筑波大学医学群医学類に合格するには?【受験のプロが解説】
みなさんこんにちは!
本記事では、関東地方の名門国立大学であり、先進的な医療研究と地域医療への貢献で知られる「筑波大学医学群医学類」への合格を目指すあなたのために、プロの視点から具体的な受験戦略と年間学習計画を解説します!
医学科合格はどの大学にせよ至難ですから、よく大学の入試制度を調べて勉強計画を立てることが大事になります。必ずこの記事を読んで、何をするべきかを明確にして自分だけの勉強計画を立ててみましょう!
本記事の目次
筑波大学医学群医学類ってどんなところ?
まずは筑波大学の医学群医学類がどんな医学系の学部なのかをみていきましょう。
単に医学部とは言っても、大学によってその特色は様々です。筑波大学では医学のキャリアと地域性に大きな特徴がありますから、自分のやりたいことにあっているかどうか必ず知っておきましょうね!
医学のキャリア
筑波大学医学部医学類は従来の臓器別・科目別教育ではなく、臓器や疾患を横断的に学ぶ「統合型カリキュラム」を導入しています。これにより学生は医学をより実践的に理解することができます。特に基礎医学と臨床医学の連携が強く、低学年次から臨床に関連付けた学習を進めることができます。
また将来、医師として働きながら医学研究者を目指す学生のために、「MD-PhDコース(MD=Doctor of Medicine→医師 とPhD=Doctor of Philosophy→医学研究者の両方を目指すコース)」が設けられています。
さらに学生は早い段階から医療現場での見学や体験学習を行い、高学年次には、診療チームの一員として診療に参加する実践的な臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を通して将来の臨床医としてのスキルを徹底的に磨きます。
立地と地域・他国との関係性
筑波大学は、研究学園都市である茨城県つくば市に位置し、広大なキャンパスと充実した研究施設を持っています。これは、教育・研究活動に専念できる非常に恵まれた環境と言えます。
特に茨城県の地域医療を支える中核病院としての役割を担っており、地域医療に貢献する医師の育成にも力を入れています。地域医療に強い関心を持つ学生を求めていると言えますね。
国際的な交流プログラムも活発で、世界中の大学(ボルドー大学などのヨーロッパ圏の大学、台湾大学やイリノイ大学といったアジア・アメリカ圏の大学をはじめとする)や研究機関との連携を強化しています。将来的に国際的な舞台で活躍したいと考える学生にとっても、多くの機会が提供されています。
具体的にはエディンバラ大学やボン大学への交換留学であったり、先ほど紹介したクリニカル・クラークシップを海外の提携病院や大学と行ったり、ボルドー大学とのダブルディグリーがあります。他にも制度はたくさんありますから、海外での活躍にも興味のある方は必ずHPでチェックしておきましょう!
交換留学先の大学のHPも見ておくとよりビジョンがはっきりしますよ。
筑波大学医学群医学類の入試情報

本記事では筑波大学医学群医学類の入試配点と傾向を徹底的に分析し、次に主要科目と特有の「適性試験」それぞれの具体的な対策法、そして合格を確実にするための年間学習計画を詳細に示します。
医学部合格は緻密な計画の遂行によって成し遂げることができるものですから、
必ずメモをとりながら記事を見てくださいね!
