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中学生必見! 高校受験勉強で迷ったらやるべきことと教材 偏差値別5選

中野寛大
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中野寛大
逆転合格塾 広大研 広島駅前校・西条校 英語科国語科講師 西条校責任者 広島大学法学部、大分上野丘高校出身。指示語と接続詞をこよなく愛しており、読解のメインツールとして生徒に広めている。 コメント: 共通テストのみならず、2次入試にも通用する英語力、国語力をつけるべし。

中学生の皆さんこんにちは! 広大研公式ブログの中野です。

この記事を見てくれている皆さんの中には、

入試というものを初めて経験する方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 

「受験勉強って何すればいいの?」

と一度は考えたことがあるはずです。

 

今回はそんな皆さんのために、

何をすればよいのかを皆さんの偏差値ごとに分けて5つずつ紹介していきます。

※なお、この記事は公立高校入試に焦点を当てたものであり独自の高校入試を実施している偏差値75以上の最難関高校を目指す人向けの記事ではないので、該当する方はブラウザバックを推奨します。

 

それではいってみましょう!

この記事の偏差値分けの定義

まずは偏差値分けを定義しておきましょう。

今回の偏差値分けは「あなたの学力レベルの偏差値」ではなく「高校の偏差値」を基準にしています。

具体的には

「○○高校は偏差値△△だから、このレベルの問題を解ければ合格ができる。

そしてその問題を解けるようにするためにはこの教材を完璧にする必要がある。」

といったものを示しています。

 

また偏差値分けはこの記事を書いた中野が設定したものであり、

各県の入試レベルによって多少誤差があります。

その場合は、各偏差値帯の「正答率」「正答するべき問題の基準ライン」を示すので、

そちらを参照してもらえると幸いです。

 

実際にどのようにこの偏差値分けを使うかは後述するのでそちらを参考にしてみましょう!

今回の偏差値帯は

①偏差値40~49

②偏差値50~54

③偏差値55~59

④偏差値60~64

⑤偏差値65以上

の5つに分けます。

自分の志望する高校に合格するために具体的に何をしていけばいいのか明確にして勉強を進めていきましょう!

 

偏差値別正答率目標とおすすめ教材

①偏差値40~49

偏差値40~49の高校に受かるためには全体正答率50~55%が必要になります。

この正答率を達成するためには一般正解率80%以上の基礎問題を解ければ十分です。

高校入試は難易度が低い問題から難易度が高い問題まで様々な問題がそろっています。

 

数学が特にわかりやすいのですが、小問集合や各大問の(1)

計算ミスなどがなければ全問題解けるようになります(※作図を除く)。

他教科も同様に、教科書で太字になっていたりやワーク教材にも何度も出てくる問題があり、その問題を完璧にすれば50%の点数を取ることができます。

 

 

以上の問題を完璧に解けるようにするためにあなたが解くべき教材は2つです。

★新研究シリーズ

(https://www.sing.co.jp/shop/e/ejh210621/より)

新研究シリーズは新学社が販売している高校入試用の教材です。

「あ、これ見たことある」と思った方も多いと思います。

 

というのもこの教材は中学校に対して販売されており、

中3になったら学校から配られることが多いからです。

この記事の筆者である中野もこの教材にはとてもお世話になりました。

 

全体正答率50%を達成するためにはこの教材の後ろについている振り返りチェックを完璧にして

各ページの太字を説明できるようにしておきましょう。

また理科や社会などの記憶科目には重要用語リストがあるので、

これを全部答えられるようにしておくだけでも十分対策になります。

 

オリジナルやり直しノートを作って何度も見直しをすることで知識は定着していくので、

地道に勉強していきましょう!

 

 

学校のワークまたは「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ

(https://ieben.gakken.jp/c_series/chu_hitotsu/より)

新研究はすべての範囲の重要な部分を寄せ集めた教材です。

一つ一つ細かく覚えたいのであれば、

学校のワークや「ひとつひとつわかりやすく」シリーズをつかいましょう!

