九州大学に合格したいなら必須の対策はこれ【最新版】
皆さん、おはこんにちは!
広大研講師の橋本です。
今回は九州大学合格に向けた対策について解説していきます。
九州大学と言えば、旧帝国大学の一角を担う九州の雄ですよね。
毎年多くの受験生が志望している九州大学に合格するための具体的な対策を解説していくので、
ぜひとも今後の学習の指針にしてください。
本記事の目次
九州大学に合格するための基礎知識
まずは九州大学を受験するにあたり、最低限押さえておきたい知識面を確認しておきましょう。
『孫子』にもある通り、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」です。
無作為に勉強したところで良い結果は出ません。
目的をもって勉強するためにも、九州大学の入試の特徴などを押さえておきましょう。
九州大学各学部の入試科目及び配点
まずは自分が志望する学部の入試科目を確認しましょう。
基本的には、
・共通テスト:5~6教科7~8科目
・二次試験:2~4教科
となっていますね。
配点についても学部によりまちまちですが、二次配点比率は文系・理系ともに約60%~70%となっています。
傾向として見ると、二次試験に重点が置かれているという事が分かります。
ここでは「文学部」を例にとって見てみましょう。
表からも分かる通り、二次試験の合計が共通テストの合計点の2倍を占めています。
共通テスト・二次試験の合計の750点の内、400点を「外国語」と「国語」が占めていることも分かります。
つまり「文学部」受験においては、この2教科に特に重点を置いて学習を進めていくことが重要であると言えますね。
ここでは「文学部」を例に出しましたが、受験学部によって試験科目や配点は変わってくるので、自分の志望学部学科の入試科目や配点についてもちゃんと確認しておきましょう。
九州大学に合格するための合格最低点
次に必要な情報として各学部の合格者最低点があります。
もし、あなたがこれから受験勉強を始めようにも、具体的にどれくらいの点数を取ればいいのか分からなければ、計画を立てることは出来ません。
合格に必要な点数を確認する際にまず、注目してほしいのは直近3年分の合格者最低点です。
あなたが志望する学部の合格者最低点を確かめてみましょう。3年分見ておくと大体の点数が分かるのではないでしょうか。
受験勉強していくにあたっては、最初の目標としてこの合格者最低点を目標にしていくのがいいでしょう。
合格最低点の考察はこちらの記事をご覧ください。
『自分の現状』の確認と『環境づくり』を最優先に!
ここまでで「敵を知る」ステップは終了です。次は「己を知る」ステップに移りましょう。
具体的には、九州大学合格ライン(目標点)と現在地の差を確認します。
目指すべき点数と現在の自分の点数の間にはどのくらいの開きがあるでしょうか?
この差を埋めることが九州大学合格の為に必須となります。
「模試」と「過去問」を利用する
まずは自分の現在地を知りましょう。
自分の現在地を知る最も簡単な方法が「模試」です。
この模試の評価方法がかなり重要なので、以下のポイントに注意してください。
共通テストの実力は、全統マーク模試で評価しよう!
共通テストの実力については、全統マーク模試で判断をしましょう。
全統模試をオススメする理由は次の2点です。
・全国の受験生が受験している
・最も共通テストに近いレベルの模試である
全統模試は浪人生を含む全国の受験生が受ける最も大規模な模試です。試験難易度も本番の入試に近いため、順位や判定などの単純な比較がしやすいのもポイントですね。
もし自分の学校が進研模試の受験のみで、全統模試を受験しないのなら、必ず個人で申し込みをしておくようにしましょう。
二次試験の実力は、過去問で評価しよう!
二次試験の実力チェックですが、皆が受ける記述模試はあまり当てになりません。
というのも、記述模試は試験問題がかなり一般化されており、各大学の持つ試験の特徴を正確に反映できていません。
もちろん『九大オープン模試』もありますが、こちらは秋頃での実施となるため、受験初期での現在地の把握には適していません。
そこで、二次試験の実力を確認するために『過去問』の演習をしてみることをお勧めします。
過去問自体はネットや赤本などで比較的簡単に入手できるはずなので、まずは直近の一年分を解いてみましょう。
古すぎると現在の試験問題と傾向が違うこともあるので、新しいもので演習することをお勧めします。
ちなみに、ネットで探す場合は「東進データベース」等で探してみると良いと思います。
このサイトは受験生がかなりお世話になるサイトかと思いますので、アカウントを作ってない人は今のうちに作っておきましょう。
模試・二次試験の点数と合格者最低点を比較
模試の点数を出せばおしまい、ではありません。
最後に、マーク模試の点数と過去問の点数を合格者最低点と比べてみましょう。
合計点での比較は勿論、各科目での失点数を数値化してみると、あと何点上げればいいのかなど、具体的な数字が出て来ると思います。
学習に最適な「環境」を整えよう
さて、ここまでの話で自分と志望校の間に具体的にどの程度差があるのかが分かったと思います。
ここで皆に考えてほしいことがあります。
そもそも、なぜ点数に差があるのでしょうか?その差はどうすれば埋まるのでしょうか?
