高校の偏差値は、61~67 と言われています。
(みんなの高校情報より)
この数値は広島県内の私立高校の中でも上位に位置する数値です。
関連ブログ → 広島県の高校の偏差値ランキングは?各高校に必要な学力をプロが解説 | 広大研 公式ブログ (hirodaiken.jp)
ただ、中高一貫校ということもあり数値以上に学力層には幅があるので要注意です。
また、近大附属高校は母体が近畿大学であることもあり、近畿大学への合格人数が非常に多いです。
昨年は220人在籍する生徒のうち134名が近畿大学へ合格しています。広島大学への進学も多くあり、2021年度は合計26名が広島大学への合格を果たしています。
近畿大学附属広島高校(東広島校)の入試制度を解説!!
近畿大学附属広島高校(東広島校)の入試制度は、私立高校ということもあり
公立高校の入試制度とは大きく異なります。
大きく分けると①推薦入試と②一般入試の2つが存在し、
①推薦入試には専願Ⅰと呼ばれる内申点と筆記試験を踏まえて合否判定を行うものと、
専願Ⅱという部活動の実績や英検3級以上、英数の評定合計が24以上のいずれかを点数化し
筆記試験の点数に加えるものがあります。
内申点について広大研で記事を書いておりますので是非ご確認ください!
【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
②の一般入試については、他の高校と併願して受ける人がこの入試制度を利用することになります。
②の入試には「内申点によって当日の得点を保障する」という特別な制度が存在し、
広大研西条校に通っている生徒にも実際にこの制度を用いて
近大附属広島高校東広島校に入学した生徒がいます。
詳細な数字は判明していませんが、評定平均4.2以上/5が取れれば得点保証があったとのことでした。
(※後述するADⅡを受験した生徒です。)
近畿大学附属広島高校東広島校の入試ではADⅠとADⅡと呼ばれる2つの組分けが行われており、
ADⅡのほうがより優秀な生徒が集まります。
具体的に2021年度の合格基準点はADⅠが175~225点、ADⅡが275~285点と
およそ100点前後成績に差があります。
また、ADⅡに編入される生徒の中には、特別推薦に合格し授業料が1/4~全額免除される
特別奨学生として入学する者もいます。
特別推薦入試は国数英社理の3年間の絶対評価が72/75以上で入試資格を得る入試で、
通常の入試のほかに面接試験もある最難関クラスの入試です。
現在西条校に勤務している講師の中にはこの特別奨学生として入学した人もいるので、
興味のある人は話を聞きに塾へ足を運んでみてくださいね!
2. 近畿大学附属広島高校(東広島校)に必要な内申点、ボーダーラインは?
続いて、近畿大学附属広島高校(東広島校)合格に必要な
内申点(調査書)や学力(試験点数)などをお伝えしていきます!
なお、ここでは上位クラスであるADⅡを中心に解説していきます。
必要な内申点
前項でも述べた通り、近畿大学附属広島高校(東広島校)には様々な入試制度が存在し、
内申点を使った点数保障制度も存在します。
また、筆記試験も広島県全体で行われる公立高校入試とはやや異なる部分があるため、
近大附属広島高校専用の対策も必要となります。
ベストは内申点を上げて点数保障で合格を勝ち取ることです。
そのため内申点に焦点を当ててお話しします。
内申点をあげるためには定期テストで高得点を取り続ける必要があります。
また、定期テストで高得点を取れる人は高い学力が身についている傾向にあります。
普段の定期テストで高得点をたたき出すためには計画的に勉強をすることが必ず必要です。
一人で計画を立てて勉強するのが難しければ、塾や学校の先生に学習計画を立ててもらうのも
良いと思います。
内申点は75点満点です。
筆記試験100点×5科目→500点
内申点→75点
合計575点満点になるので要チェックですよ!
また、令和5年度入学者選抜から受験の仕組みが大きく変わるので、
該当する人は以下の情報をチェックしておきましょう!
(併願で公立高校を受ける方は特に要チェックです)
関連 → 入試制度の変更について (hiroshima.lg.jp)
本番の試験で必要な点数
近畿大学附属広島高校(東広島校)は、具体的な試験の点数については、
推薦入試では220/500満点、一般試験では240/500満点は欲しいです。
(内申点を50/75点で計算しています。)
平均するとそれぞれ44%、48%程度となります。
(各科目100点満点で計算しています。)
問題の難易度は
「英語数学はやや難しいが理科社会については基礎的なレベルであり、
前もって準備すれば十分合格可能である」
というレベルです。焦らずゆっくり勉強を進めましょう!
