広島大学への進学実績から考える!広島県内の公立高校徹底比較!
皆さんおはこんばんにちは!広大研講師の橋本です!
このブログを見ているということは、
広島県内の公立高校で、どの高校が「広島大学合格者」を多く輩出しているのか気になっているのかと思います。
特に、高校受験を控え、広島大学に行きたいと考えている人からすると、広大合格者を多く出している高校に通いたいと考えるのは至極当然のことですよね!
もちろん、広島大学以外であってもしっかりとした「進学実績」がある高校であれば、「レベルの高い教育を行っている」「レベルの高い生徒が集まっている」ということで、かなりの好印象を受けるのではないでしょうか?
ということで今回は、
広島大学への進学実績を基に、県内の公立高校を【徹底比較】してみましたので、高校受験を控えた中学生・広島大学を志望している現高校生やその保護者の方は是非とも今後の指針を立てる上での参考にしてください!
本記事の目次
1. 広島県内の公立高校
広島県教育委員会によると、令和2年度現在、広島県内には県立・市立合わせて全93校の公立高校があり、全国的に見てもかなり多くの高校を有しています。
もちろん、この高校全てを紹介すると、尺的にとんでもないことになってしまいます。
そこで今回は、長年塾講師を続け様々な高校生と接してきた僕のオススメの公立高校に焦点を当て、その高校の広島大学への進学実績を見ていくことにします。
ちなみに学部や学科は一切考慮せず、単純に広島大学に合格している人数のみで集計しています。
広島県高等学校地区別リンク集 | 広島県教育委員会 (hiroshima.lg.jp)
2. 学校別進学実績
まずは高校別に広島大学への進学実績を確認していきましょう。
今回紹介する高校は以下の8校です。皆さんも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?
1 | 祇園北高校 |
2 | 海田高校 |
3 | 井口高校 |
4 | 国泰寺高校 |
5 | 安古市高校 |
6 | 皆実高校 |
7 | 舟入高校 |
8 | 基町高校 |
また、その他国公立大学や有名私立大学への進学実績についても各高校のHPに掲載されているので、気になった方はそちらも合わせて確認してきてください。
各学校の
・学年人数(募集人数を参考) ・広島大学合格者数(既卒も加味) ・広島大学進学率
を記載しています。
2-1 祇園北高校
まずは祇園北高校から見ていきましょう。
⑴ 学年人数:240人
⑵ 広島大学合格者数:6人(令和2年度)/8人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:2.5%(令和2年度)/3%(令和元年度)
2-2 海田高校
続いては海田高校です。
⑴ 学年人数:280人
⑵ 広島大学合格者数:8人(令和2年度) / 22人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:2%(令和2年度) / 7%(令和元年度)
2-3 井口高校
⑴ 学年人数:320人
⑵ 広島大学合格者数:11人(令和2年度) / 11人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:3%(令和2年度 / 令和元年度)
2-4 国泰寺高校
続いては国泰寺高校です。
⑴ 学年人数:280人
⑵ 広島大学合格者数:41人(令和2年度) / 23人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:14%(令和2年度) / 8%(令和元年度)
2-5 安古市高校
3校目は安古市高校です。
⑴ 学年人数:320人
⑵ 広島大学合格者数:39人(令和2年度) / 32人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:12%(令和2年度) / 10%(令和元年度)
2-6 皆実高校
皆実高校は、「普通科」のほかに「看護衛生科」「体育科」がありますが、今回は「普通科」のみの定員を記載しています。
⑴ 学年人数:240人(普通科のみ)
⑵ 広島大学合格者数:19人(令和2年度) / 8人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:7%(令和2年度) / 3%(令和元年度)
2-7 舟入高校
舟入高校は、「普通科・普通」「普通科・コミュニケーションコース」の総計で算出しています。
⑴ 学年人数:320人
⑵ 広島大学合格者数:55人(令和2年度) / 57人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:17%(令和2年度) / 18%(令和元年度)
2-8 基町高校
最後は基町高校です。広大研の代表である入江先生の母校でもありますね。
⑴ 学年人数:320人
⑵ 広島大学合格者数:72人(令和2年度) / 63人(令和元年度)
⑶ 広島大学進学率:22%(令和2年度) / 20%(令和元年度)
3. 考察
さて、いかがだったでしょうか?
予想していたよりも高い、低いなどあったのではないでしょうか。
ここからは、上記の結果を踏まえて僕なりの考察をしていきたいと思います。
3-1 各高校の比較
まずは、上記高校の進学実績を比較してみましょう!
令和二年度合格者割合 | 令和元年度合格者割合 | |
祇園北高校 | 2.5% | 3% |
海田高校 | 2% | 7% |
井口高校 | 3% | 3% |
国泰寺高校 | 14% | 8% |
安古市高校 | 12% | 10% |
皆実高校 | 7% | 3% |
舟入高校 | 17% | 18% |
基町高校 | 22% | 20% |
今回比較した8校の中では、基町高校が広島大学進学率トップという結果になりました。
ここから考察をするにあたって、1点注意しておいて欲しいことがあります。
それは、「割合が低い=悪い学校」というわけではないということです。
当然、各学校の特色やそこに在籍する生徒層によって目指す大学にはある程度差が出ます。
私立大学を目指す生徒が多い学校もあれば、県外に出ていく生徒が多い学校もあります。ですから、「割合が低い=悪い学校」という認識は持たないよう注意してください。
さて、トップは基町高校という結果になりましたが、こちらは予想通りだったでしょうか?
県内でもトップ層の基町高校ですが、広島大学以外にも難関国公立・難関私大や医学部などにも多くの生徒を輩出しており、受験生としての基礎学力が高いことがうかがえます。広島大学、もしくはそれ以上を目指す生徒が多く、合格できるだけの教育を行っているということが分かりますね。
その点が、基町高校が他高校よりも高ポイントになっている理由だと考えられます。
第二位は舟入高校という結果でしたが、学校HPの進路状況を見る限り「地元進学」が多い学校のように思えます。もちろん、県外に出る生徒やMARCHや関関同立など難関私立大学に進学する生徒も多くいるようですが、「中四国の国立大学」に生徒層が固まっている印象です。
ちなみに僕は舟入高校が広大進学率トップだと思ってました。
また、ポイントで見ると井口高校が最下位となっていますが、広島大学以外の進路状況を見ると、中国地方・関西圏の私立大学の合格者を多く輩出しており、広島大学を目指す層が少ないだけだと考えられます。
4. まとめ
さて、ここまでまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
結果だけを見ると、基町高校や舟入高校に行くのが「広島大学」へ合格する近道だということが分かりました。
その他の高校も、県外への進学や有名私立大学への進学などの合格者を多く輩出しています。
今回は「広島大学進学率」という点に着目しましたが、
どの高校にも一長一短があり、数字だけで高校の良し悪しを判断することはできません。
どれだけ進学率が良かろうが、教育が充実していようが、結局勉強して大学に行くのは自分自身です。
本記事が自身の進路を考える上での参考になれば幸いです。
自分だけで考えるのが難しければ、学校の先生や塾の先生などに相談してみましょう!
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