広島大学に合格したい高校1・2年生がやるべきこと【総合科学部の卒業生より】
こんにちは。
広大研公式ブログ編集部の池邊友大(いけべともひろ)です!
高校1・2年生で、既に志望大学を広島大学と設定している皆さんは、今から受験に向けて勉強することで合格の可能性を高めたいと思っているのではないでしょうか。
ただ、部活や学校行事が満載な高校1・2年生が1日10時間勉強するとかしんどいですよね…。僕としても、高校1・2年生には、受験勉強だけではなく、部活、恋愛や学祭とか色んな思い出を作って欲しいです!
一度きりの高校生活ですし、まずは楽しむことを優先してください!
とはいえ、この記事を読んでいる高校1・2年生は、広大合格のために早めに対策したい熱い方のはず。
ということで、本記事では、高校3年夏まで部活を頑張り、コスパ集中型で広大総合科学部に現役で合格した僕が、広大に合格したい高校1・2年生がやるべきことを紹介します。
※科目ごとの詳細対策は別記事の広島大学カテゴリで述べるとして、本記事は学習スタンスの部分をメインに解説します。
本記事の目次
高校1・2年生の間にゴール設定をしておこう
受験対策を始めるにあたって、まず最初にするべきなのが、明確なゴールを設定することです。漠然と「広島大学に合格する」ではなく、そのためにどの科目で何点を取る、という具体的な数字を決めておくことが大切です。
広島大学の合格のためにはそれぞれの科目の配点をきちんと調べ、把握しておきましょう。例えば、広島大学総合科学部(理系)の場合の合格に必要な点数は以下の通りです。
科目 | 外国語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
センター試験 | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 | 900 |
個別(二次)試験 | ー | 400 | ー | 800 | ー | 1200 |
合計 | 200 | 600 | 200 | 1000 | 100 | 2100 |
配点をきちんと把握することで、どの科目にどの程度力を入れるかが計画しやすくなりますね。また、合格者の最低点に関しては以下の記事で詳しく書いています。綿密な計画を立てるためにも、ぜひ確認してみてください。
参考記事→広島大学総合科学部総合科学科(理系受験)に合格するには?【プロが傾向と対策を解説】
自分に必要な受験科目を優先的に勉強する
もう一度、先ほどの広島大学総合科学部(理系)の配点の表を見てみましょう。
科目 | 外国語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
センター試験 | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 | 900 |
個別(二次)試験 | ー | 400 | ー | 800 | ー | 1200 |
合計 | 200 | 600 | 200 | 1000 | 100 | 2100 |
この表を見ると、数学や理科に配点が偏っていますよね。そのため、数学や理科を重点的に勉強することで、合格に近づくことが可能です。
しかし、広島大学総合科学部(理系)志望にも関わらず、外国語や国語、社会を頑張って、それらの科目の二次試験の筆記対策を始めたらどうでしょうか。二次試験がない科目の筆記対策をするよりも、他の必要な科目を勉強したほうが有意義ですよね。
このように、自分に必要な科目を見定めて勉強することが必要です。
以下の記事に、より詳しく書いていますが、あなたが目指す学部の配点などから、逆算して学習目標を立てましょう。
参考記事→広島大学に合格したいなら!【受験のプロが勉強方法と対策を語る】
高1・高2の受験対策は勉強へのスタンスを見直そう
受験対策といっても、難しいことをとにかくやればいい、というわけではありません。
「え?そんなこと?」と思うような基本的なことからまずは始めましょう。
これまで述べてきましたが、高校1・2年生は、各科目の受験対策を事細かにやるというよりかは、自分に必要なゴールの把握する、配点の大きい科目を優先的に勉強する、ということを意識すればいいです。
※冒頭でも書きましたが、科目ごとの詳細対策は別記事の広島大学カテゴリに書いてあります。
ここからは、勉強へのスタンスのお話をします。
- 勉強習慣の確立
- 自分のやる気スイッチを知る
- 既に習っている範囲の徹底的復習
ひとつずつお話ししますね。
1.勉強習慣の確立