入試の配点
筑波大学医学類は、一般選抜(前期日程)において、大学入学共通テスト(共テ)と個別学力検査(二次試験)を総合して評価されます。その配点と合格ラインを正確に把握することが、戦略の第一歩です。
| 入試区分 | 点数 |
| 共通テスト | 950点 |
| 個別学力検査(二次試験) | 1400点 |
| 合計点数 | 2350点 |
共通テストの入試配点
| 科目 | 配点 |
| 国語 | 200点 |
| 数学 | 200点 |
| 英語(リーディング:リスニング=4:1) | 200点(リーディング160点 リスニング40点) |
| 理科(物理、化学、生物から2科目) | 200点 |
| 社会(1科目) | 100点 |
| 情報 | 50点(100点満点を50点満点に圧縮) |
| 合計 | 950点 |
個別学力検査(二次試験)
| 科目 | 配点 |
| 数学(数ⅢCまで全て) | 300点 |
| 理科(物理・化学・生物から2科目) | 300点 |
| 英語 | 300点 |
| 適性検査Ⅰ(SCT) | 300点 |
| 適性検査Ⅱ(MMI) | 200点 |
| 合計 | 1400点 |
筑波大学医学類の一般選抜の総配点は年度によって変動がありますが、近年は2350点満点であることが多くなっています。
特筆すべきは、二次試験の配点が1400点と、共通テストの950点(情報含む)よりも圧倒的に高い比率を占めている点です。また、主要3科目(数・理・英)の配点合計900点に対し、適性試験だけで500点(約21%)を占めることが最大の特徴です。
この「適性試験」と呼ばれる独特な選抜方法は他の多くの国立医学部とは一線を画しています。筆記試験の学力だけでなく、「医師としての適性」を深く問う筑波大学に合格するには、この独自性に対応した戦略が不可欠です。
筑波大学の入試は筆記試験で多少の失点があっても、適性試験での高得点が合否を左右する、極めて「人物重視」の選抜であると言えます。公立中高一貫校で行われる適性検査の小論文問題とやりたいことは近いのかもしれないですね!
合格最低点を用いた受験戦略
近年、筑波大学医学類の合格ラインは上昇傾向にあります。
昨年度の合格最低点はここ3年の中では控えめではあるものの、それだけ入試のレベルが高くなっていることの裏付けにもなります。実際に過去問を解いてみて75~80%の得点を取ることができるのかを考えましょう。
| 年度 | 配点 | 合格最低点 | 最低得点率 | 共通テストボーダー |
| 2023年 | 2300点 | 1790点 | 77.8% | 84~85% |
| 2024年 | 2300点 | 1849点 | 80.4% | 84~85% |
| 2025年 | 2350点 | 1779点 | 75.7% | 87% |
(※満点や得点率は年度によって変動するため、あくまで目安です。)
合格するために一番大事なのは合格最低点を超えることです。
共通テストのボーダー得点りつと最低得点率は別物になっているのは上の表を見てもらえればわかると思います。
二次試験で何点の得点を取るか、そしてその点数を考えたときに共通テストで何点得点するべきかを自分なりに考えてみましょうね!
今回は総合得点率77%~80%を目指して戦略を立てます。
共通テスト:85%以上(できれば9割近く)→810/950点
二次試験の負担を軽減するために高得点が必須です。また足切りの存在もあるため、どれだけ二次試験に自信があるとしても共通テストの点数は高く取っておくべきです。
共通テストは理系といえど国語・社会・情報を含めた全科目で満遍なく高得点を取ることが求められます。共通テスト対策を二次試験対策の妨げとせず、早期から効率良く仕上げる戦略が重要です。上記3科目は高校1年生の段階からある程度の対策を行うことが可能です。優先順位は理系科目ほど高くはありませんが、長期的に勉強を進めていきましょうね!
二次試験:75%〜80%→1050/1400点
個別学力検査(数・理・英)で75%程度、そして「適性試験」で高い得点を確保することで、合格にぐんと近くなります。数学理科英語の3教科(4科目)を高校1年生から1年生から極めておくことが医学部合格の必須の条件になります。各科目ともに過去問とある程度のレベルの教材を解きこめば一定の点数が取れるはずです。また後で紹介しますね!
なお、筑波大学の英語の勉強法については下の記事で詳しく紹介していますから、チェックしておきましょうね!
主要3科目(4教科)の対策方法

筑波大学医学群医学類の主要3科目(数学・理科・英語)は合計1500点(63.8%)であり、適性試験を除いた筆記試験の核です。ここでの失点は致命傷になりかねません。逆を言えば、ここの理解度が高くなればなるほど医学科への合格の可能性が上がってくるわけですから、早期から戦略的に勉強を進めていきましょう!
