海田高校に合格するには!【偏差値・内申点・倍率をプロが解説】
皆さんこんにちは!
広大研ミドルの茶山です。
今回ご紹介するのは【海田高校】です。
広島市内からは少し離れているものの、言わずと知れた進学校ですよね!
本記事では、
今回は、海田合格を狙うあなたに向けて、
- 海田高校の偏差値, 入試倍率ってどれくらい?
- 海田高校に合格するためのボーダーラインってどのくらい?
など、海田高校に入学したいと思っている中学生の皆さんへ、海田高校に合格するためのノウハウを本記事にて徹底解説しています!
令和5年度入試より広島県公立高校入試の仕組みは大きく変わりました。
その点も含めてどこよりもわかりやすく解説しています!
私自身は、広大研ミドル以外でも約10年間、多くの高校受験生を合格に導いてきました。
その経験から得た知識をお伝えしますので、あなたの受験に役立つポイントが必ずあるはずです!
本記事の目次
海田高校の魅力、進学実績
最初に海田高校の魅力と、最新の進学実績を知っておきましょう!
進学校である理由がわかるはずです。
①盛んな国際交流
平成24年に韓国の明徳(ミョンドク)女子高校、平成30年に韓国の桃林(ドリム)高校と姉妹校提携を結んでいます。隔年でお互いにホームステイをし合うことで、それぞれ学校生活や伝統文化を体験しあうことが可能です。
また、韓国以外にも夏休み等を利用して、カナダ・メキシコ・オーストラリアなどの留学プログラムに参加することが可能です。
国際交流に興味がある人にはオススメだと思います!
②実績豊富な家政科の設置
海田高校は普通科とは別に「家政科」を設置しており
- 衣生活分野
- 食生活分野
- 住生活分野
- ヒューマンサービス(保育・福祉分野)
の学習を行うことが可能です。
また、生活関連の多様化・サービス化に対応できるスペシャリストを育成するため
- 技術検定(被服、食物、和服、洋服)
- 情報処理検定
- 秘書検定
など様々な検定に生徒が挑戦しており、全国的に見ても素晴らしい功績を残していることで有名です。
家政分野に早い時期から興味を持っている人にはオススメです!
海田高校の進学実績
海田高校進学実績を参照すると、
以下のような実績が出ており、進路指導にも力を入れていることが分かります。
年度 | 国公立大学進学者 | 広島大学進学者 |
令和5年度 | 80 | 14 |
令和4年度 | 86 | 9 |
令和3年度 | 65 | 8 |
偏差値・入試倍率はどのくらい?
普通科、家政科それぞれの、偏差値・入試倍率を見ていきます。
みんなの高校情報 広島を参照に普通科、家政科の偏差値を調べると、
- 普通科:60
- 家政科:48
県内でも上位の公立高校である事がうかがえます。
次に、一次選抜(普通科 普通)に関する倍率・偏差値の説明をします。
また、過去の倍率については、ホットライン教育広島によると以下のようになっています。
海田高校 一次選抜最終志願倍率 | |||
令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | |
定員 | 200 | 240 | 160 |
志願者数 | 264 | 277 | 209 |
倍率 | 1.32 | 1.15 | 1.31 |
※令和4年度は選抜Ⅱのデータ
ここ3年間の普通科の大学進学実績において、広島大学合格者を10名前後輩出することが出来るほどの学習カリキュラムを兼ね備えていますし、家政科としての実績も豊富ですから、入試倍率が高いことはうなづけますね。
海田高校に必要な内申点とボーダーライン
皆さんが最も気になるであろう内申点と学力試験のボーダーラインについて説明します。
今回は普通科(一次選抜)に対する内申点と学力試験のボーダーラインを考えていきます。
広島県公立高校入試の仕組みについて、配点などまだ詳しく知らないという方は以下の記事でどこよりも分かりやすく解説しているので、そちらをご覧になってから戻ってきてください!
関連記事:広島県立(公立)高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説
関連記事:【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
必要な内申点(調査書)
前項でも述べた通り、海田高校は県内でも間違いなく人気の進学高校です。倍率も年によってバラツキはありますし、油断は禁物です!
祇園北高校に合格している中学生の多くは、平均165~170点/225点満点の内申点を確保しています。
※全科目の内申点が3の場合、調査書は135点 全科目の内申点が4の場合、調査書は180点に相当します。
これは、半数以上の教科の内申点が4or5であることを示しています。
中学生の皆さんからすると、ちょっと大変かもと感じてしまうかもしれませんが、海田高校に合格するためには必要となってきます。
中学1年生の最初の定期テストから全力で点数を取りに行かなければいけません!
