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【九州大学の合格最低点から考える】九大 共通テスト・二次試験の難易度とボーダーライン

橋本 一毅
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橋本 一毅
逆転合格塾 広大研 広島駅前校 英語科国語科講師 中学受験ゼミ主任講師 広島大学教育学部卒 広島城北中・高卒 広大研にてE判定から広島大学教育学部へ現役合格。広大研卒塾後、すぐに講師として参画した。自らが体感した広大研の逆転合格メカニズムを授業に反映させている。 読書家であり、高い語彙力を生徒たちに披露している。担当科目は国語、英語、受験コンサルティング授業。

皆さんこんにちは!

広大研講師の橋本です。

 

今日は前回に引き続き九州大学特集でやっていきます!

前の記事を見てない人は先にこちらから読んでいってくださいね!

 

今日のテーマは九州大学共通テスト・二次試験の難易度とボーダーラインについての解説記事となっています。

九大の試験難易度や合格に必要な具体的な点数等を解説していくので是非参考にしてください。

 

九州大学の合格最低点

まずは九州大学の合格最低点から確認していきましょう。

合格最低点を押さえておけば、自分が試験本番でどの程度得点すればよいかが明確になります。

 

以下に、2023年九州大学学部別合格最低点(前期試験)をまとめています。

この合格最低点含め受験に関する情報は「赤本」や「パスナビ」等でも確認できるので必ず自分でも確認しておきましょう。

文系学部

九州大学文系学部の合格最低点・最高点及び平均点は以下の通りです。

 

総合点
学部 学科 最高点 最低点 平均点
文学部 人文 586.5 / 750 464.75 / 750 498.52 / 750
教育学部 教育 792 / 1050 640 / 1050 686.7 / 1050
共創学部 共創 1192.5 / 1500 943.8 / 1500 1010.49 / 1500
法学部 688 / 900 524.25 / 900 567.27 / 900
経済学部 経済・経営 797.25 / 1050 637 / 1050 676.81 / 1050
経済工 816.5 / 1200 644 / 1200 703.77 / 1200

 

全体としておおよそ60%~70%得点しなければ合格できないですね。

共通テストはまだしも、二次試験でもある程度点数を確保する必要があることを考えると、決して容易な数字ではないと思います。

 

さて、この合格最低点の使い方ですが、先ほども述べた通り、自分の最低得点目標として見ておきましょう。

例えば、共創学部を例にとって考えてみましょう。

共創学部の合格最低点は【 943.8 / 1500 】であるので、マーク模試と記述模試の合計が944点を超える必要があります。

当然、模試と本番の試験難易度は同じではない(特に記述模試は難易度に差がある)ですが、勉強していくにあたり具体的に何点取ればいいのかが明確になっている方が学習計画も立てやすく、モチベーションも維持しやすいです。

他学部も同様で、文学部であれば465 / 750 点以上、教育学科であれば640 / 1050 点以上、法学部であれば525 / 900 点以上を得点目標として設定しておきましょう。

 

理系学部

九州大学理系学部の合格最低点・最高点及び平均点は以下の通りです。

 

総合点
学部 学科 最高点 最低点 平均点
理学部 物理 844.5 / 1150 664.5 / 1150 722.21 / 1150
化学 813 / 1150 653 / 1150 708.72 / 1150
地球惑星 799.5 / 1150 647 / 1150 690.79 / 1150
数学 854.5 / 1150 657 / 1150 712.56 / 1150
生物 789.5 / 1150 646 / 1150 699.72 / 1150
工学部 Ⅰ群 902 / 1150 723.5 / 1150 778.9 / 1150
Ⅱ群 835 / 1150 677 / 1150 719.39 / 1150
Ⅲ群 863.5 / 1150 684 / 1150 739.51 / 1150
Ⅳ群 832.5 / 1150 668 / 1150 708.61 / 1150
Ⅴ群 862.5 / 1150 679 / 1150 747.99 / 1150
Ⅵ群 835 / 1150 680 / 1150 727.27 / 1150
芸術工 環境設計 850 / 1250 708.25 / 1250 759.8 / 1250
インダストリアルデザイン 932.75 / 1250 723 / 1250 776.82 / 1250
未来構想デザイン 845.25 / 1250 665.5 / 1250 716.38 / 1250
メディアデザイン 935.5 / 1250 739.5 / 1250 806.6 / 1250
音響設計 1037.25 / 1250 814.5 / 1250 870.34 / 1250
学科一括 858.5 / 1250 748 / 1250 799.64 / 1250
農学部 生物資源環境 893.75 / 1200 679.75 / 1200 741.09 / 1200
医学部 医学部 1029 / 1150 856.5 / 1150 910.13 / 1150
生命科学 853 / 1250 711 / 1250 765.18 / 1250
看護学 645.8 / 850 476.6 / 850 515.48 / 850
放射線技術科学 744.5 / 1150 604 / 1150 657.21 / 1150
検査技術科学 708.5 / 1150 592.5 / 1150 634.22 / 1150
歯学部 歯学科 875.5 / 1150 638 / 1150 698.56 / 1150
薬学部 創薬科学 911.5 / 1150 695 / 1150 759.73 / 1150
臨床薬 895.5 / 1150 770 / 1150 818.96 / 1150

 

理系に関しても、全体的に60%~70%得点しなければ合格できないですね(医歯薬は除く)。

 