まずはあなた自身の問題です。
学校や塾の先生に言われた「九州大学合格に必要」な勉強を100%できていますか?
日々継続的に勉強ができているでしょうか?その勉強は九州大学合格の為の正しい勉強でしょうか?
また、周辺環境はどうですか?
今身を置いている環境は九州大学に合格できるような環境でしょうか?同じ環境で九州大学に進学した先輩はいますか?九州大学に合格する人の生活習慣を考えたことはありますか?
疎かにされがちですが、適切な環境づくりは非常に大切です。
成功しない人というのは、成功している人間がそのためにどんな努力をしてきたかを鑑みない事が多いです。
上手くいく方法があるのなら、先人たちの真似をして、その中で自分に適した方法を考えていくようにしましょう。
九州大学に合格したいならやるべき【受験戦略と計画】
最後に九州大学合格に向けた、具体的な受験戦略と受験計画について書いておきます。
九州大学合格の為の受験戦略
九州大学合格の為の受験戦略として重要になるのがズバリ、
「共通テスト」と「二次試験」での重複科目に重点を置いた学習を心がける
事です。
というのも、九州大学の二次試験では理不尽な難易度の問題が出題されることは少なく、共通テスト対策で培った知識を下積みとし、それを応用する形で二次試験に臨むことができます。
特に共通テストと二次試験で重複する科目の学習を重点的に行えば、高得点を取ることも可能であり、合格の可能性がかなり上がります。
いくつか例を出して考えてみましょう。
⑴ 文学部
先ほど例に出した文学部で考えてみると、「外国語」と「国語」の配点が重いことが分かります。
つまり、この2科目の学習を重点的に行えばいいという事になります。
⑵ 共創学部
共創学部は二次試験で「外国語」と「数学」及び「小論文」が必要です。(※:地歴・公民・理科から3科目選択)
小論文は共通テスト対策とは離れてしまうので科目としての重複はありませんが、
「外国語」と「数学」は共テ・二次試験ともに必須科目なので、この2科目を重点的に学習できると高得点が見込めますね。
⑶ 農学部
農学部の二次試験は「外国語」「数学」「理科」の3科目です。こちらも全て共通テストで必須科目となっているので、
重複科目としてコスパ良く重点的に勉強できると合格へと繋がりやすいですね。
上記はほんの一例ですが、考え方は理解してもらえたかと思います。
九州大学志望者に限った話ではありませんが、自身の志望する学部学科の受験科目をきちんと調べ、効率よく勉強できるよう考える習慣をつけておきましょう。
九州大学合格の為の受験計画
最後に受験計画についてお話します。
細かい教科ごとの受験計画については『受験のホンマじゃろか!?TV』をご覧ください。
受験初期は主要対策科目を3科目に絞る
受験初期については、重点的に対策を行う主要科目を3科目に絞り、基礎固めをしましょう。
各教科インプット教材とアウトプット教材を利用して、基礎内容を2~3ヶ月で完璧に仕上げます。
標準〜応用レベルの問題を演習
基礎が出来るようになれば、次は夏場にかけて応用問題に移りましょう。
ここでは、標準〜応用レベルの問題を演習していくことになります。
問題レベルで言うと、共通テストの少し難問レベル〜二次試験標準レベルの問題です。夏休みからは、主要科目以外の科目も少しづつ基礎を勉強していくことになります。
徹底した共通テスト対策
秋に入ると共通テスト対策をしっかりしましょう。
よく、この時期に赤本を解くカリキュラムになっている受験指導を見かけますが、九大合格に向けた受験戦略の通りここでは、徹底した共通テスト対策を行います。
具体的には過去問・予想問題集を用いた演習とまとめノートを用いた知識の整理を行います。これを繰り返し、共通テスト対策
を迎えましょう。
共通テスト後は二次試験対策
共通テストを終えたら、後は、赤本(過去問)、オープン模試の過去問、設問形式別の特訓を行いましょう。
この段階では特に添削指導が重要になってきます。学校・塾で解答を添削してもらい、九大の二次試験で点数を稼げる答案づくりを学びましょう。
戦略は人それぞれ
これから1年間でやっていく教材選定、月間計画、週間計画、日々の勉強量に細分化し、それをひたすらこなしてください。そうすれば九州大学合格はもう目の前です。
ただし、上記で述べたのはあくまで一般的な受験生に向けた話です。
受験戦略や受験計画は個人で様々です。
上記通りで進んで行ける人も居れば、そうでない人も大勢いるでしょう。その際は、自分に合った微調整・変更が必要になります。
もし、自分でそういった調整が難しいというのであれば、ぜひ一度広大研にお越しください。受験のプロが随時面談を行っています。
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