今回は最低でも得点率80%を目指すための対策を科目別に解説します。
数学(共通テスト200点 二次試験300点 合計500点)
筑波大学数学の特徴は、数学Ⅲの出題比率が5割以上と高いことです。
大問4題構成(6問の名から4問を選択する形式)のうち、2題が数Ⅲの範囲から出題される年が多く、特に微積分(面積、体積)、複素数平面、極限との融合問題が頻出です。また証明問題や図示する問題も出やすく図形と方程式や漸化式(帰納法を含む)も得意にしておきましょう。
数Ⅲについては問題の難易度が拡大問ごとにぶれて、当たり外れが存在しています。微積分と複素数平面については得点にしやすいのですが、極限については得点の安定感がない事が増えます。
以上を踏まえて高得点を取るために数Ⅲに早期から取り掛かる必要があります。
そもそも、通常の公立高校の場合数Ⅲに取り掛かり始めるのは早くて高2の終わりです。
そのペースで進むと高3の秋ごろまでずっと数Ⅲに取り組むことになってしまいます。
目標としては高校3年生の夏休みまでに、数Ⅲの全範囲(特に微積分、複素数平面)を基礎から応用まで完璧に仕上げる必要があります。具体的には「青チャート」や「Focus Gold」などの網羅系参考書を1冊完璧にするのが良いでしょう。その後は「理系数学の良問プラチカ」や「1対1対応」などで入試レベルの演習を徹底します。
また数Ⅲの高い理解力ももちろん必要なのですが、数Aの「場合の数と確率」や、数B/Cの「ベクトル(特に空間ベクトル)」「数列の極限」は、誘導に乗って完答できるだけの高い演習量を積むべきです。筑波大の医学科受験では、問題を見た瞬間に解法が頭に浮かび、最後まで記述できるレベルを目指しましょう。
答案作成では、採点者が理解しやすいように論理の流れや定義域、場合分けなどを明確に記述する練習を欠かさないようにしてください。答案を書くという目的を達成する上では第三者による添削が必要になります。学校の先生は塾の先生に添削をもらうのも大事です。
また、それだけでは足りないという方は河合塾などが出版しているオープン模試の過去問集を進めるのも良いです。かなり解答基準が細分化されているので、自分の回答の良し悪しを良し悪しを点数化する事ができます。
全体として各問題の難易度が高いというわけではなく、正確に素早く問題を解く力を求められる入試です。計算量が多いので、日頃からミスに気をつけて勉強するのが良いでしょう。
理科(共通テスト200点 二次試験300点)
理科は2科目300点(各150点)であり、合格者の多くが極めて高い得点率を叩き出す高得点勝負のフィールドです。各科目特徴があるので必ずチェックしておきましょう!
物理
物理では、合格ラインの目安として9割程度が挙げられることもあります。力学・電磁気の2分野は毎年必出であり、残り1題が熱力学・波動・原子から出題されるのが典型です。
物理のエッセンスや良問の風を使ってじっくり勉強を始めましょう。2年生の3学期には本格的に取り組み始めてほしいです。良問の風が終了した後は、高3の10月末までに、『重要問題集』のA問題(基礎〜標準)を完全にマスターし、7〜8割の問題が即答できる状態を目指しましょう。B問題(応用)は、志望校の過去問演習と並行して取り組むことになります。
また筑波大の物理は、単なる計算問題だけでなく、現象をグラフで表現したり結果を言葉で記述したりする問題も出題されます。ただ暗記するのではなく物理現象の本質を理解し、それをアウトプットする練習が必要です。
化学
化学は、理論分野(特に平衡、速度、電気分解)の後半の問題が難化する傾向にあります。時間内に解ける問題を確実に解ききり、残りの時間で難問に挑む時間配分の意識を養いましょう。今は絶版になっていますが照井式の理論科学計算がおすすめです(2026年の4月ごろに改訂があります)。
共通テスト後は、数学と同様に10年分以上の過去問演習を通じて、出題形式と時間配分に慣れることが必須です。化学については共通テスト自体の難易度が高いので、過去問に慣れていけば点数は安定していくはずです。
外国語(英語)(共通テスト200点 二次試験300点)
筑波大学の英語は300点と数学・理科と並ぶ主要科目で、長文読解、和訳、自由英作文など、国立大学に典型的な出題形で出題されます。医学系の英文が題材となることも多く、速読力と正確な精読力が要求されます。大学に入ってからも英語を利用することが多い医学科に特有の医学系の文章問題です。「医学部の英語」のような参考書を1冊はすすめて確認しておきたいところです。
医学科合格には高い英語の理解が必要です。
高校2年生終了時までに、「システム英単語」や「ターゲット1900」などの頻出単語・熟語を完璧にし、「総合英語 Evergreen」などで英文法知識を定着させ、初見の英文(地方国公立レベル)を7割理解できるレベルに到達していることが最低条件です。そのためには「入門英文問題精講」や「英文解釈の技術70」を完璧にして、「やっておきたい英語長文の500」を進めておくべきです。
高3春〜夏にかけて、長文読解はほどほどにしましょう。英文和訳・内容説明が中心となるため曖昧な理解では点数が伸びません。先ほど紹介した入門英文問題精講などの基礎の解釈教材に加えて、「英文熟考下巻」などを3周繰り返し、正確な構造把握力を徹底的に磨き上げましょう。英作文についても「ドラゴンイングリッシュ」などを用いてフレーズをストックしておきましょう!
