【MARCH】文系科目の難易度・偏差値【ランキング】
こんにちは、広大研講師の橋本です!
前回は【関関同立】の文系科目の難易度・偏差値を解説 しましたがいかがだったでしょうか?
まだ読んでない人は是非目を通してみてくださいね!
さて、今回は【MARCH】の文系科目の難易度・偏差値について 解説していきます!
関関同立と並び、私立大学としてはかなりの人気校ですね
また、 大学が首都圏にある ということもありそこでの生活に憧れる高校生の多くが志望校として一度は考えるのではないでしょうか?
ということで、そんな受験生諸君の為に今日は【MARCH】の受験も解析しまくった僕が、
【MARCH】の文系科目の難易度・偏差値について解説していきますので、志望校選びの参考にでもしてください!
0. 偏差値
まずは、各大学の偏差値を比べておきましょう!
と言っても、学部によって差があるので、偏差値はあくまで目安 だと思ってください。
M 明治大学 57.5~65.0
A 青山学院大学 55.0~67.5 R 立教大学 55.0~65.0 C 中央大学 55.0~65.0 H 法政大学 55.0~65.0 (偏差値はパスナビを参考) |
以上、大学別に偏差値を見るとこのような分布になっていますね。
しかし、何度も言いますが、この数字はあくまで参考にする程度にしておきましょう。
実際の試験の難易度を考えると、各大学の試験問題にはそれぞれ特徴があります。
通り一遍な勉強では行きたい大学には行けません。
ここからは、各大学の文系科目の難易度について解説していくので、
自分の目指す大学の試験問題が「どのレベル」なのか、「どんな勉強」をすればいいのかといったことの参考にしてください!
1. 英語
まずは英語の難易度から見ていきましょう
第1位 法政大学
第2位 立教大学 第3位 中央大学 第4位 明治大学 第5位 青山学院大学 |
第1位は法政大学です。
「法政が1番難しいのか!?」という声が聞こえてきそうですが、個人的には法政の問題が1番難しいです。
長文問題に難解な空欄補充問題等も出題されており、出題形式が様々です。
ちなみに僕が1番嫌だったのが、
「(a) のみ正しい」「(b) のみ正しい」「(a)(b) とも正しい」「どちらも正しくない」という形で聞かれる問題ですね。
共通テストの英語にも似たようなのがありますが、法政大学のコレは段違いでめんどくさいです。
第2位は立教大学です。
ここは問われる知識もかなり高く、また、長文が他大学よりも難しいです。そのため読解力を鍛えることがかなり重要です。
さらに、正誤問題も出題され、MARCHの中で見るとレベルとしては高い方になります。
そのため、対策にかなりの時間がかかります。
第3位は中央大学です。
正直、ここの順位は悩みましたが、中央を3位にしています。
中央大学の試験は「読解力」というより「知識」的な部分で解ける問題が多いです。
ただ、この「知識」問題が曲者で、知識問題は知識問題なんですが、その知識問題がかなり解きにくく作られています。
また、正誤問題も出題されており、これがMARCHの正誤問題の中でもトップクラスで難しいです。僕は嫌いですね。
そのため、正誤問題は読解にそこまで時間をかけない分、別で対策をする必要があります。
第4位は明治大学です。
ここの英語は知識として高いレベルのものが聞かれることもありますが、確実に取れるような問題が多く、しっかりと対策をしてきた受験生であれば8割以上は堅いと思います。
そして、第5位が青山学院大学です。
まさかの青学が第5位で少し意外かもしれませんが、出題内容が全体的にオーソドックスで「長文2題」「整序1題」「会話・文法1題」となっており、特に 基礎固め段階で勉強する文法問題などが出題されている点で得点源にしやすく、またこの5大学の中で最も満点が取りやすい試験 だと思います。
2. 現代文
第1位 明治大学
第2位 法政大学 第3位 立教大学 第4位 中央大学 第5位 青山学院大学 |
現代文は第5位から順に解説していきましょう
まず、一番簡単なのが意外や意外、青山学院大学です。
文章自体は難しそうに見えますが、設問がめちゃめちゃ簡単 です。
満点を取ることも余裕でできます。
第4位は中央大学です。
こちらも 点数だけなら満点を狙うことが可能 です。
青学に比べると、少し考えて読まないといけませんが、僕からすれば正直誤差の範囲です。
続いて第3位は立教大学です。
文章を読むだけなら立教が一番簡単ですね。何も考えなくてもスラスラ読めます。
しかし、立教は記述問題が出題され、満点が取りにくく 下2校に比べると難しいので第3位にしています。
第2位は法政大学です。
法政大学の現代文は、他大学と比べると「論理的思考力」がかなり問われており、個人的に良問が多い印象です。
ちなみに、僕は法政の問題解いてる時が一番、「あ~現代文やってるなあ」って感じがします。
ただ、その分難易度が高く、満点を取るのは至難の業です。
第1位は明治大学です。やっぱりなって感じですね。
明治の現代文は 純粋に難易度が高く、記述問題もある ため時間内にしっかり考えて満点を狙うのがかなり難しいです。