 

時間がある人は、「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ→新研究

の流れで進めていくと理解が進むのでおすすめです。

 

時間がない(受験3カ月前以内)人は、新研究→「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ

の順番に進めてまずは重要な単語とその内容を覚えてから深い理解に進んでいきましょう!

 

 

 

②偏差値50~54

偏差値50~54の高校に行きたい人は全体正答率60~65%が必要になります。

この正答率を達成するためには一般正解率65%以上の問題を完璧に解くことが必要です。

 

「正答率65%以上の問題」と言われるとあんまり想像がつかないと思いますが、数学の各大問の(2)や社会の文化作品名や地名、理科の計算問題のうち煩雑でないものは基本正答率65%以上です。

基礎と応用の中間の難易度がこの問題にあたります。

 

定期テストの各大問の後半に出てくる問題を思い浮かべてもらえるとわかりやすいですね。

案外難しい問題を解かなくても65/100を取ることができるので、効率よく勉強していきましょう!

 

以上に当てはまる人が解くべき教材は

★新研究

「さっきも見た」という方もいるかもしれませんが、この教材万能なんですよ。

 

下手にいろんな教材に手を出すくらいなら、

新研究各教科1冊を完璧にした方がよっぽど効率が良いです。

 

教材の太字の説明はもちろん、演習ページを各ページ満点が取れるまで進めると十分対策できます。

 

夏休みや冬休み期間は今までの復習をするだけでなく、

新研究を使って予習をしておくと学校の授業の理解が深まるのでおすすめです!

特に社会に関して公民の取り掛かりがどの中学校も遅くなってしまうので、

自分で先に進めておくととてもお得ですよ!

 

この記事の筆者である中野も夏休み中に社会と数学を最後まで予習したので、

2学期以降学校の授業で困ることは一切ありませんでした。

毎日新研究を4ページづつ進めれば余裕で2学期以降の予習は終わります。

 

 

学校のワークまたは「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ

「ひとつひとつわかりやすく」シリーズでは基礎問題が中心に掲載されています。

偏差値50~54の高校を志望する人の多くは基礎問題にできない部分があります。

 

ただ、全ての科目この教材をする必要はありません。

自分の苦手科目をこの教材を使って理解していくのがよいでしょう。

 

得意な科目の難しい問題を解けるようになるよりも、苦手な科目の簡単な問題を完璧にする方が効率的だということは意識しておくとよいですよ!

 

③偏差値55~59

偏差値55~59の高校に行きたい人は全体正答率65~70%を取る必要があります。

そのためには一般正解率50%以上の問題を全て解けるようにする必要があります。

 

一般正解率50%以上の問題は例えば「社会や理科の簡単な記述問題」および

「グラフを読み取る問題」「数学の各大問(2)のうち、難しめな問題」がこれにあたります。

定期テストの最後の方に出てくる問題はこの難易度になることが多いです

 

また、国語の30字程度の記述問題もこの正答率になることがあるので要チェックです!

多少難しい問題だと言っても所詮はパターンにはめて解ける問題ばかりなので、

間違えた問題をしっかり復習するだけでも十分対策できます。

今までの定期テストのやり直しからスタートしても良いでしょう。

 

 

この偏差値帯の高校に合格するために必要な参考書は

★新研究

この新研究を細かい図表の部分まで理解することで十分対策できます。

全体を理解するために最低でも3周は演習するようにしましょう。

 

間違う問題は細かい部分が多くなるので、

ノートにまとめて自分だけの対策ノートを作り上げるのがよいです。

また社会理科の記述問題は特集ページや演習内で適宜出てくるので、

それを記述ノートとしてまとめておくとよいでしょう。

 

記述問題の9割は暗記で対策できるので、各記述問題のキーワードは赤ペンで書き

赤シートを使って対策できるようにすると効率が良いですね!