各科目の詳細と対策
近大附属広島高校東広島校の筆記試験で課される5教科についてどういう問題が出るのか、どんな対策をすればよいのかをまとめてみました!ぜひ参考にしてみてください!
①数学
大問1は小問集合です。
公立高校入試の小問集合と比べて計算問題の難易度が高くなっているので、
「落ち着いて計算すること」と「解き直しをすること」を常に意識しましょう。
ここのミスは全体点に大きく響いてしまいます。
大問2も小問集合ですが、大問1と比較すると思考力が必要になる問題が10問詰め込まれています。
根号計算、図形の比の問題や規則性の問題が多いですが、
基礎的な問題も含まれているため狙いを絞って解けば最低でも7問は正解できます。
大問3はいわゆる文章題です。「数値」「単位」この2つをチェックしつつ計算を進める必要があります。
文章題は最初の問題を解くまでが一番難しいので、文章の読み落としに気をつけて進めていきましょう!
大問4は放物線と図形が混ざった問題です。
最初に放物線の傾きや放物線上の点の座標を求める定期テストレベルの問題が2問程度あります。
後半2問は思考力を求められる問題です。数学が得意な人はチャレンジしても良いですが、
基本的には解かずに今までの計算の見直し解き直しに時間を割いた方が点数が上がるでしょう。
数学は問題量こそ公立高校入試と大差ありませんが、
計算の難易度は近畿大学附属高等学校の方が高いです。
難しい問題を解けることよりも簡単な問題でミスをしないことに重点を置いて
勉強を進めれば高得点が期待できますよ!
②英語
近畿大学附属高等学校の英語の試験は公立高校の入試と比べるとかなり難易度が高くなっています。
単語やイディオムのレベルが高いこと、文章量が多いことが難易度を高くしています。
大問1は適語補充問題です。英検準2級~2級レベルの問題が16問あり、
公立高校入試とは全く違う形式になっています。英検の過去問を解いたり、近大附属広島高校東広島校の過去問を解いて知識量を増やしておきましょう!
大問2は会話形式の問題で会話の流れに沿った文章を選択する問題が5問あります。
会話の難易度は「やや難しい」です。わかるところだけでも正答できるようにしておきましょう。
大問3はチラシや表ポスターから情報を読み取って答える問題です。
はっきり言ってこの大問だけ難易度が格段に低いです。
逆に言うと、この大問を落とすと周りと差をつけられてしまいます。
問題文をしっかり読み何を答えるべきなのかを明確にして答えるようにしましょう!
大問4は長文で、7~8個の選択肢の中からあっているものを2つ選択する問題です。
選択肢は物語の順序と同じ順に並んでいるので、探すのは大変ではないでしょう。
単純な英語読解力が試されるので日ごろから多少長い文章を読むようにしておきましょう。
文章量は学校の教科書の長い文章のページとほぼ同じです。
大問5は手紙のやり取りの問題です。
文章自体は難しくないので難易度は低めです。
英語で書いて答える問題なので、質問に対する答え方は練習しておきましょう。
特に代名詞の使い方で減点されやすいので要注意です。
大問6は物語の内容に合うように適語を補充する問題です。
単語よりも文法が問われることが多いので基礎文法をまとめておくと解きやすいでしょう。
大問7は会話の中で適切なセリフを英語で書く問題が2つ出ます。
単語の綴りで減点されることが多いので単語の綴りを書く練習は毎日しておきましょう。
③理科
理科の難易度は公立高校入試と全く変わりません。
漢字で答える問題が多少あるのと計算問題の配分が少し高いので、
特別対策するのはその2つでよいでしょう。
④社会
社会は資料と知識を組み合わせて答える問題が多いです。
地理の難易度は公立高校入試とあまり変わらないです。
歴史の難易度は公立高校入試よりも高くなっています。
かなり広範囲から問題が出るのでまとめておかないと説きにくい問題が多いです。
単純な語句の内容を聞く問題だけでなく、特定の人物がいる時代に起きた
出来事文化作品を答える問題がたくさん出てきます。
また出来事が起こった順に並べる問題も多く出るため、きちんと知識を整理しておくとよいでしょう。
公民は習っている範囲が狭い分細かい部分まで問題にされます。
日本の内容が多めに出るので、まずは日本の公民をまとめてしまうのがよいでしょう。
⑤国語
国語は説明文、物語文、古文の3つから構成されています。
文章量が多く時間内に全て解き切るのは非常に困難です。
選択肢を選ぶ問題と30~50字の記述問題に狙いを絞って解いていくとよいでしょう。
古文→物語文→説明文の順番に解いていくのがおすすめです。
学校で習った知識が生かせるのは古文だけです。
ほかの2つは塾などで対策しないとどうしようもないので、ある程度解く問題を絞って
他の得意な科目で点数を取るようにする作戦も良いと思います。
近畿大学附属広島高校(東広島校)高校に合格するための受験計画
ここまでで入試の形式について確認してきたので、次は近畿大学附属広島高校(東広島校)に合格するための
【具体的な受験計画】について解説していきます。
なお、近大附属広島高校東広島校のADⅡへの受験を一般入試(併願)で行う方が多いと思いますので、
そちらに合わせて計画の解説をしていきます。
どういった指針・計画で勉強すればいいのかボンヤリしている人は是非参考にしてください!
