【広島の高校の進学実績から見る】広島の受験生の傾向とは?
こんにちは、広大研公式ブログ編集部の川口です。
今回は広島の高校の進学実績を分析し、広島の受験の現状について考察していこうと思います。
これから高校受験を控えた中学生や親御さんには高校選びの1基準として、さらに現在大学受験をしている高校生は最新の受験傾向を確認していただけるかと思います。
広島の受験の現状について以下の
- 広島の受験事情
- 広島の高校の進学実績
- 全国の受験生の最新の傾向
- 広島の受験生の最新の傾向
に沿って書いていこうと思います。
本記事の目次
広島の受験事情
以前、【おすすめ5選】広島の予備校(塾)の選び方。現役高校生必見!という記事内で紹介しました。
ここで今一度、広島の受験事情についてもう一度解説しておきます。
広島は大学受験が盛んな地域
令和2年度学校基本調査によると、広島の55.2%の高校生が大学または、短大に進学しています。全国平均は54.5%であり、広島県は全国7位と非常に高いです。
上記のごとく、広島県は全国的に見ても大学受験が盛んな県です。
そんな広島にある高校はどのような進学実績となっているのか確認してみます。
広島の高校の進学実績
※動画は2018年のデータを元に作成したものです
では、そんな受験が盛んな広島の高校の受験成績を見てみましょう。
今回のデータは、各高校のホームページに掲載されている2020年度入試結果のデータを基に作成しております。
2020年度入試結果
東京大学・京都大学
東大編 | 高校名 | 現卒既卒合計 | 京大編 | 高校名 | 現卒既卒合計 |
1位 | 広大附属福山 | 10 | 1位 | 基町 | 11 |
2位 | 学院 | 9 | 2位 | 広大附属 | 9 |
3位 | 広大附属 | 6 | 2位 | 修道 | 9 |
3位 | 県立広島 | 6 | 4位 | 学院 | 8 |
5位 | 基町 | 4 | 5位 | 県立広島 | 5 |
5位 | 修道 | 4 |
MARCH・関関同立
MARCH編 | 高校名 | 現卒既卒合計 | 関関同立編 | 高校名 | 現卒既卒合計 |
1位 | 学院 | 74 | 1位 | 基町 | 151 |
2位 | ND清心 | 35(現卒のみ) | 2位 | 舟入 | 150 |
3位 | 舟入 | 32 | 3位 | ND清心 | 120(現卒のみ) |
4位 | 女学院 | 31 | 4位 | 広大附属 | 114 |
5位 | 県立広島 | 30 | 5位 | 県立広島 | 105 |
広島大学
広島大学編 | 高校名 | 現卒既卒合計 |
1位 | 基町 | 63 |
2位 | 県立広島 | 58 |
3位 | 舟入 | 55 |
4位 | 広大附属 | 41 |
5位 | 修道 | 35 |
全国の受験生の最新の傾向
私立大学の難化?
2018年度入試あたりから叫ばれるようになったのが、私大の難化です。主な原因として、入学定員管理の厳格化が挙げられていますが、実際のところ、合格者数はさほど変化していないとのことでした。
実際、早稲田大と慶応義塾大の合格者はほぼ昨年並みで、上智大は合格者数を増やした。志願者数は3大学とも減少している。受験生が難関校の受験自体を避ける傾向にあったようだ。
「MARCH」と呼ばれる明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大でも、法政大以外は合格者数を昨年よりも増やした。志願者は2学部を新設した中央大以外は減少。こうした傾向だけをみれば、昨年より入りやすくなったと思うかもしれない。
現代ビジネス「A判定でも落ちる…」今年も私大入試の難化が止まらなかたワケより抜粋
では、なぜ「私大の難化」という声を多く聞くのでしょうか?
それは、ズバリ
上位〜中位層が安全志向の受験を行った
と言えるでしょう。
その原因はもちろん上記の入学定員管理の厳格化による影響もあるのかもしれませんが、主に2020年度入試改革が最も影響したのではないでしょうか。つまり、皆が浪人を避けたかった。
そのために、安全志向の受験となり、ボーダー付近の受験生が軒並み不合格となったことで「私大難化」が叫ばれているのだと思います。
国公立への影響は?
国公立に関しては、さほど大きな変化がなかったように思います。国公立受験はどうしてもセンターの点を見てそれなりにバラけるため、多少の安全志向は働いたとしても、私立ほどの集中は起きなかったのだと思います。
ただ、浪人を避けたい国公立受験生が例年の感覚で私立を併願していた場合、痛い目に合ったというケースが多かったと予想されます。
2020年度入試改革があることを踏まえると、国公立入試における共通テスト(旧センター試験)の重要性は更に増すのではないかと考えます。
さらには、公的試験を入試に組み込むことの出来る大学も増えていますので、入試戦略はより一層複雑化しそうです。
広島の受験生の最新の傾向
広島の傾向について考察してみます。
上位公立高校からの私大合格者が増加
全国的な流れと同様に広島でも上位層が難関私大への合格者を増やしています。2017年度入試までは私立大学合格者は私立高校の方が多い傾向にありました。
詳細はこちらから→【2017年度】広島の高校の進学実績を調べてみた件〈高校生から夜更かし〉
2020年度の結果を改めて見てみると、基町高校や舟入高校など上位公立高校が私大合格者を増やしています。
広島は西日本にあるため、MARCHよりも関関同立のほうが受験者数は多いです。
さらに、近年は、産近甲龍への人気も高まってきています。
広島大学への人気は変わらず
※動画は2018年のデータを元に作成したものです
広島大学は2018年度入試より新たに情報科学部と総合科学部国際共創学科が新設されました。
共に現代社会、グローバル問題に対応した学部・学科であり、そのコンセプトの分かりやすさもあってか、人気となっています。
また、広島大学は文部科学省の指定するスーパーグローバル大学創成支援採択校であり、世界を目指した大学づくりをしています。
そういった背景もあり、中四国を中心に全国から受験生が集まっているようです。もちろん、広島県内の高校からの受験者は全国最多であり、県内からの人気も依然高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最新の受験データを基に、広島を取り巻く受験事情・傾向について書いてきました。
少子化ですが、まだまだ大学受験は厳しい状況は変わりません。しっかりとした対策を行う必要があります。
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