例えば、理学部物理学科の場合は【 664.5 / 1150 点 】が合格最低点となっているので、目標得点としては665点以上を設定しておきましょう。

他にも、工学部Ⅰ群の場合は【 723.5 / 1150 点 】が合格最低点となっているので、目標得点としては724点以上を、薬学部創薬学科であれば【 695 / 1150 点 】が合格最低点となっているので、目標得点としては695点以上を想定しておきましょう。

 

また、合格最低点は年度によって多少前後するので、赤本等で過去5年分くらいの合格最低点は把握し、その全てを超えるようになるとより良いですね。

 

まとめると、

  1. 志望学部の合格最低点を把握しておく(過去5年分程度)
  2. マーク模試+記述模試=最低点以上 になるように勉強計画を立てる

となります。

ちなみに、記述模試については毎年各予備校が「九大プレ模試」を実施しているので、そちらを受験することをお勧めします。

 

偏差値から考える九大の難易度

続いては、九州大学の各学部の「偏差値」「共通テスト得点率」について確認していきましょう。

先ほどと同様に文系学部と理系学部に分けてご紹介します。(データはパスナビより引用)

 

各学部の偏差値 – 文系 –

学部 学科 偏差値 共通テスト得点率
共創学部 共創 62.5 73%
文学部 人文 57.5 74%
教育学部 教育 57.5 72%
法学部 60.0 74%
経済学部 経済・経営 60.0 76%
経済工 57.5 72%

 

偏差値は60.0前後を推移しており、共通テスト得点率は72%~76%程度と高水準です。

 

また、どの学部も二次試験の配点比率が高いため、二次試験勝負なところはありますが、

共通テストでも75%程度は得点する必要があることを考えると共通テストも決して油断はできませんね。

 

各学部の偏差値 – 理系 –

学部 学科 偏差値 共通テスト得点率
理学部




物理 57.5 75%
化学 55.0 74%
地球惑星 57.5 76%
数学 55.0 74%
生物 57.5 73%
医学部




67.5 87%
生命科学 57.5 74%
看護 52.5 68%
放射線技術科学 52.5 72%
検査技術科学 52.5 70%
歯学部 57.5 74%
薬学部

創薬 60.0 77%
臨床薬 60.0 79%
工学部





Ⅰ群 57.5 77%
Ⅱ群 55.0 75%
Ⅲ群 55.0 75%
Ⅳ群 55.0 73%
Ⅴ群 57.5 75%
Ⅵ群 57.5 74%
芸術工学





環境設計 55.0 76%
インダストリアルデザイン 57.5 75%
未来構想デザイン 55.0 72%
メディアデザイン 57.5 77%
音響設計 60.0 81%
学科一括 57.5 76%
農学部 生物資源環境 55.0 72%

 

偏差値は55.0~60.0前後を推移しており、共通テスト得点率は75%程度と高水準です。

 

また文系同様に、どの学部も二次試験の配点比率が高いため、二次試験勝負なところはありますが、

共通テストでも75%程度は得点する必要があることを考えると共通テストも決して油断はできませんね。

 

九州大学の難易度・ボーダーライン

合格最低点から見る九大の難易度

合計点しか公表されていないため、共通テスト・二次試験それぞれの最低点は分かりませんが、60%~70%が最低点である事を考えると、二次試験の得点率の方が低いと言えるかと思います。

もちろん、配点は学部によって異なるため単純比較はできませんが、二次試験の難易度が高いため、共通テストで点数を稼ぐ戦略が良いかと思います。

 

二次試験については、簡単~標準的な問題を確実に得点する必要があり、落とす人から負けるテストになっていると言えるでしょう。

高難易度の問題が解けることも大切ですが、まずは標準的な問題を確実に得点できるように普段の演習を行っていきましょう。

 

九大合格のためのボーダーライン

九州大学合格の為のボーダーラインを大まかに挙げると、

 

共通テストで80%、二次試験で60%程度になるかと思います。

 

先に述べた通り、二次試験の難易度を考えると、共通テストで点数を稼いでおきたいです。

しかし、共通テストで80%を得点するのも至難の業なので、こちらもミスを重ねていると届かない点数かと思います。

 

ただし、この目標点は得点の一例でしかありません。

人によっては共通テストの形式が苦手で、逆に二次試験の方が得点できるという人も居るでしょう。

 

であれば、二次試験の目標点数を上げて、共通テストの点数を下げても良いかと思います。

 

大切なのは、『ボーダーラインを超えること』なので得点配分は自分に合ったものを考えましょう。

 

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いかがでしたでしょうか。九州大学の入試難易度についてご理解いただけたでしょうか。

ぼんやりと九州大学を目指していた受験生はこれからどれくらいの点数を目指せばいいのか少しは明確になったかと思います。

普段の模試の得点を見るときにも一つの指標にしていただいてもいいです。

 

志望学部が決まっているのであれば、その学部の細かい分析をしていく必要があります。それについては、広大研公式ブログを参考の上、計画を立てるようにしてください。

 

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広島大学だけではなく、旧帝大・難関私立への合格実績も十分です。

予備校を探している広島の高校生は、以下記事をぜひお読みください

 

計画を立てるのに困った、また九州大学受験に関する質問があれば、いつでも広大研にご相談ください。無料体験授業にて面談を行っております。

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