広島の塾講師が語る【中堅予備校と大手予備校の差とは?】
こんにちは。広大研公式ブログ編集部の川口です。
この記事を読んでくれているあなたは、塾選びに困っていたり、今通っている塾で本当に大丈夫なのか不安を感じていたりするのではないでしょうか。
実はかなりの受験生が予備校・塾を吟味せず入っているような印象を持っています。
「友達と同じところに」「周りが行ってるし」「CM多くしてるから」「有名だし」
など、自分に合うもしくは、自分の成績を伸ばす予備校・塾なのかという思考を飛ばしているのではないでしょうか。
もしかして、あなたは「塾に行ってるから成績は上がる」と考えていないでしょうか。
今、言われて少しでも思い当たるフシがあれば、この記事を読んで今通っているもしくは入るのを悩んでいる予備校・塾を再考してみて下さい。
ということで今回は、広大研だけではなく、大手予備校、大手個別指導塾、中堅進学塾でも指導した経験を生かして、各予備校・塾に向いている人を紹介しようと思います。
本記事の目次
大手予備校・塾の特徴
この動画内でも声を大にして言っていますが、
予備校・塾というのは成績を上げるために利用するところであり、能動的な態度で捉えなければなりません
先程も書きましたが、予備校・塾に行っても成績は上がりません。成績を上げるのはあくまであなたです。
自分に合う正しい予備校・塾選びをするためにもまずは、各予備校・塾の特徴から見ていきましょう。全国展開しているようなところから始めます。
浪人生も多く在籍するような有名予備校
全国にある寮も持っているような予備校です。浪人生も多く通っており、在籍する受験生の数はかなり多いです。
そのため、もちろん授業はレベル別に多く展開されているものの、受講生の数は多く、同じ授業を受けている受講生の中にも学力のばらつきがかなりあります。この手の塾は最初にクラス分けのテストを行っているとはいえ、基本的には受講生たちが自分の志望校で授業を選択しています。それ故、初期値や伸びにより受験の各段階において学力にばらつきが出てしまうのは当たり前とも言えます。
また、人数が多いがゆえに各個人に対して短い間隔で細やかな受験指導やモチベーション指導は行えていないのではないかと思います。実際私が働いていた大手予備校も1〜数ヶ月に一回のペースでチューターと面談というペースでした。
要はこの手の予備校はあくまで自分でしっかり計画を立て、言われたことをこなすことが出来るだけでなく、自分で弱点の補強を行いながら、しっかり授業についてくるというのを前提とした受験指導を行っています。
逆に言うと、これが出来る受験生というのは、最強と言えます。レベルの高い授業についていけるので、実力はどんどんとついていくはずです。さらにそれは、志望校への理想の合格コースを走っていると考えていいのではないでしょうか。
大手個別指導塾
大手個別指導塾というと、アルプスの少女が行っているところや体操選手がコーチをしているようなところなどが有名でしょうか。私も体操選手がコーチになる前にごく短期間ですが、YDK(やればできる子)を多く指導しておりました笑
はっきり言ってこの手の塾は名ばかりの個別指導で、実際は一人の先生に対し、数人の生徒がつき、主に質問主体で授業が進んでいくという形式になっています。
その一方で自習室にはかなり力を入れているように思います。もちろん教室ごとに差はあると思いますが、自習室については広告等でもかなり推されていて、実際きれいです。環境としてはかなりいいと思います。
ですから、大手の個別指導塾では、塾に来てしっかり自習し、そこでできた疑問を授業で解決していくというスタイルが理想となります。
ネット配信動画中心の予備校
ネット配信を中心にやっている予備校の強みはなんと言っても、授業の質が高いということです。
大手予備校では名物講師の授業をライブで受けることが出来る場合もありますが、ネット配信の授業動画では、超有名講師の授業をどの科目もいつでも受講可能です。塾に行かなくても受講可能な場合があるのかもしれません。
デメリットを上げておくと、質問チューターの質です。大半は大学生のアルバイトだと思いますが、地域によっては優秀な大学生がいない校舎も存在するようで、動画を見て生じた疑問の解決がしにくいかもしれません。
授業はしない自習管理型の塾
近年多くなってきているのが授業はせず自習管理を徹底し、合格に導くスタイルの塾になります。
あなたの現状と志望校を総合して、その時その時に必要なことを指導してくれるので、確実性はかなり高いと言えます。また、モチベーションの管理も行ってくれるため、挫折やサボりも少ないでしょう。
ただ、授業はしないので、参考書を読み、独力で理解をしなければなりません。やはり授業のほうが理解という意味では効率がいいこともあるので、人によっては逆に効率が落ちてしまうこともあるかもしれません。
とは言っても、その都度成績を見て修正をしてくれるので、多少の志望校の変更はあっても、大きく落ちこぼれてしまうようなことはないでしょう。
中堅予備校・塾の特徴
では、次に中堅〜小規模の予備校・塾のメリットとデメリットについて書いていこうと思います。
一つだけ注意をしておくと、決して規模が小さいから成績が伸びないということはありません。