また、現代文の問題が早稲田大学とかなり似ているため、早稲田に行くつもりで勉強していると明治大学に合格しやすくなります。
3. 古文
第1位 青山学院大学
第2位 明治大学 第3位 立教大学 第4位 中央大学 第5位 法政大学 |
古文の順位は上記のとおりですね。
ただ古文に関しては、どの大学もそこまで難易度差はないので、あえて順位をつけるなら、といった感じですね。
まず、青山学院大学。
ここの古文は問題数が多いです。現代文と共に難易度が高いわけではありませんが、時間の面で少しシビアですね。
ただ、設問自体は教科書レベルの単語や文法、解釈といった一般的な設問構成なので、
きちんと基礎を固める勉強をしている人からすれば一般的なレベルですね。
次に明治大学。
文章自体は長くなく、問題数も少ないです。
問われる表現は基本的なものはもちろんありますが、
知らないような表現に線を引き、その意味を答えさせるもの等があります。
また、和歌表現がよく出題されたり、主語を聞かれたりと、しっかり内容が把握できていないと解けない問題が多い(良問が多い)ので2位です。
第3位が立教大学。
有名古典からの出典が多く、また単語や基礎文法、解釈を問う問題もあり、バランスは良いです。
ただ、立教も問題数が多く1問1問にゆっくり時間をかけている余裕はないので、日々の演習で速読する練習はしておきましょう。
中央大学も有名出典からの出題が多いです。
内容も基礎的な文法が問われることが多く、単語レベルも一般的です。
自前の単語帳は完璧に覚え、日々の演習の中で知らない単語を覚えるようにしておきましょう。
法政大学の古文は、文法色がかなり強いです。
センター試験・共通テストレベルの演習をする中で、知らない文法を無くすよう演習していれば特に問題なく読めます。
学部によっては記述が出題されることもありますが、こちらも模試レベルの難易度で非常に解きやすいです。
4. 社会科
ここでは日本史に焦点を当てて解説します。
社会科は選択科目や学部などによってかなり難易度が変わるので、ここで紹介するのはあくまで目安だと思ってください。
実際に受ける 大学・学部の問題をちゃんと自分で確認して難易度や傾向を把握する ようにしましょう。
第1位 中央大学
第2位 法政大学 第3位 立教大学 第4位 明治大学 第5位 青山学院大学 |
まず中央大学からいきましょう。
MARCHの中では中央大学が頭一つ抜けて難しいですね。というのも、中央大学の日本史はとにかく記述が多い です。
同志社ほどではないにしろ、基の難易度の高さと相まって、MARCHの中ではトップで難しいですね。
第2位と第3位の比較はかなり難しいですが、法政―立教と並べました。
この2大学も共に記述問題が出題されます(中央ほど多くはないよ)。
ただ 法政大学の方が記述問題が難しく、「〇〇字で説明しなさい」といったパターンの問題も出題される ため、こちらを2位にしています。
また、第4位と第5位もかなり迷うところですが、明治―青学という順位にしています。
この2校は記述問題が基本的にないですが、問われる知識レベルがやはり教科書のレベルを超えてきます。
その問われるレベルが明治の方が高いのでこのように並べました。
これはMARCH全て通してですが、知識問題は最低でも教科書レベルから であるので、一定のレベル(センター試験・共通テストで85%以上)が安定しなければ太刀打ちできません。
関関同立もそうですが、教科書レベルは早期にケリをつけて、私大用の使演習ができるよう計画して勉強しましょう。
おまけ
最後におまけです。
大学通信ONLINEより、【2023年有名企業400社実就職率ランキング】を紹介しておきます。
MARCHの各大学の就職率が掲載されていますが率直にどんな印象を持ちましたか?
ちなみにこちらの順位は100大学中で出されているので、MARCHのすべてが半分以上に位置しているという結果になっています。
ここまで紹介してきた通りMARCHは入学すること自体が簡単ではありません。
しかし、一度入学さえしてしまえば、大学卒業後に有名企業に就職できるであろう率も高く、将来性という意味ではある種の安定感はあります。
特に関東圏の超有名私立大学ということで大学のネームバリューもあるので、関東圏内での就職にはめっぽう強いでしょう。
そういった意味で、コストパフォーマンスは悪くはないと思うので、MARCHを志望校に据えている人はぜひ卒業後のことも少し考えてみてください。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
科目別にみると大学によって難易度に差があるものもあれば、それほど難易度差のないものまで様々だったと思います。
しかし、冒頭でも説明した通り、これはあくまで目安です。
自分の目指す受験校・学部が定まっている人は、過去問を最低でも5年分は見て、
出題形式や傾向などをしっかりと確認しまとめておきましょう。
そこがハッキリしていれば今後の学習方針もより具体的に立てやすくなります。
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