高3夏休みからは長文読解と並行して、英作文(和文英訳・自由英作文)の対策を開始します。医療系のテーマが出題される可能性も視野に入れ、一般的な論説文だけでなく、倫理的なテーマや社会的な問題に対する意見を論理的に構成する練習が必要です。長文読解については市販の問題集だけでなく過去問やオープン模試にも触れておくようにしましょう!
12月の半ばまで基本的に二次試験の演習を進めましょう。共通テストで9割を切ることは基本的にないと思いますが、もし9割に届いてなければ早めに共通テスト対策も始めましょう。
適性試験とは何か?
筑波大学医学類合格の成否を握るのは、この適性試験500点です。学力試験の結果がボーダーライン上にある受験生にとって、この500点でどれだけ差をつけられるかが決定打となります。適性試験は「I(SCT、300点)」と「II(MMI、200点)」の2部構成です。
今回はそれぞれに分けて紹介します。
適性試験 I(SCT)(300点)
適性試験Iは、文章完成法(提示された文章の続きを記述させる形式)が採用されます。300点という配点は、一般的な国立医学部の小論文と比較して破格の重さです。
この試験は「思考力」ではなく「適性」を問うものです。単なる知識や論理展開だけでなく、医師・医学研究者となるにふさわしい倫理観、問題解決能力、論理的思考力が背景にあるかを採点されます。
AI医療、地域医療、多職種連携、生命倫理(尊厳死、遺伝子編集など)といった頻出テーマについて、日頃から多角的な視点を持って考え、自分の意見を整理しておきましょう!
過去問が出回らないため、合格体験談などが掲載されている塾や学校の進路指導室で探してみることをお勧めします。
自分が何をしたくてどうなりたいのかを常日頃から整理しておくことも非常に重要です。物量がかなり多く、その量に圧倒されている最中にその人の本心が現れることを目的とした試験のように見えます。また内容だけでなく筆跡なども評価基準に入るようです。
適性試験 II(MMI)(200点)
200点が配点される面接(適性試験II)は、医師としての資質を見るための最終関門です。筑波大は、志願者の年齢による寛容度が比較的低いとされる大学の一つでもあり(再受験生に対しては特に)、その分一貫した医療への強い意志と人間性が求められます。通常の大学入試に見られるオーソドックスな面接と、「もし〜だったらあなたはどうしますか?」というケースごとの判断を聞かれます。
筑波大学は先進的な研究と地域医療の両方を重視しています。通常の面接において志望理由では、「なぜ筑波でなければならないのか」、「研究医への興味」、または「茨城県を始めとする地域医療への関心」などを具体的に述べられるように準備します。
通常の面接については志望動機、自己PR、医師としての適性(コミュニケーション能力、チームワーク)、医療ニュースに対する意見、高校生活で最も熱中したこと、長所・短所など、典型的な質問に対する回答を事前に深く掘り下げて準備するべきです。
また面接は慣れが重要です。学校の先生や予備校の講師に複数回にわたって模擬面接を行ってもらい、想定外の質問にも冷静に対応できる能力を養いましょう。SNSなどを用いて先輩に連絡を取ってみるのも良いでしょう。特に、圧迫面接に近い形で倫理観を問われる質問にも対応できるように準備が必要です。ケースごとの判断については切羽詰まった状況で正しい判断ができるかどうかを問われています。
適性試験の対策は、二次試験の筆記対策が一段落する高校3年生の10月〜11月頃から本格的に開始するのが一般的です。しかし、小論文のテーマとなる医療知識や倫理観の醸成は、日頃からのニュースへの関心や読書を通じて、早期から意識的に行うべきです。筆記試験で多少のビハインドがあっても、適性試験で高得点(例えば、450点以上/500点)を獲得できれば、一気に合格圏内に食い込むことが可能です。
逆に、筆記試験が完璧でも、適性試験で「適性なし」と判断されれば不合格となるリスクがあることを肝に銘じ、決して軽視しないでください。採点基準がはっきりしない以上、他の科目で多く点数を取るように意識しましょう。
筑波大学医学群医学科に合格するための年間学習計画
筑波大学医学類合格は短期的な勉強で達成できる物ではありません。
各時期にやるべきことを段階分けして、コツコツとこなすことが合格への鍵になります。
今回は
に分けて紹介していきます!
