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【学校推薦型】と【総合型選抜】ってどんな入試!?

 
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Keita Takegawa
逆転合格塾 広大研 広島駅前校 英語科数学科講師 広島大学薬学部卒、修道高校出身。様々な問題を生徒目線で考え、生徒からの「なぜ」に応える指導を徹底。やるべき事を最小化し、定期テストupから大学受験合格まで生徒の目標達成に力を注ぐ。

皆さん、こんにちは。

広大研公式ブログ編集者 武川です。

 

本ブログ記事は

「総合型選抜・学校推薦型選抜ってそもそも何!?」

「それぞれの方式のメリット・デメリットが分からない!!」

という方々に向けた内容となっております。

 

また、大学受験を成功しやすくするための物事の考え方をまとめたブログ記事も広大研公式ブログには掲載しております。

興味を持たれた方がいらっしゃっいましたら、是非ご一読ください。

 

現在の推薦入試の利用状況

 

まず、どれくらいの大学が推薦入試を採用しているか確認してみましょう。

上記資料は駿台予備校が作成したデータです。( 参照データ:国公立入学者選抜の概要 )

データを見てみると、95%以上の国公立大学が推薦入試を採用していることがわかります。

※私立大学もほぼすべての大学で採用されています。

 

是非、皆さんには

一般入試」だけでなく、「推薦入試」も「志望校合格チャンス

になり得ることを認識してほしいです!!

 

広島県内は・・・

 

広島県内の各大学が「総合型選抜・学校推薦型をどの程度利用するか」気になりますよね?

広島県内の高校生の皆さんが志望校として選びやすい大学をピックアップしました。

 

データを見ると

広島大学を除く4大学が、推薦入試からの合格者を3割程度も定めていることがわかります。

「広島大学だけ少なすぎじゃない?逆に他の大学が多すぎるのかな?」と思われるかもしれません。

しかし、これは適正な数値なのです!!

こちらは文部科学省が発表したデータを円グラフにしたものです。

(参照データ:入学者選抜実施状況の要項)

国公私立大学すべて一般入試の合格者比率が高いことは否めませんが

全国的に見ても、広島県内の大学の推薦入試合格者比率は異常値を示していないことがわかります。

 

先ほどのデータに話を戻してみましょう。

大学毎に、総合型・学校推薦型のどちらに比重を置いているか

読み取ることもできますね。(※総合型、学校推薦型の詳細は後程します。)

 

結局、広島県内の大学も受験生に対し、多くのチャンスを与えていることがわかります!

 

 

余談ですが、1990年に慶應義塾大学が推薦入試を導入しました。

この30年間で推薦入試は当たり前となりましたが

なぜ、ここまで推薦入試が広く普及されたのでしょうか?

 

推薦入試の普及理由

 

2つの理由があると私は考えています。

 

少子化

( 参照データ:人口動態統計月報年計の概況  )

データを見てもわかるように、子供の人口は減少し続けています。

子供の数が減少すればするほど、必然的に大学を受験する人数も減ってしまうので

大学側としては、定員人数を満たす学生を確保できるか気が気ではありません。

ですから、一般入試のほかに推薦入試を採用し、何が何でも定員人数を確保しようとするわけです。

 

安定した入学者の確保

特に私立大学では、一般入試合格者の多くが入学を辞退します。

私立大学としては、大学存続のための入学者数が一定数必要となるので

よほどの理由がないかぎり入学を辞退することができない指定校推薦

のような推薦入試を利用して確実な入学者数の確保をしようとします。

 

また、受験生にも十分メリットはあります。

志望する大学を一般入試では合格しにくい学力状況だった場合

推薦入試を利用して合格の可能性を広げることができます。

 

長くなりましたが、今回のブログの本題へ移ります!

 

学校推薦型選抜について

 

指定校推薦」と「公募推薦」の2種類に分かれます。

それぞれの特徴をこれから述べていきますので、自分に合った推薦方法を見つける材料にしてください。

 

どうすれば推薦をもらえるの?

 

・「調査書の学習成績の状況(評定平均)〇以上」※高3の1学期までの成績が対象

・「卒業年度 (現役生のみ、〇浪まで)」

・「併願の可否

など挙げられ、誰もが出願できる入試というわけではありません

 

どんな試験を行うの?