小さいからこそのメリットがあり、その方が伸びる受験生は数多くいます。大手と優劣関係ではなく並列関係で考えてみて下さい。
特定の大学に特化した予備校
難関私立大学に特化した予備校は多くあり、最近ではAO入試に特化した予備校もできています。
こういった予備校・塾は徹底した過去問分析を行い、さらには多様化する入試方式にも対応して、あなたの合格確率が最も高くなる方法で合格を後押ししてくれます。
しっかりと志望校・志望学部が定まっていて、その合格ノウハウのある塾であれば、最大の効果が得られるはずです。また、周囲にもあなたと同じような大学を目指す受験生が多く、モチベーションも比較的保ちやすいと思います。
ただ、あなたの周りに志望大学に特化した予備校・塾があるとは限りません。どうしても、中堅予備校には限界があり、特定の地域にしか展開がないことはよくあることです。
単科専門塾
主に英語・数学・国語など二次にもあるような主要科目のみを教えている塾です。
弱点教科の補強からその教科のマニアックなところの学習までをオリジナリティに富んだ指導で効果的に行ってくれます。学校ではあまり教えてくれないような話も聞けるので、面白いことは多いと思います。
ただ、受験は総合力なので1教科だけ実力が伸びても合格することは出来ません。トータルの受験戦略に関しては自分で行わなければ、少し難しいかもしれません。
地域の少人数/個別指導・家庭教師
地域にある個人塾をイメージしていただければ、分かりやすいかもしれません。
こういった塾は特定の学校の子が多く通っていて、主に中学生対象の学校授業の補填がメインのところが多いかもしれません。高校に入学してもそのまま通っているというケースも見かけます。
自分の通いなれたアットホームな環境の中、勉強が出来るというのは非常にメリットと思います。塾の先生とも信頼関係が築けているはずで、受験に関する悩みにも親身になって答えてくれると思います。
デメリットとしては、大学受験のノウハウというところでは、物足りない場合があるかもしれません。普段主に高校受験を指導している先生ではどうしても、大学受験指導を行うのは難しいところがあります。
予備校・塾の選び方
最後に塾の選び方について紹介します。
あなたのためになる予備校・塾を見つけてみましょう。
志望校が旧帝国大学など最難関レベルの場合
以下の2つに分けてお話します。
模試の判定がC判定以上
模試の判定がC判定以上の場合、自分で勉強の計画を立てこなす能力がある方だと考えます。そういう方は、大手の予備校・塾に行ってメキメキと実力をつけていくのがいいと思います。
大手でもそれぞれの特徴があったと思いますので、もう一度自分に必要なことは何か考えてみて下さい。また、別の記事でも書いていますが、受験戦略を見直し、戦略に見合った選択を行って下さい。
模試の判定がD判定以下
この場合、まだまだ合格へのレールには乗っていない事が多いです。根本的な勉強計画や姿勢の見直しが必要です。ですから、自習管理型・コンサル型の塾に行くことをおすすめします。予備校・塾の実績を見てみて、自分の目指す大学の合格ノウハウを持つ所が理想です。
軌道に乗れば、大手有名予備校の講習会への参加もしてみるといいかもしれません。さらなる成長のきっかけが掴めると思います。
志望校が難関私立大や地方国公立大の場合
模試の判定がB判定以上
この場合もかなり勉強は自分でも出来ているのではないでしょうか。大手の専門コースがあれば、その講座を受講するのでもいいと思いますし、専門塾があれば、理想的です。さらに、自分のペースで勉強したいという希望があれば、個別指導塾も選択になってくるかもしれません。
模試の判定がC判定以下
受験最初はこのレベルからのスタートという人が多いのではないでしょうか。時期にもよりますが、高3からの巻き返しを狙う場合は特殊な計画を練る必要があると思われます。また、効率よく知識を蓄え、問題を解く実践力をつけるためには、実力にあった授業を受ける必要があると考えます。
そこで、理想的なのは自分に合った授業を受けられてかつ、自習管理・コンサル型の指導を受けられる予備校・塾になります。
各大学の専門塾などではこの体制が整っていることも多く、おすすめです。また、有名講師の映像授業を受けられる塾の中にもコンサルを行っているところもあるようです。広大研の対象もこの層の受験生です。また、広大研では自習コンサルティングも行っています。こういった塾がなくても、最低限、自習管理・コンサルの授業を受ける予備校・塾を探したほうがいいと思います。
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いかがでしたか。あなたの今の状況を踏まえ、自分に合った予備校・塾の再考は出来たでしょうか。
はじめにも言いましたが、受験というのは主体的に取り組み、予備校・塾をいかに利用して成績を上げ合格に近づくかを考えることが大切です。
この記事を読んでも、まだ予備校・塾選びに迷っているのであれば、広大研ではご相談受け付けております。
また、広大研が自分に合う塾かもしれないと思ったら、こちらの記事にまとめてますので、読んでみて下さい。
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