浪人生が九州大学に逆転合格するためにやるべきこと
皆さん、こんにちは。
広大研公式ブログ編集部の武川です。
本記事は
- 九州大学合格を目指し、現在浪人している皆さん
- 浪人してでも九州大学に合格したい皆さん
に向けた記事となります。
- 浪人生が九州大学に合格するための目標はどの程度か?
- 九州大学を志望校とする浪人生の割合はどれくらいか?
といった点について、記事を執筆します。
本記事の目次
九州大学を志望校とする浪人生の割合
大学基本情報のHPより一部引用し、表にまとめました。
【文系学部】
【理系学部】
表を見ると
「文系学部の浪人割合は約24%~約36%に対し、理系学部の浪人割合は約25%~約48%を占めている(4人に1人が浪人生)」
ことがわかります。
九州大学は旧帝大の1校ですから、入試難易度は相当高いです。浪人割合が高いのも頷けますね。
ですから、相当な覚悟を持って受験勉強を行わないと、多浪する可能性は十分に考えられます。
浪人生が九州大学に合格するためにやるべきこと
目標設定
入試要項を見て、志望学部・学科の受験教科・科目、配点を確認しましょう。
共通テストと二次試験に必要な科目数・それぞれの科目の配点によって、科目ごとの勉強割合が大きく変動するからです。
例を用いて、詳しく見ていきます。
(薬学部創薬科学科の場合)
上の表に関して、以下の注意点があります。
・共通テスト
① 理科は、化学必須+物理 または 生物 のどちらか選択
➁ 社会は、日本史B、世界史B、地理B、現代社会、倫理、政治経済から1科目選択
・個別学力検査
① 数学に関して、数学ⅠA~数学Ⅲまで出題範囲
➁ 理科に関して、物理 または 化学 または 生物から2科目選択
これらの情報から
- 数学、外国語、理科の3教科が全体の約87%を占めるので、勉強時間を相当確保する必要がある
- 共通テスト:個別学力検査 = 9:14 であるため、個別学力検査で点数を取る必要がある
- 国語、社会のいずれかは共通テストで6割程度の点数でも、合格できる可能性は十分にある
ことに注目しなければいけません。
次に、合格最低点を確認し、合格最低点の目標点を算出しましょう。
こちらも例を用いて、見ていきます。
(注)共通テスト+個別学力検査の合計点しか公開されておりませんでした。
(薬学部創薬科学科の場合)
九州大学HPより引用
年によって、共通テスト・個別学力検査の難易度は変わりますが、合格最低点に大きな差は見られません。
この場合、合格最低点の目標点を 700点 とすると良いでしょう。
ここまでの情報を得た後、共通テスト / 個別学力検査の科目別目標点を算出すれば、目標設定は完璧です。
一例を載せていますが、この場合のポイントは
- 数学、理科、外国語の共通テスト目標点は8.5割以上、5教科の合計点を8割と設定
- 数学、理科の個別学力検査は難易度が相当高いので、4割弱を死守
- 英語の個別学力検査は数学、理科より難易度は低いので、6割確保
といったところです。
得意・不得意教科は様々ですから、オリジナルの科目別目標点を算出してください。
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九州大学医学部医学科に合格するには!?【プロが傾向と対策を解説】
過ごし方
勉強開始前
現役時、学習が間に合わなかった範囲や苦手単元を洗い出しましょう。
また、得意単元の学習内容を忘れないための勉強も並行しなければいけません。
これまで以上に「勉強時間の確保」と「学習内容の質」を意識した勉強を心がけていく必要があるので、現役生と同程度の勉強時間で学習していても到底間に合いません。
学習の質を担保するためには、勉強内容の「インプット」と「アウトプット」のバランスが重要になるので、「学習計画表」を作成することをお勧めします。
年間学習計画表→月間計画表→週間計画表のように、詳細な勉強計画を立て、模擬試験の結果等を見ながら計画を適宜修正しましょう。※科目ごとの勉強時間は、実力に応じて決めましょう。
九州大学薬学部創薬科学科合格に向けた年間学習計画表のイメージは以下のとおりになります。
