井口高校に合格するには!【偏差値・内申点・倍率をプロが解説】
皆さんこんにちは!
広大研ミドルの茶山です。
今回ご紹介するのは【井口高校】!!
JR新井口駅より徒歩10分の所にある県立高校です。
今回は、井口高校合格を狙うあなたに向けて、
- 井口高校の偏差値, 入試倍率ってどれくらい?
- 井口高校に合格するためのボーダーラインってどのくらい?
など、井口高校に入学したいと思っている中学生の皆さんへ、井口高校に合格するためのノウハウを本記事にて徹底解説しています!
令和5年度入試より広島県公立高校入試の仕組みは大きく変わりました。
その点も含めてどこよりもわかりやすく解説しています!
私自身は、広大研ミドル以外でも約10年間、多くの高校受験生を合格に導いてきました。
その経験から得た知識をお伝えしますので、あなたの受験に役立つポイントが必ずあるはずです!
本記事の目次
井口高校の学校紹介
井口高校は昭和53年に地元社会からの熱い要望によって開校した県立高校です。
全校生徒は839人(令和3年4月1日時点)で、男女比では女の子の方が全体的に多いです(男子334人、女子505人)。
井口高校の学校行事
井口高校は学校行事にかなり力を入れており、年間通して各学年多くの行事が行われています。
体育祭では1年生による「井口体操」という目玉の出し物があり、体育祭・文化祭・クラスマッチでは毎年クラスTシャツを作って臨むなど、イベントに対しての自由度の高さが伺えます。
また、高校生活における一大イベントである修学旅行ですが、井口高校の修学旅行先はなんとハワイ!!
平和学習や自然体験、姉妹校交流などの様々な行事が詰まっており、貴重な体験ができそうですね。学校をして「国際理解教育」を推進していることもあり、オーストラリアの語学研修旅行なども実施されていて海外との関わりを重視していることが見て取れます。
他にも創作ダンス大会やカルタ大会、魁祭など他校には無い井口高校独特のイベント事が多くあり、たくさんの思い出が作れる充実した学生生活を送れそうですね。
また、現・井口生によると、
学校近くに「スシロー」「マクドナルド」「スタバ」などがあるのもポイント高いとのことでした。
井口高校の学習活動・進学実績
学校行事にかなりの力を入れている井口高校ですが、当然それだけではなく「教育」にも かなりの力を入れています。
先ほども紹介した通り、「英語教育」にも力を入れており、オーストラリアの姉妹校交流など国際交流が盛んな学校でもあります。
また2年生時には、「ACTI(アクトアイ)」という年間通して行われるプログラムがあり、
各自で決めたテーマの調査・研究を行い発表するという、大学の卒業論文のような教育も行われています。
大学受験については、学校HPに記載されている進学実績を見ると以下のようになっており、
進学実績も申し分ない進学校であると言えるでしょう!
年度 | 国公立大学進学者 | 広島大学進学者 |
令和5年度 | 137 | 21 |
令和4年度 | 141 | 22 |
令和3年度 | 124 | 17 |
偏差値・入試倍率
さて、そんな文武両道の井口高校ですが、実際の偏差値や入試倍率はどのくらいなのでしょうか。
早速見ていきましょう!
まず偏差値ですが、みんなの高校情報によると井口高校の偏差値は58(公立14位/139位)と、
県内上位の実力校であることが分かります。
今回は、一次選抜に関する倍率・偏差値の説明をします。
また、過去の倍率については、ホットライン教育広島によると以下のようになっています。
井口高校 一次選抜最終志願倍率 | |||
令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | |
定員 | 320 | 320 | 256 |
志願者数 | 388 | 429 | 279 |
倍率 | 1.21 | 1.34 | 1.09 |
※令和4年度は選抜Ⅱのデータ
広島市内の他の同程度の進学校と比べると、平均より少し高いくらいの倍率であると言えます。
井口高校は昔から高倍率になりすぎることはあまりないですね。
かなりの進学実績を出している高校で、これだけの倍率は穴場と言えるでしょう!
井口高校合格に必要な内申点とボーダーライン
皆さんが最も気になるであろう内申点と学力試験のボーダーラインについて説明します。
今回は普通科(一次選抜)に対する内申点と学力試験のボーダーラインを考えていきます。
広島県公立高校入試の仕組みについて、配点などまだ詳しく知らないという方は以下の記事でどこよりも分かりやすく解説しているので、そちらをご覧になってから戻ってきてください!
関連記事:広島県立(公立)高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説
関連記事:【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
必要な内申点(調査書)
前項でも述べた通り、井口高校は県内でも間違いなく難関進学高校です。倍率が低いからと言っても年によってバラツキはありますし、油断は禁物です!
井口高校に合格している中学生の多くは、平均165~170点/225点満点の内申点を確保しています。
※全科目の内申点が3の場合、調査書は135点 全科目の内申点が4の場合、調査書は180点に相当します。
これは、半数以上の教科の内申点が4or5であることを示しています。
中学生の皆さんからすると、ちょっと大変かもと感じてしまうかもしれませんが、井口高校に合格するためには必要となってきます。
中学1年生の最初の定期テストから全力で点数を取りに行かなければいけません!
