英検準1級を取ると広島大学の入試は有利なの? プロ講師が解説!
皆さんこんにちは!
広大研公式ブログ編集部の中野です。
「英検準1級を取ると広島大学の受験で有利になる」というお話を聞いたことはありますか?
具体的に英検準1級を取得するとどのようなメリットがあるのか今回はご紹介していきますね!
また英検準1級を取るほうがお得になる人の基準もご紹介していますので、英検を取るか迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
それでは早速行ってみましょう!
【▼以下の動画でも詳しく解説しています▼】
広大研channel【共通テスト英語】英検準1級を取ると広島大学の入試は有利なのか解説します。
本記事の目次
広島大学受験と英検準1級
広島大学の入試において英検準一級を取得する最大のメリットは
共通テストの英語の点数が満点扱いになることです。
しかし、難易度の面から考えると共通テストよりも英検準1級のほうが数段難しいのです。
本当に英検準1級を取ることはお得なのでしょうか?
結論から言うと、ある程度の英語力がある人はとるほうがお得だと言えます。具体的には
②単語帳(ターゲット1900、システム英単語2000、キクタン6000レベル)がどこを出されても90%以上理解できる
④最低限の英作文ができる(高校入試レベルの英作文が満点を取れる)
上記を満たす人は英検準1級を取るほうがお得です。
①広島大学の二次試験は基本的に英語が存在します。また英検準1級の文章レベルは二次試験の英語の文章レベルなので、広島大学の試験対策を同時に行うことができます。逆に、二次試験に英語がない人はあまりコスパがよくないといえるでしょう。
②英検準1級と共通テストの一番大きな違いは単語のレベルです。共通テストでは見たことがないような単語表現が英検準1級では多く出てくるため、「文で覚える英単語シリーズ」などを用いた相応の対策を行う必要があります。その英検対策を行う前提として、最低限単語帳1冊を90%以上理解しておく必要があります。
③イディオム表現についても単語同様に共通テストよりも多く出てきます。ビンテージやネクステージのイディオムの部分を覚えて対応できるようにしておきましょう。
④広島大学の英語の試験は特に英作文が大きな比重を占めているので、英検対策を通して広島大学の英作文対策を行うことが可能です。参考までに、英検準1級の英作文単語数は120単語~150単語が目安とされており、広島大学の英作文の必要単語数は基本的に100~120単語です。
以上の4点を満たさない人には英検準1級への挑戦をあまりお勧めしません。
まずは基礎を固めて共通テスト8割を目指して勉強を進めていく方が現実的だと言えます。
英検準1級と共通テストの違い
英検準1級と共通テストの違いはどんな点があるのでしょうか。
今回は
①挑戦回数、②必要とされる技能、③文章レベルと出題パターンの違い
の以上三点についてお話していきます。
これは英検を受けるメリットにもつながるのですが、英検はS-CBT試験を含めると年に5回前後受験可能なのに対して、共通テストは本番一回しか受験することができません。自分の実力を一回で発揮するのはとても難しいので、数回のチャンスの中で自分の実力を100%発揮できる英検受験のほうが有利だと言えます。夏休み前までに英検準1級を取ることができれば英語の共通テストを以降しなくてよくなるため、受験では非常に有利になるでしょう。
英検で必要とされる技能は読む力(Reading)、聞く力(Listening)、話す力(Speaking)、書く力(Writing)の4つです。
これに対して共通テストの英語で必要とされる技能は読む力(Reading)と聞く力(Listening)の2つのみとなっています。
2つのテストの特徴的な違いは英作文の有無、そして英語による面接の有無だと言えます。どちらも相応の対策をすれば高得点を取ることができるので、万全の対策をして試験に挑むといいでしょう。
共通テストと英検準1級の文章レベルは2段階ほど英検準1級のほうが高いと言えます。理由としては出てくる単語のレベルがそもそも高いこと、流し読みして解ける問題が共通テストと比べて少ないことがあげられます。共通テストは多少読解力がなくても何とか解ける問題がありますが、英検準1級にはそのような問題が存在しません。文章量は共通テストも半分程度なので、正確に内容を読み取る練習が必要になります。
出題パターンについては、
共通テスト | 6大問構成でチラシや会話文、500~600単語レベルの文章が3題以上出題 |
英検準1級 | 単語及びイディオム文法問題+接続詞などを補う文章問題
+各段落の内容を読み取り選択肢を選ぶ問題+120~150単語の英作文 |
上記のようになります。
英検の対策としては英作文は何度も書き添削をしてもらうことで高得点を取れるようになりますし、接続詞および段落読解の問題は演習を積むことで効率よく解くことができるようになります。問題の出し方が様々な共通テストと比べると、英検対策は簡単に行うことができるでしょう。問題の難易度を対策で軽減することができるのも英検受験のメリットと言えます。
英検準1級を取得するための勉強とは
英検準1級を取得するために必要なものとその対策を以下にまとめておきます。
必要なもの | 対策 |
①システム単語帳 or Target1900 or キクタン6000をどこを出されても90/100問正解できる | 何度も繰り返すのみ。使い方も覚えると英作文でも使える。 |
②文単準1級を完璧にする | 上記+音声を聴きながら音読をすると良い。 |
③100単語~120単語の英語の文章を和訳できる | ①と②が達成できればそこまで困らないはず。
英文解釈の技術100などを使うとgood! |
④120~150単語の英作文を書くことができる | 塾や学校の先生に頼んで添削をしてもらおう。 |
⑤英単語を音声から読み取ることができる | ①、②の単語を覚えるときに発音をしながら覚えるのがgood |
⑥英検準1級のスピーキング対策問題集を2周する | ⑤を完璧にした後に進めよう。二次試験なので一次試験合格後に本格的に取り組むのも良い。 |
の6つになります。
単語に4.5か月、文章読み取り及びリスニング対策に1.5カ月、合計6か月あればある程度の完成形を目指せるはずです。二次試験でも通用する英語力を英検準一級の勉強を通して身に着けることが可能です。
いきなり英検準1級を受けることが厳しい場合は、まずは英検2級へ向けて勉強を進めてみましょう!
単語をしっかり覚えることが最初の一歩になります。あきらめず地道に頑張りましょう!
広大研では英検準1級をはじめとする英検に挑戦する学生の皆さんを応援しています。
いかがだったでしょうか。この記事を見たことをきっかけに英検準1級をはじめとする英検を受験してみようと思った学生の皆さんを広大研は全力で応援しています。
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