勉強そのものをがっつりやりこむよりも先に、勉強をする習慣を身につけることが大切です。
例えば、あなたは食後に歯を磨くことを「めんどくさい」「やりたくない」とは思わないですよね。勉強する習慣を早めにつけておけば、歯磨きと同じように勉強をすることが当たり前になります。
そのため、朝起きてからの30分、帰宅直後の1時間など、短い時間からでいいので勉強することを習慣づけましょう。きっと、勉強することが苦ではなくなります。
受験期に入って勉強に取り掛かる人に多いのが、途中でガス欠になってしまうパターンです。
いきなり「勉強しよう!」と思っても、なかなか難しいものです…。
高校1・2年の内に、たとえ短時間であっても勉強を習慣にしてしまえば、スムーズに受験勉強に移行できます。
2.自分のやる気スイッチを知る
勉強する習慣をつける上で大切なのが、「勉強できる環境がある」ことです。
たとえば、勉強しようと思っても机の上が散らかっていては、片付けるのが面倒だから勉強しない、なんてことにつながりますよね。
そのため、机の上を片付けておく、どこに何があるのかがわかるように整理整頓しておくといったことが意外と効いてきます。
また、環境という意味では、友達の存在はかなり大きいです。
一緒に頑張れる仲間、競える仲間を見つけておきましょう。特に、広大志望同士だとモチベーションも上がりますし、教え合えていいですね。
なお、自分が勉強を始めるためのやる気スイッチを作ることも有効です。例えば、勉強する時に決まった音楽を聴くようにすれば、その音楽を聞き始めると勉強しようと思う(しないと気持ち悪くなるかも)ようになります。
僕の場合は、学校の図書館など場所をいくつか決めて勉強をして、「ここは勉強をする場所」と脳に認識させることでその場所に行くことをやる気スイッチにしたりしていました。
心理学でいう所の「動機付け」という手法で、何かを習慣化させやる気を高めたいならば、非常にオススメです。
3.基礎を固めておく
高校1・2年生は、基礎の定着を徹底しましょう。
応用・読解問題などの対策をするにしても、基礎ができていなければ結局基礎に立ち返ることになり、ロスが生じます。
応用問題をどんどん進めた方が「やっている感」があって、気持ち的に安心できるのはわかりますが、その時やっている内容を100%理解して腹落ちさせることが先決です。
ひとつずつ腹落ちさせながら進めていくことが、今後広大二次試験の難しい問題を解くにしても、一番重要な対策だと言えます。「急がば回れ」というやつですね。
特に高校2年生になり、模試が増えてくると、結果などに気を取られ基礎がおろそかになりがちです。
受験が迫り、切羽詰まってくるとついついテクニックに走りがちなので、基礎ありきの応用、基礎ありきの広大合格、ということを忘れないでください。
余談:これで差がつく!?高校1・2年生からやるべき勉強方法
本記事では、「基礎の定着が大事」ということにも触れましたが、最後に、高校1・2年生から習慣づけると受験やその後の大学生活でも役立つ勉強方法を紹介します。
それは、「意識的に人に教える」ということです。勉強によってインプットするだけでなく、アウトプットの場を多く設けることによって理解はより深まります。
以下のラーニングピラミッドを見てもわかりますが、人に教えるというのは非常に定着効果が高いのです。学習定着率は90%と普通に講義を受ける5%とは比べ物にならないですね。
参考記事→平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?
人に教えることで、頭の中で学習した内容を整理でき、理解が深まるのはもちろん、もしも自分が理解できてないポイントがあった場合、それに気づけるというメリットもありますよ。
先ほども話しましたが、仲間ととも、教え合う癖をつけとくといいかもしれません。
基礎を固めて、無理なく受験でリードしよう
今回は、広島大学に合格したい高校1・2年生がやるべきことについてお話ししましたが、いかがでしたか?
高校1・2年生からできることはたくさんありますが、目先の勉強を頑張るよりも、先を見据えて無理のない範囲で「今できること」を進めていくことが大切です。
高校生活では受験への準備ももちろんですが、部活や学祭、恋愛など「今しかできないこと」もたくさんあります。
高校1・2年生は、勉強だけではなく、それらを両立して、充実した高校生活をおくってください!
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