しかし、ほぼ全ての科目の内申点が4だとしても、内申点の合計が165点以上にならない場合もあります。
端的にいうと、中3成績が悪かった場合です。
広島県の公立高校入試の内申点の計算方法として、中3の調査書の配点が3倍となるためです。
※内申点について仕組みや対策をもっと知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:【誰でもわかる】広島県の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
本番の学力調査で必要なボーダーライン
井口高校に合格している中学生のデータを基にすると、165~170点/250点満点の点数が欲しいです。
※各科目は50点満点(計250点満点)です。
各教科、平均70%ほどの得点が必要となりますね。
上記点数はあくまでも各教科均等に点数を算出しただけであって
得意な数学は8割近くの点数を取りながら、苦手な社会を最低でも6割の点数は確保する
といった風に、自分の得意・不得意科目に応じた点数配分をすることを意識するようにしましょう!
また、広島県の公立高校入試は全国的に見ても記述式の問題が多いです。
ですが、令和5年度の入試方式の改正により中3からでも逆転合格が狙いやすくなりました!
対策を十分に行えた場合、内申点が目標点数に達していなくても、本番の学力調査で逆転合格できる可能性もありますので、最後まで諦めず頑張れば合格を掴み取ることも可能です!
合格に向けた勉強計画
ここからは井口高校に合格するための具体的な勉強計画について解説していきます。
勉強のペースや内容面で悩んでいる人は是非参考にしてください。
英語の勉強について
中学一年生~中学二年生の間は、
学校のテストで90点取る事を目標に勉強してください。
一・二年生の間の勉強が基礎になるので、ここで躓いてしまうと三年生になってからの演習が思うようにできません。
分からない所などはすぐに先生や友達に聞いたりして、疑問を疑問のまま残さないように勉強する習慣をつけておきましょう。
また、長期休暇(春休みや夏休み)は、前学期の復習に時間を使えると良いです。
学校の宿題や部活動なども忙しいかもしれませんが、少しずつでも自分の勉強を進めておくと、次学期からの勉強が進めやすくなります。
余力がある人は、各単元の発展問題にも取り組んでみましょう。
三年生に入ってからは、学校の勉強+αを心がけましょう。
問題演習を主軸に勉強を進めていくことになるので、自分で長文を読んだり会話文を解いたりして、問題に慣れておきましょう。
長文を読めるようにするためには、自分で長文を読む練習をするしかありません。
その下地作りをするための中学一・二年生ですね。
また、リスニングも三年生からは自主的に取り組むようにしましょう。
語学の勉強においては、「リスニング」と「音読」は必ずセットで行ってください。
「読めない」「発音できない」言葉は聞き取ることはできません。
一・二年生の復習が不十分な箇所もあるとは思うので、
二年生の冬休みを使って、新学期が始まるまでに該当範囲の復習に時間を割いてください。
数学の勉強について
こちらも英語同様、中学一年生~中学二年生の間は、
学校のテストで90点取る事を目標に勉強してください。
数学は分野で内容が分かれているので、英語に比べ復習や勉強がしやすいかと思います。(個人差あり)
苦手な人は各単元の基礎問題だけは必ず解けるように答案作成の練習していきましょう。
得意な人は発展問題まで解いて、得点源の科目にしても良いと思います。
三年生からはこちらも英語同様に、学校の勉強+αを行っていきましょう。
一・二年生時の内容で忘れている所があるようなら、二年生の冬休み・三年生の夏休みを使って復習をして、
遅くとも三年生の夏休み中には上記範囲を7割以上はできる状態に仕上げておきましょう。
その後は、過去問等を使いながらひたすら演習を行い、苦手な分野があれば単元別に復習を行うようにしましょう。
国語の勉強について
一年生・二年生の間は学校のテストで90点以上を目標に勉強しましょう。
一・二年生の間は学校の勉強を中心に主に現代文の勉強をしてください。
文章が日本語で書かれているため、「何となく読めてしまって」解ける人が多いですが、
自分で解答の根拠を説明できるくらいには読み込む練習をしておきましょう。
三年生からは学校の課題に加え、市販の高校受験対策教材などで多読の練習を積んでおきましょう。
語学全般に言えることですが、文章を読めるようにするためには、文章を読む練習を多く積む必要があります。
古典の範囲も学年ごとの学習の指針は同様です。
しかし、現代文とは違い現代語で文が書かれていないので、古語など単語の暗記はしておきましょう。
余裕があれば先取り的に勉強をすればいいですが、苦手な人は学校ペースで日々の学習を行ってください。
理科・社会
この2教科も一年生・二年生の間の勉強方針は上記3教科と同じです。
学校のテストで90点以上を目標に勉強しましょう。
三年の夏休み開始までは学校のテストで点数が取れるように勉強を続けてください。
理科・社会の勉強に本腰を入れるのは三年の夏休みから。
「そんな時期から始めて間に合うの?」と思われるかもしれませんが、
英語・数学・国語の勉強もする必要がある以上、その中に理科・社会を同じ分量やっていくことは現実的ではありません。
カツカツの無理な計画を立てると、達成できなかった時に勉強する当人のやる気が下がりやすくなってしまうので、
時期によって主軸とする科目は分けておきましょう。
逆に言えば、夏休みから理科・社会に本腰を入れるのであれば、
それまでに英語・数学・国語の基礎は完璧にし、演習メインで勉強できるスタイルを確立しておく必要があります。
5 まとめ
さてさて、いかがだったでしょうか。
具体的な勉強方法などについて解説もしましたが、上記はあくまで参考程度にしてください。
各々で学習状況や得意・不得意などに差があるとは思うので、自分の現状に見合った内容や分量で調整してくださいね。
また、外部模試などもあるので、三年生は積極的に受験して自分の実力・立ち位置などを確認しておきましょう。
それでは、皆さんの受験が少しでも上手くいくことを祈って終わりとさせてもらいます。
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