① 1年生・2年生
1年生・2年生がやることは1つだけです。
定期テストで全科目90点以上を取る事です。90点以上を取ることができれば、内申点で5をもらえる可能性がかなり高いです。
もちろん、テストの点数だけでなく「提出物」「授業態度」なども
内申点に影響する可能性があるので、きちんとした中学生活を心がけましょう!
② 2年生 春休み
2年生の【春休み】も有効に使いましょう!
【春休み】
1年生・2年生の授業の復習に時間を使いましょう!
春休みは期間が短くできることも限られているので、
「自分の苦手分野」を1つだけでもいいので克服できるよう勉強しましょう。
また、普段の学習習慣が身についていない場合、休暇中にいきなり多く勉強することは難しいと思います。
最初は少しでも大丈夫なので、勉強を続けられる体力もつけるようにしておきましょう!
③ 3年生 夏休み
夏は受験の天王山です。
学校からの課題も出されるかもしれませんが、自分の勉強にも時間を使いましょう!
3年生1学期の復習に加え、苦手分野の克服など、
理解度が低いまま手がつけられていない範囲を重点的に強化していきましょう。
秋からは実践レベルでの演習も行っていくことになるので、
この夏に基礎がどれだけ定着できるかが今後の伸びを大きく左右します。
④ 3年生 2学期
この時期になると、多くの人が外部模試を受験し始めます。
学校の勉強の復習は言わずもがな、模試の復習も必ず行ってください。
「受けて終わり」では何の意味もありません。
結果を踏まえ、「得意」「不得意」分野をはっきりさせ、
「苦手分野」は特に重点的に潰していきましょう。
なお、内申点は2学期の中間テストの結果まで反映されるので、
定期テストで油断はしないようにしましょうね!
⑤ 3年生 冬休み
この時期からは過去問等をベースに勉強をしていきましょう。
出題形式の把握や実点数とボーダーとのギャップを測り、点数の差を埋めていきましょう!
また、記述形式の多い試験なので「正しい答案」の作り方を学校の先生や塾の先生にチェックしてもらいながら、日々の学習を進めていきましょう!もちろん2学期の復習は忘れないようにね!
⑥ 3年生 3学期(1月)
近畿大学附属高等学校の入試は1月の半ばから始まるため、
3学期と言ってもそれほど勉強の時間はありません。最後の追い込みをかけていきましょう!
勉強方法については3年生の2学期と大差ありません。過去問を主に演習で扱いましょう。
また、どんどん遡っていくのではなく、一度解いたものの解き直しを優先しましょう。
解けるようになっていれば「成長」ですし、まだ解けないのであれば何かしら「原因」があるはずです。
その中で「正しい答案」作りの練習も繰り返しましょう。
また、「社会」などの暗記色が強い科目はテスト直前まで点数が伸びます。
まとめ
最後にまとめておきましょう。
近畿大学附属広島高校(東広島校)は県内でも有数の私立高校であり、内申点を用いた特殊な入試も存在します。
また近畿大学とのパイプが太く、将来近畿大学への入学を希望する生徒にとっては
まさにうってつけの環境です。
自身の内申点をきちんと確認し、合格に必要な具体的な点数を算出し、
「どの科目の」「どの分野から」始めていくのかを考え、計画的に勉強をするよう心がけましょう!
皆さんが近畿大学附属広島高校(東広島校)へ入学できるよう心より応援しています!
「広大研」は広島の中学生の第一志望合格をサポートしています
当サイトを運営している広大研は、「受験にドラマを」を合言葉に、第一志望に合格したい!という広島のみなさんを徹底サポートしています!
主に大学受験に向けたクラス指導・個別指導を広大研では行っていますが
高校受験に向けた個別指導も盛んに行っています。
詳しくは高校受験個別指導コース(高校受験個別指導ゼミ)のHPをご覧ください。
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