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呉工業高等専門学校(呉高専)に合格するには!

中野寛大
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中野寛大
逆転合格塾 広大研 広島駅前校・西条校 英語科国語科講師 西条校責任者 広島大学法学部、大分上野丘高校出身。指示語と接続詞をこよなく愛しており、読解のメインツールとして生徒に広めている。 コメント: 共通テストのみならず、2次入試にも通用する英語力、国語力をつけるべし。

皆さんこんにちは。

広大研公式ブログ編集部の中野です。

今回は呉高専に入りたいという皆さんに向けて、

合格するために必要な点数、問題の難易度、勉強法などを紹介していきます。

この記事を読んで効率よく勉強し、高専に合格しましょう!

呉高専の難易度

偏差値から見た難易度

まずは偏差値から呉高専の難易度を考えていきましょう。

呉高専の偏差値は64です。

高専の試験は通常の高校入試とは異なるので、あくまで推測的な物でしかありません

しかし、高専に入る生徒は優秀な人が多いというのは間違いありません。

数値上同じようなレベルの高校として舟入高校の普通科があげられますね。

倍率から見た難易度

(令和5年度呉工業高等専門学校学力入学試験出願状況https://www.kure-nct.ac.jp/entrance/sigansya.htmlより)

(令和5年度呉工業高等専門学校推薦入学試験出願状況https://www.kure-nct.ac.jp/entrance/sigansya.htmlより)

高専の入試は①推薦入試と②一般入試の2つの形式が存在し、ともに倍率は2倍程度になっています。

2人に一人は合格するような計算になります。

広島の公立高校として人気な基町高校、舟入高校や皆実高校の倍率が1.2~1.6倍であることと比較すると、

受験の競争率から見た難易度は高くなっていると言えます。

問題から見た難易度(一般入試)

高専を受けるうえで一番の特徴は「通常の公立高校入試の問題と内容が異なる」ということです。

頻出語句をそのまま答える問題はほとんどなく、その語句の知識を使って思考し解答を出すような

問題が出題されています。

点数としては国数英社理各100点合計500点中350~400点程度がボーダーラインとなっていることが多いので、全体正答率75%(375/500点)を目指す必要があります。難易度は高いと言えます。

総括すると、

倍率は広島の高校入試の中ではかなり高い2倍であり、

問題は通常の高校入試とは異なりやや癖のある中で、全体75%の正答率を出す必要がある

                  

      難易度がかなり高く、勉強に工夫が必要となる

Q.合格するためにどんな勉強をするべき?

次からは上の疑問点をプロ講師が解決します!

気になっている学生の皆さん必見ですよ!

呉高専に合格するための戦略(一般入試)

呉高専の一般入試に合格するために必要なものは主に2つです。

①内申点をできる限り高くする

②入試本番に得点率75%を達成

なぜこの2つが必要になるのかは高専の入試配点に注目すればわかってきます。

内申点が大切な理由

呉高専の入試配点は

①入試当日の得点500点(55%)+②調査書405点(45%)=合計905点

となっており、合計点数の約半分が調査書の点数となっています。

(呉工業高等専門学校出願書類様式 調査書https://www.kure-nct.ac.jp/entrance/s_youshiki.xlsxより引用)

調査書の点数をできるだけ高くすることが合格において一番大切です。

なぜなら、調査書の点数は試験当日も変動することがない唯一安定したものだからです。

いくら優秀な学生であっても入試には運が関わります。運が下向いたときにも、

この調査書はあなたの点数を保障してくれます。

調査書では中学3年間のあなたの通知表の成績が反映されます。

つまり、調査書の点数を上げるためには通知表の成績を上げる必要があります。

そして通知表の点数を上げるためには、

①定期テストで各教科80点以上を取ること

②提出物をちゃんと出すこと

この2点が非常に重要です。

皆さんが中3になってから頑張り始める受験は、中1からすでに始まっていたのです。

しかし、多くの学生が上記の2点を達成していません。

この2つを達成するだけで周りと大きな差をつけることができるチャンスです。

新中3生になる学生の方も、3年生の1学期からでもよいので上記2点を徹底してください。

受験直前に必ず頑張ってよかったと思う時が来ます。

「定期テスト頑張りたいけどなかなか点数が取れない」、「提出物の管理ができない」

ということに悩んでいる方もいると思いますが、先に2つ目の戦略である試験本番の得点について話していきます。

ちなみに、定期テスト対策方法は別の記事を書いているので良ければ参考にしてみてください!