高校2年生までに終えておくべきこと
大前提として医学部に一年間の勉強だけで合格するのは現実的ではありません。人によっては中学校の段階から医学部への進学を目指して勉強を進めています。高校2年生終了段階で完了しておくべきことを紹介しておくので、もし遅れている場合はまずはここから進めてみましょう。焦って無理な勉強をしても内容が理解できず帰って非効率になってしまうことを覚えておきましょう。
英語
英語は他の教科よりも積み上げがしやすい教科です。
学校配布の単語帳(target1900やシステム英単語)は完璧にしておきたいところです。
また、英文解釈の教材を1冊完了させておくと良いですね。
長文読解については学校課題でも十分です。読み直しや音読はお忘れなく。
理科
理科は高校3年生になってからペースが上がることが多いです。
2年生までの内容の総復習を行うのと、YouTubeなどを用いて先の内容に取り掛かるべきです。
塾で先に教えてもらうのも良いと思います。化学は理論の計算を極めておくと受験において非常に有利です。
数学
数学も理科と同様に、3年生に上がるとペースが上がり数Ⅲが進みます。
2年生時点で1A2Bの青チャートやフォーカスゴールドは完璧にしておきたいところです。
また数Ⅲも1/3進めておくと非常に楽になります。
確率数列微積ベクトルあたりはどの大学でも問題になりやすい単元なので、優先的に解き進めるようにしましょう!
高校3年生の夏休みまで
この期間は、主要科目(数・理・英)の基礎固めと応用への橋渡しを完成させる「学力の土台作り」に全力を注ぎます。
数学と理科は網羅系参考書(青チャート、Focus Gold、セミナー、リードα等)を完璧に仕上げます。
特に、数学Ⅲの「微積分、複素数平面」と理科の「力学、電磁気、理論化学」の学習を加速させ、夏休み中に全範囲の1周目を完了させることを目標とします。この時期に、各単元の典型問題を見た瞬間に解法が言えるレベルまで習熟度を高めましょう!
英語は単語・熟語・文法といった基礎知識を完璧にし、精読用問題集(英文熟考やポレポレなど)を複数周解き込み、長文を正確に読み下す力を徹底的に養います。音読をしながら文を読むようにすると、処理のスピードが上がり文の構造が感覚的にわかるようになるのでお勧めです。英作文も非常に大事な要素になるので、基礎英作文問題精講を進めることを強くお勧めします。熟語については速読英熟語を進めると良いでしょう!
夏休み〜10月まで
この時期はひたすら演習です!
二次試験の標準〜応用レベルの問題演習に移行しつつ、共通テスト対策も並行して開始します(特に国語社会情報)。数学・理科入試標準レベルの問題集として「理系数学のプラチカ」と可能であれば「大学への数学1対1対応」を進めましょう。
理科科目は「重要問題集」の B問題までに取り組み、標準問題を確実に解ききる力を養います。目標は、使用教材の7割以上の問題を完璧に解けることです。
英語については長文読解の演習量を増やし、記述問題や英作文の対策を本格的に開始します。模範解答との比較を通じて、論理的な記述力を磨きましょう。オープン模試の過去問を解くのも良いと思います。どうしても過去問だけだと採点基準がはっきりしていないため、実力を数値化することは非常に大事です。読解の問題集としてはハイパートレーニングなどを使うと良いと思います。
共通テスト(国語・社会・情報)は理系科目の学習ペースを落とさずに、国語(古文・漢文を含む)、社会(倫理・政経推奨)の共通テスト対策を集中して行い、8割近くの得点を目指します。隙間時間にちょくちょく解くようにするのが良いでしょう。
11月~共通テストまで
12月までは主要科目(英語数学理科)は記述対策を進めていきます。
学校の方で共通テスト対策は行われますから、その様子を見て記述をいつまで進めるかを決めるのが良いと思います。二次試験の適性検査対策もある程度主要科目が固まったら初めておきましょう。
遅くとも12月の2週目からは共通テストの過去問に取り組むようにしましょう。
数学・理科は計算ミスを防ぐための見直し習慣を身につけてください。
共通テストの出題傾向に特化した、素早い情報取集と知識の結び付けを行う訓練を積みましょう!