 

この偏差値帯の高校を受けたい人は、いろいろな教材を使うよりも一つの教材を完璧にする方が

勉強がうまくいくことが(中野の体感的に)多いので、まずは一つの教材を完璧にしましょう!

 

 

④偏差値60~64

偏差値60~64の高校に合格するためには全体正答率70~80%が必要になります。

そのためには一般正解率30~40%の問題を多少解く必要があります。

各教科の中でも比較的難問と呼ばれる問題を各科目1つ解ければ80%の正答率に届くことができます。

 

ただこの偏差値帯の高校を受ける人に大切なのは難しい問題を解けることではなく、

いかに簡単なミスを以下に減らすかです。

高校入試は簡単な問題と難しい問題の間の配点にあまり差がありません。

 

たとえば、

簡単な問題を2問間違える(-4点)+難しい問題を1問正解する(+3~4点)

=プラマイ0またはマイナス

というように、「難しい問題を解けたのに全体点が上がらない」という現象がよく起こります。

難しい問題を解くことに固執しすぎず、自分が間違った「難易度の高くない問題」を分析し

2度と間違えないようにする方が点数が上がることが多いです。

 

この偏差値帯の高校を受験する人におすすめの教材は2つです。

★新研究

学校で配布されることの多いこの教材は夏休み中に2学期以降の予習及び1,2年生の学習内容の総復習用に使いましょう。一番初めから順当に進めても良いですし、総復習ページをひとまず解いて抜けがあればその分野を詰めていくのも良いでしょう。

 

新研究を用いて予習する科目としては「英語」「理科」「数学」「社会」の中から

得意な科目を2つ選びましょう!

 

何を予習したらよいかわからない人は「数学」をひとまず解説を見て理解しながら解き進めてみる

「社会」または「理科」の太字の部分を教科書などを用いて調べノートにまとめて、

ある程度覚えたら演習をして定着度を見るようにしましょう。

 

記憶科目はどれだけ演習回数を重ねたかが理解度と直結するので、

早めに1回目の学習をしておくと後々有利になりますよ!

 

★ハイクラステストシリーズ

(https://www.zoshindo.co.jp/junior/305/より)

基礎から応用まで幅広い問題がそろっているため、

基礎内容の復習と難しい問題へのチャレンジを一つの教材で進めることができます。

新研究を完璧にしたうえでこの教材を用いるのが効率的です。

 

目安としては3年の2学期中間テスト終了後からこの教材を解けるように勉強を進めていきたいです。

そのためには夏休み明けまでの勉強を頑張ることが成功のカギですよ!

数学、英語、社会、理科は特に点数を安定させやすいので必死に解いて覚えましょう!

 

間違えた問題のやり直しを丁寧に行うこともお忘れなく!

 

⑤偏差値65以上

偏差値65以上の公立高校は各県の公立高校でベスト3~5に入る難易度です。

(※地方中枢都市および東京都は例外です。)

 

得意な科目は90%以上苦手な科目も75%以上は毎回点数を取れるようにする必要があります。

得意な科目は一般正解率20%以下の問題も完璧に正答できるようにしておきましょう。

と言っても公立高校の難易度の高い問題はパターンがある程度決まっており、

演習とやり直しである程度の対策は可能なのでそこまで難しくありません。

 

最も重要なことは苦手な科目でもある程度点数を取りしかも安定させることです。

これは私の体感ですが多くの生徒から、

「国語の点数が安定しない」という声を聞きます。

 

 

①記述問題以外の問題をすべて間違えないようにする

 

②抜き出しや30字程度の記述問題を解けるようにする

 

③150字~200字程度の小論文で50%以上の点数を取れる

 

この3つを達成できれば点数を安定させることはできるのですが、

他の4科目と比較して国語の点数安定には時間がかかります。

なので他の4科目で90%得点し、国語が60%台でもよいようにカバーするという戦略もあります。

 