しかし、ほぼ全ての科目の内申点が4だとしても、内申点の合計が165点以上にならない場合もあります。
端的にいうと、中3成績が悪かった場合です。
広島県の公立高校入試の内申点の計算方法として、中3の調査書の配点が3倍となるためです。
※内申点について仕組みや対策をもっと知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
本番の学力調査で必要なボーダーライン
海田高校に合格している中学生のデータを基にすると、165~170点/250点満点の点数が欲しいです。
※各科目は50点満点(計250点満点)です。
各教科、平均70%ほどの得点が必要となりますね。
上記点数はあくまでも各教科均等に点数を算出しただけであって
得意な数学は8割近くの点数を取りながら、苦手な社会を最低でも6割の点数は確保する
といった風に、自分の得意・不得意科目に応じた点数配分をすることを意識するようにしましょう!
また、広島県の公立高校入試は全国的に見ても記述式の問題が多いです。
ですが、令和5年度の入試方式の改正により中3からでも逆転合格が狙いやすくなりました!
対策を十分に行えた場合、内申点が目標点数に達していなくても、本番の学力調査で逆転合格できる可能性もありますので、最後まで諦めず頑張れば合格を掴み取ることも可能です!
海田高校(普通科)に合格するための受験計画
海田高校(普通科)に合格するための受験計画を以下のように分けて解説します。
① 1,2年生, 3年生(1学期)
② 3年生 夏休み
③ 3年生 2学期
④ 3年生 冬休み
⑤ 3年生 3学期
① 1,2年生,3年生(1学期)の勉強計画
(ⅰ) 内申点の確保、(ⅱ) 勉強した単元を忘れない この2つがポイントになります。
そのために
(ⅰ) “定期テストで全科目80点以上を取る”
(ⅱ) “1年生,2年生の長期休暇では、学校の課題をしっかり取り組み、勉強してきた単元を極力忘れない”
これだけ意識した勉強を行ってください。
② 3年生 夏休み
①で伝えた、1,2年生の長期休暇の勉強が不十分な可能性は全くないというわけではありません。
ですので、学校の夏休み課題を利用して3年生1学期までの総復習を行いましょう!
平均して40日ほど休みがあるとすれば、20日で全範囲を1周終える計画を立ててください。
20日で5教科分を勉強するわけですから、実は1科目あたり4日ほどの時間しかありません!
2周目以降の勉強を効率よく進めるため、1周目の勉強を行うときは、間違えた問題に印をつけるようにしましょう!
2周目以降、間違った問題だけ出来るようになれば、苦手な問題が極力なくすことが出来るようになりますね!
③ 3年生 2学期
定期テストで高得点を取りつつ、夏休み中に勉強していた総復習が思った通りに進まなかった人は、特に苦手な科目・単元を中心に苦手克服を頑張りましょう。2学期の間で1~2周終えることを目標に勉強を行ってください。
この時期から外部模試を受験し、海田高校の合格可能性を見つつ、苦手単元をつぶすことに専念して下さい。
④ 3年生 冬休み
3年生の2学期に学習した内容を復習しつつ、私立高校入試に向けた過去問対策を行いましょう。
試験時間内に合格点を取るための戦略(例:解ける問題を即座に見極める、見直しの時間を含めた時間配分、など)を少しずつ身につけていきましょう。
⑦ 3年生 3学期
この時期は過去問を使って公立高校入試の出題形式に徹底的に慣れていきましょう。
5年分を徹底反復して、記述形式の問題に慣れつつ、全ての問題の解法が頭の中に入っている状態を作り出してください。
その際、国語の作文、英語のリスニング、数学の証明問題、理科・社会の記述問題に特に注意して、各教科の試験を解く手順や減点を極力防ぐ答案の作り方を身につけてください。
「前日まで学力は伸びる!」ので、最後まで、粘り強く過去問の演習に取り組んでください。
まとめ
いかがでしたか?
海田高校に合格するためには、まずは内申点を十分に確保しておくことが大切になります。
その後、本番の学力試験で合格最低点を取るための演習を徹底して行いましょう。
みなさんそれぞれ得意科目・不得意科目があると思いますから、本番の学力試験で取るべき様々な得点パターンをイメージしながら、過去問を解いた点数結果との差分を埋めていきましょう。
本記事を通して、海田高校に入学できることを応援しています。
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