共通テスト後
共通テストが終わったら、すぐさま二次試験対策に集中します。
過去問演習として二次試験の過去問を最低でも10年分〜15年分解き、筑波大特有の難易度、時間配分、出題傾向を身体に染み込ませます。特に数学Ⅲや理科の頻出分野は、確実に完答できるレベルにまで仕上げます。イメージとしては2回目といて満点を目指せるように復習を進めておきましょう。
さらにSCTの模擬答案作成を繰り返し、MMTの模擬演習を重ねて最終的な完成度を高めます。ここで手を抜くと、総合得点で逆転を許すことになりかねません。医療系の時事問題の確認も忘れずに行います。
オープン模試や直前模試を通して理解度の最終確認も行なっておきましょう。
合格を掴むための「心構え」と戦略

筑波大学医学類への合格は、単なる学力テストではありません。医師としての適性を見抜く適性試験がある以上、受験生としての心構えも重要な戦略の一部となります。
例えば、主要科目の勉強に比重が偏る一方で、共通テストの社会科目は二次試験の主要科目の学習時間を圧迫しないよう効率的な選択が求められます。膨大な暗記量を要する地歴(世界史、日本史など)よりも、倫理・政治経済(倫政)を選択することを強く推奨します。倫政は暗記量が少なく、短期間で8割近くの点数を確保しやすい科目です。夏休みの隙間時間や秋以降に集中して、講義系参考書と共通テスト演習を組み合わせることで、高得点を目指しましょう。
精神的なタフネスと自己分析
筑波大学医学類に挑戦する受験生は、全国のトップ層です。その中で抜きん出るためには、精神的なタフネスが不可欠です。常に総合点での合格ラインを意識し、共通テスト、二次試験の各科目で「あと何点必要か」を逆算して学習を進める癖をつけましょう。
他の人が休んでいるときに頑張らないと差は埋まりません。特に医学の道へ進む人の多くは努力家です。現状をひっくり返すためには健康な精神を持って地道に勉強するしかないのです。
また、適性試験で問われる「医師としての適性」は、付け焼き刃の知識でごまかせません。なぜ自分は医師になりたいのか、筑波大学で何を学びたいのかを、自己分析を通じて深く掘り下げておく必要があります。これは、面接対策の土台にもなります。
休息と効率
1日に何時間も勉強することはもちろん大事なのですが、同様に休息も重要です。適切な休息を挟みながら、集中力と効率を最大化する学習スタイルを確立してください。
例えば、1日で20時間勉強してその反動で次の日寝込んだら、それは1日あたり10時間勉強したことと変わりません。それどころか勉強時間が増えるほどに人間の集中力と記憶力は低下しますから、非効率的になってしまうのです。
寝坊をしたりだとか、体調を崩したという時には1日や1週間でその遅れを取り戻そうとするのではなく、1ヶ月単位でその遅れを取り戻すことを意識すると良いですね。
まとめ
ここまでいかがだったでしょうか?筑波大学医学群医学類への合格は、最高峰の挑戦です。
しかしこの挑戦は、従来の国立医学部受験対策に加えて、「適性試験」という独特の壁を乗り越える戦略を持つことで一気に現実味を帯びます。ただなんとなく勉強するのではなく、将来のビジョンを持って勉強を進めるようにしましょう!
以下はこの記事で大事なところです。
②数学Ⅲ(微積分、複素数平面)を早期にマスターすること。
③共通テストは85%以上、二次試験は75%以上の高得点を目指すこと。
④適性試験 I(SCT)と II(MMT)の対策を秋から徹底し、500点満点を獲得するための準備を怠らないこと。
これらをしっかりメモをとっていつでも見返せるようにしておきましょう!
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いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでやることが明確になっていればいいのですが、もしそうでないのであれば広大研へご相談ください。
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