(高3/浪人春~夏休み前)
勉強テーマ:「数学・理科・外国語の基礎学力養成、国語・社会の基礎知識定着」
【具体的な勉強計画】
- 平日の勉強例:数学+外国語+理科 のみ ※月・火曜の復習を水曜に行う
- 土の勉強例:数学+外国語+理科+国語(古典) ※国語以外の科目は、木・金曜の勉強内容の復習
- 日の勉強例 数学+外国語+理科+社会 ※社会以外の科目は、月~土曜の勉強内容の総復習
(夏休み中)
勉強テーマ①:「夏休み前までの学習内容を徹底的に定着させる」
勉強テーマ➁:「数学・理科・外国語の入試基礎演習」
【具体的な勉強計画】
- 平日の勉強例:数学+外国語+理科 のみ ※月・木曜は入試演習、火・金曜は夏休み前の学習内容の復習、水曜は月・火曜の復習
- 土の勉強例:数学+外国語+理科+国語 ※国語以外の科目は、木・金曜の勉強内容の復習
- 日の勉強例 数学+外国語+理科+社会 ※社会以外の科目は、月~土曜の勉強内容の総復習
(夏休み明け~11月末 )
勉強テーマ①:「数学・理科・外国語の入試標準演習」
勉強テーマ➁:「国語・社会の共通テスト対策」
【具体的な勉強計画】
- 平日の勉強例:数学+外国語+理科 のみ ※月・火・木・金曜は入試演習、水曜は月・火曜の復習
- 土の勉強例:数学+外国語+理科+国語 ※国語はセンター過去問演習、国語以外は木・金曜の勉強内容の復習
- 日の勉強例 数学+外国語+理科+社会 ※社会はセンター過去問演習、社会以外は月~土曜の勉強内容の総復習
(12月~共通テスト本番)
勉強テーマ:「共通テスト演習」
【具体的な勉強計画】
- 平日の勉強例:月~金曜の期間で2~3年分を実施(復習含む) ※それ以外は苦手分野や演習不足の単元学習を行う
- 土の勉強例:社会、外国語、国語を1年分+振り返り+復習 ※すべて共通テスト予想問題集を使用
- 日の勉強例: 数学、理科を1年分+振り返り+復習 ※すべて共通テスト予想問題集を使用
(共通テスト後~個別学力検査本番)
勉強テーマ①:「赤本演習(15年分)」
【具体的な勉強計画】
- 1週間の勉強例:3年分を実施(復習含む)+数学Ⅲの再学習 ※それ以外は苦手分野や演習不足の単元学習を行う
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1日の勉強時間
合格する浪人生は実際にどのくらいの勉強時間を確保しているのか話をします。
▼どの程度、勉強時間を確保できる?▼
どのくらい勉強時間を確保できるか考えてみましょう。
まずは、あなたが生活する上での最低要件を考えましょう。
(例)
- 睡眠
- 食事
- お風呂
そして、これらを以下のように、時間を確保したいと考えます。
- 睡眠 ⇒ 6時間
- 食事 ⇒ 三食の食事時間を合計で1.5 〜 2時間(一食30分計算)
- 風呂 ⇒ 0.5 〜 1時間
残りの時間は学習に充てることができるわけで、1日あたり学習に使える時間は15 〜 16時間となりますね。
▼合格する浪人生はどのくらい勉強してるの?▼
個人差はありますが、最低でも10~12時間は確保していることがほとんどです。
この勉強時間を確保できるように、1日の生活サイクルを考えています。
生活サイクル
受験生活において、浪人生が陥りがちなのは、生活サイクルが乱れてしまうことです。
現役生は毎日学校に通っているので、決まった時間に起きて行動する習慣ができています。
一方、浪人生は、学校がないため毎日の決まったサイクルを形成しにくく、1日の時間の使い方がルーズになりがちです。
計画的に受験を進めていくためには、1日の生活サイクルをきちんと決めて過ごすことがオススメです。
特に1日の学習開始時間はシビアに決めておくべきです。
1日全体の学習効率にも影響を与える上、受験生活全体の学習時間が大きく変わるからです。
自制することが難しい場合は、毎日の決め事を作りましょう。
(例)
- 通っている塾の開校時間(午前9時)に塾に行き、勉強を開始する。
- 塾の利用時間ギリギリまで勉強して自宅に帰る。
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心構え