基礎問題だけでなく、正解率50%程度の問題も間違えることは許されません。

ただこの偏差値帯の高校を受験する人はたいてい定期テストでも高得点を取っているので、

正答率50%の問題の克服には大して苦労しないでしょう。

また演習に関しても時間がかなり余ると思うので、見直しは最低2回行いましょう。

 

 

この偏差値帯の高校を受験する人におすすめする教材は2つです。

★全国高校入試問題正解シリーズ

(https://www.obunsha.co.jp/product/series/b053より)

この教材は全国の入試過去問が各教科そろっています。

 

この偏差値帯の高校に行く人は一度間違えた問題をもう一度間違えるようなことはしません。

いろいろなパターンの問題にふれあい蓄積することで、

細かい問題まで対応することができるようになります。

数学、英語、社会、理科は特に細かい部分まで突き詰めやすいのでたくさん問題を解きましょう。

 

★塾の教材

これは私が実際に行った手法なのですが、

各教科の細かい問題は塾の教材の方に乗っていることが多いです。

私は高校受験3か月前から塾に通い始めましたが、

特に授業による成績アップを目的としていませんでした。

 

新研究などの教材には載っていない問題を塾で取り扱っているのではないかと思い、

自分に足りていない部分があれば吸収しようというのが私の魂胆でした。

実際通常の問題集には載っていないような細かい部分まで塾の教材プリントは取り扱っていたので、

私はその細かい部分を吸収しました。

 

点数の上昇ではなく点数を安定化させるために塾に通うことは効果的です。

また、自分と同じレベルの生徒と一緒に勉強できるので刺激をもらうことができます。

 

今回のまとめ

①志望校の偏差値ごとに解くべき問題は異なる。

志望校の偏差値 正解するべき問題と目標全体正答率
偏差値40~49 ・全体正答率50~55%

・一般正解率80%以上の基礎問題を解こう!

偏差値50~54 ・全体正答率60~65%

・一般正解率65%以上の問題を完璧に解こう!

偏差値55~59 ・全体正答率65~70%

・一般正解率50%の問題を全て解こう!

偏差値60~64 ・全体正答率70~80%

・一般正解率30~40%の問題を半分程度解けるようにしよう!

偏差値65以上 ・得意な科目は90%以上苦手な科目も75%以上

・得意な科目は一般正解率20%以下の問題

 完璧に正答できるようにしよう!

 

使う教材は基本的には新研究だけでも十分!

偏差値60まで ★それぞれ目指す高校の偏差値によって新研究の使い方が異なる!

偏差値49以下の新研究活用法

偏差値50~54の新研究活用法

偏差値55~59の新研究活用法

を参考にしよう!

また、細かい内容までを理解したい場合には学校のワーク「ひとつひとつわかりやすく」シリーズを2,3周しよう!

偏差値60~64 ★新研究は細かい図表の部分まですべて覚えこもう!

・いろいろな問題集を使うより1冊を極めるほうが効果が高いので、

積み重ねをお忘れなく。

・3年生の2学期以降は新研究を進めながら「ハイクラステスト」を使って

知識が定着しているかを確認し、難しい問題にチャレンジしよう!

偏差値65以上 ※「新研究」を完璧にするのは当たり前です。

夏休み中に2学期以降の予習を終わらせておくと効率が上がるのでオススメ!

★「全国高校入試問題正解」などを使って演習とやり直しを継続的に行おう!

★点数の安定化や演習の機会を求めて塾に通うのも◎

 

いかがだったでしょうか?

高校入試が初めての入試になる中学生の皆さんは特に何をすればよいのか不安になると思うのですが、

まずは新研究です。

 

学校によっては配られないこともあると思うので、

その場合はぜひこの記事のコメント欄に書いてください!

 

この記事を書いた中野があなたの学習をサポートします!

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広島県公立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】

広島県公立高校入試(国語)の傾向と対策【受験のプロが解説】

 

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