【中学生必見】定期テストで高得点を取るための3ポイント!高校偏差値71が徹底解説

試験当日に得点率75%を達成するためには何をすればいいのか

試験当日に得点率75%を達成するためには

①基礎的な知識の徹底

②過去問を使って問題の形式に慣れる

この2つが主に重要になります。

①基礎的な知識の徹底

語句をただ覚えるのではなく、その語句の周辺知識をセットにして覚えるのが有効です。

正直人から聞くより自分で実感するほうが早いです。

まず1年分高専の過去問を解いてみてください。

そうすると、「どんなレベルの知識」が、「どういう問われ方をしているのか」を体感することができます。

分からなければ、学校の先生に聞いてみたり塾に行ってみるのも良いでしょう。

問題のイメージがつかめれば、

「高専の入試ではどんな問われ方をするのか」

予想しながら勉強することができます。

入試を意識しながら勉強するだけで、あなたの勉強の質は格段に向上します。

②入試当日の得点率75%を達成するためには

①で紹介した内容と重なるのですが、過去問を解きこむことが入試対策では有効です。

ただし、それは①の基礎知識の徹底が完璧になった後です。

中途半端な知識のまま過去問を解いたところで、そもそもの理解度が低いので効果が減少してしまいます。

過去問を解くときは

①正答率

②間違えた問題の徹底復習

③時間配分

この3つをセットにすると勉強の質が上がります。

この章をまとめると、

①定期試験と提出物を完璧にして内申点を上げる

②入試本番75%の得点率を達成するためには、高専の入試を想定した勉強が重要

以上のようになります。

「具体的に何をどれくらい勉強すればよいのか」は人によって異なりますが、次から一例を紹介していきます。

呉高専に合格するための具体的な勉強計画

上で呉高専に合格するための戦略を練ったわけですが、その戦略を実践するために具体的に何をすればよいのかわからない学生の方も多いことでしょう。

そこで、今回は具体的な勉強計画の一例を作ってみましたので、参考にしてみてください。

① 1,2年生

② 2年生 春休み

③ 3年生 1学期

④ 3年生 夏休み

⑤ 3年生 2学期

⑥ 3年生 冬休み

⑦ 3年生 3学期

① 1,2年生

やるべきことは2つです。

定期テストで全科目80点以上を取ることと提出物の徹底です。

定期テストで80点以上を取るためには最低でも20日前から勉強を始める必要があります。

2週間を切るまでに毎回テスト後に提出する課題を一通り終わらせてしまうのがベストです。

週末の勉強時間を少し増やすだけで、提出課題を終わらせることはできます。

コツコツ勉強するのが苦手なら、塾の先生に勉強を管理してもらうとよいでしょう。

自習コンサルティングを用いた勉強管理ができる広大研の体験授業はこちらから申し込みできます。

② 2年生 春休み

3年生の夏休みに中学1,2年の総復習が出来ていれば大丈夫だろう、と考える人が多いと思います。

しかし、個人的には中学2年生の春休みに中学1,2年生の復習をできるだけ行ってほしいです。

中学3年生の夏休みには本番の学力試験を想定して勉強してほしいからです。

夏休みとは違い、春休みの期間は短いので、

「得意・不得意単元の整理をし、不得意単元を少しでも克服する」ことを目標に

春休み中の勉強を頑張ってください。

③ 3年生 1学期

基本的には1,2年生の時と同様に、定期テストの点数をひたすら高い点数取れるように努力をしてください。

2年生の春休みで出来なかった不得意単元の克服を休日に少しずつ取り組めたら尚良しです!

この時期に高専の過去問を一年分解いておくと

1年後にどんな問題を解かなければいけないのかがはっきりするので、

この時期に1年分過去問を解き分析しておきましょう。

一人で分析できないなら、受験のプロである塾に聞いてみるのも良いでしょう。

④ 3年生 夏休み

3年生の1学期までの総復習を行いましょう。

3年生1学期までに不得意単元も大体勉強が終わっているかもしれませんが、

多くの場合、ひととおり終わったくらいだと思います。

それでは、受験で点数が取れるレベルではありません!もっと演習量が必要です!

特に苦手単元は基本レベルの問題を2~3周学習しておくことを目標にしてください。

また、数学と英語は難化しやすいので得意だといえるようになるまで必死に勉強してください。

⑤ 3年生 2学期

定期テストで高得点を取ることは言わずもがなです。

この時期から外部模試を頻繁に受けることになると思います。

外部模試の結果を分析し、こまめに苦手分野を潰していきましょう。

これを地道に繰り返していくことで苦手単元はほとんど無くなるはずです。

ただし、模試の判定をあてにしすぎるのはやめましょう。

高専の問題と公立高校入試には違いがあります。

自分が何を覚えていないのかが最重要なので、肝に銘じておきましょう。

⑥ 3年生 冬休み

3年生の2学期に学習した内容を復習しましょう。

2次関数や仕事とエネルギーなどの差がつきやすい単元が多いので、

いつもより丁寧に復習したほうが良いと思います。

また、この時期から本格的に過去問にチャレンジしましょう。

出題形式に慣れながら、目標点とどれくらいの差があるのか確認するためにも重要になります。

⑦ 3年生 3学期

この時期は過去問や予想問題集を使って徹底的に高専入試の出題形式に慣れていきましょう。

入試までに過去問は5年分、予想問題集は2~3年分を2~3周ほど取り組むことが理想です。

これだけの演習量と経験を積むことで、本番のテストであがりにくくなり、落ち着いてテストを受けることができ、実力を発揮できるようになります。

「前日まで学力は伸びる!」ので、最後まで、粘り強く過去問の演習に取り組んでください。

広大研西条校では呉高専を目指す受験生へ専門的な対策を行っています。

いかがだったでしょうか。

高専の受験は広島の高校入試の中ではかなり難易度が高く、

何となく勉強していると合格できなくなることも多々あります。

どういう戦略を立てて、どんな計画で勉強を進めていくのかがあなたの合格率を大きく左右します。

もし不安があれば、受験のプロである塾講師にお任せください。

豊富な経験と勉強のノウハウを使って、皆さんを全力でサポートします。

とくに広大研西条校では高専志望生限定で、入塾金割引キャンペーンを行っています。

また無料の体験授業を行っていますので、下のリンクから気軽に申し込んでみてください!

皆さんの受験が成功することを心から願っています。

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