浪人生は現役生の時に勉強してきた知識がある分、アドバンテージがあるように思われます。
しかし、その知識を使える状態をキープしつつ、足りない知識をインプットしていく事になるので、想像以上に大変です。
思っている以上にやらなければいけない事に対する時間は限られてくるので、なめてかかると痛い目を見ます。
自分に足りない知識、能力が一体何なのか (数学で例えると、単に公式を覚えていないのか、それとも計算スピードが遅いのか、公式の使いどころがわかっていなのか)問題点・課題点を常に意識し、それに対して、「今何をするのが最善なのか」を考えると、「やるべきこと」が明確化します。
受験は他人事ではありません。
合格までの道のりの中で今自分がどの位置にいるのか、常に把握できるようにすることが大切です。▼ こちらの記事も併せてご確認ください ▼
【九州大学の合格最低点から考える】九大 共テ・二次試験の難易度と目標点
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広大研の浪人ゼミでは、九州大学へ合格するためのバックアップ体制が整っています。
少人数指導
あとがない浪人生にとって、1人の講師に対して30〜40人の多人数が受講するスクール形式の授業では、1つの授業内容の理解不足が命取りとなります。
広大研の浪人ゼミでは各クラス最大受講定員12名の少人数指導により、生徒一人ひとりへの徹底理解を追求しています。
少人数なので、生徒一人ひとりに対するサポートも手厚いです。
また、定期的にまとめテストも行っているので、学習内容の復習機会も設けるようにしています。
選べるカリキュラム
志望校や志望する学部・学科によって、受験科目や配点が人それぞれ異なるので、各科目に対する勉強の比重は変わってきます。
塾に通う浪人生にとって、生徒一人ひとりに合わせた効率の良い授業スケジュールを組むことが非常に重要となります。
広大研の浪人ゼミでは全30講座の中から16講座を選択して受講できます。
16講座の選択受講で第一志望を目指せる万全のカリキュラムとなっています。
生徒一人ひとりにヒアリングを行い、講座選択のアドバイスを行います。
生徒と講師が相談し合い、納得した上で受講いただけます。
完全自習授業
浪人生は学校がない分、自習時間をいかに使うかが、合格への鍵となります。
しかし、どうしても一人で勉強する時間が多く、自習中に発見した分からない部分をそのまま見逃してしまいがちです。
分からない部分を見逃してしまうことは、周りより少しでも点数を取らなければならない受験生にとって致命的です。
広大研では、完全自習授業による自学自習の時間を設けています。
自習室には授業を行う講師が駐在しているので質問しやすく、学習中の「分からない」をすぐに解決できます。
自由に質問できる環境を定期的にきちんと確保することによって、勉強精度の向上を図っています。
自習コンサルティング
受験勉強を計画的に進めていくことは、効率よく受験を乗り越えるために必要不可欠です。
しかし、計画の立て方を知らなかったり、計画を立ててもその通りに上手くいかない事が多いのが現実です。
実際にそんな経験をした受験生も多いのではないでしょうか?
では、どのようにすれば、受験勉強を計画的に進めていく事ができるのでしょう?
答えは簡単です。実際に受験を経験した人に、計画の立て方や進め方を教えてもらったり、アドバイスをもらえる環境を作る事です。
広大研では、専属の受験プランナーが合格までの道筋を明確化し、受験計画や日々の勉強計画を提案・フォローします。
モチベーションの向上や進捗状況のチェックなど、毎日の受験勉強に欠かせない部分のバックアップを行います。
生徒自身も自分の受験計画をきちんと把握し向き合うことで、無駄のない学習サイクルが構築されます。
また、定期的なコンサルティングによって、知らず知らずのうちに起こってしまった学習方針のズレを即座に修正できます。
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