 

① 書類審査(調査書、推薦書、志望理由書など)

② 書類審査 + 面接

③ 書類審査 + 面接 + 小論文

④ 書類審査 + 面接 + 小論文 + 学力試験

⑤ 書類審査 + 面接 + 学力試験

の5つが主なパターンとなっており、多くの大学では③を利用することが多いです。

 

指定校推薦とは

 

指定校推薦」は大学から指定された高校の生徒だけが応募でき

実施大学は私立大学が中心で、国立大学では実施されません。

※一部の公立大学では、「県内・市内の高校生に限る」というように、

出身地を限定」する場合もあります。

評定平均課外活動実績生活態度などで推薦者を決定することになりますので

 

苦手科目が少なく定期試験に力を入れ各科目の成績が平均的に高い

日々の学校生活に積極的に取り組んでいる

 

にお薦めの推薦方式になります。

指定校推薦をもらえた場合、よほどのことがない限り合格間違いなし!!です。

 

しかし、募集人数が1~2人と数が少なく、学校内での選抜争いが激しくなります。

もしかしたら、友人と募集枠を争うことになり、人間関係に亀裂が入るかもしれません。

また、「専願制」を採用する大学が多く、やむを得ない事情がない限り

合格したら必ずこの大学へ入学する」という制約が発生します。

※入学後の中退も言語道断とされています。

指定校推薦は大学と高校の信頼関係のもとに成立しているので

入学を辞退するとなれば、推薦した高校の顔に泥を塗ることとなり

後輩たちの推薦枠を奪うことになりかねません。

 

公募推薦とは

 

公募推薦」は大学の出願条件を満たし、出身高校長の推薦があれば誰でも出願可能です。

しかし、指定校推薦とは違い、高校からの推薦をもらっても必ず合格できるとは限りません。

さらに、公募推薦は「一般推薦」と「特別推薦」に分けられます。

 

一般推薦

学業成績を中心に見られ、募集人数が比較的多い選抜方式で、多くの国立大学が採用しています。

「評定平均が4.0以上」のように基準は厳しいものが多いですから

 

日々の勉強や定期試験に十分な力をいれてきた

苦手科目が少なく、各科目の成績が平均的にかなり高い

 

にお薦めの推薦方式になります。

 

ただし、国公立大では「共通テストの得点」を加味することが多いので

実力」も兼ね揃える必要がありますので注意してください。

大学で勉強する内容は、高校で学習した内容の比ではありません。

大学の勉強についていくことが出来なければ、何度も留年したり

最悪の場合、退学することにもなりかねません。

さすがに大学側も責任を持てないので、十分な学力を備えた学生が欲しいと思うのは当然でしょう。

 

 

特別推薦

スポーツや文化活動で優秀な成績を収めたり、委員会活動やボランティア、地域活動など

積極的に取り組んだことをアピールできる選抜方式になります。

 

全国大会で上位入賞の結果を残せた

部活動や委員会活動、ボランティア活動に携わっている人 ※活動実績の証明が必要になります。

 

にお薦めの推薦方式になります。

 

総合型選抜について

 

アドミッション・ポリシー(大学が求める学生像)」に合う受験生を採用する方式で

高校からの推薦状がなくても出願可能となっています。

求める学生像は大学・学部ごとに大きく異なるため、志望校の求める人物像に自分がふさわしいか、

試要項や募集要項などを見て確認しましょう。

 

また、

この大学で学びたい!」という強い熱意や大学の理念・教育の理解度も重視されるため、志望校研究

を行うことも大切です。

 

希望する大学、学部に対する強い動機と意欲がある

入学後の目標やビジョンが具体的である

 

にお薦めの推薦方式となっています。

 

しかし、選考方法が今までの推薦方式とは大きく異なる点があるので

受験生の皆さんは相当苦労すると思います。

例えば

・複数の受験生が討論するグループディスカッション

・特定のテーマに関するプレゼンテーション

セミナー模擬講義を受講後、筆記試験面談ディスカッション

のような論理的思考力や表現力を試す試験内容が、書類審査や小論文、面接に加えて実施されます。

※各大学ごとに独自の組み合わせで実施されます。

 

普段から社会に対して問題意識を持ち、多彩な経験をする必要がありますので

それを苦と思う方にはお薦めできません。

 

まとめ

学校推薦型を利用したいと思う人は

一度でも学校のテストの成績がひどかったら、チャンスが失われるかもしれないので

忍耐力の養成・適切な勉強計画の立案が求められます。

 

一方、総合型選抜を利用したい人は

知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力や主体性・多様性・協働性

を高校生活の間で養う必要がでてきます。

 

今までの内容を踏まえ、

どの推薦方式が自分には合っているか

をしっかりと見極めてください!

 

 

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逆転合格塾 広大研 広島駅前校 英語科数学科講師 広島大学薬学部卒、修道高校出身。様々な問題を生徒目線で考え、生徒からの「なぜ」に応える指導を徹底。やるべき事を最小化し、定期テストupから大学受験合格まで生徒の目標達成に力を注ぐ。

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